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cafe眠り猫へようこそ!
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シーサイドタウンをぶらぶらとして、海岸沿いの辺りを散歩したその帰り道。
(あ、ここ……)
気付くと
桃川 圭花
は、その店――《cafe眠り猫》の前を通り掛かっていた。
(前から気になってたのよね。今日は席が空いてるみたい)
広く大きな窓越しに、それがわかった。
だから圭花は、迷うことなくカフェの扉を開け放ったのだった。
「フレンチトーストと、ストロベリーティーで」
簡潔に注文を済ませて、今度は窓を、店の内側から見遣る。
窓が切り取る楽しげに街を行く人々の姿は、1枚の絵のようだった。
そんなふうにして注文した品を待ちながら、圭花は少し考える。
(散歩の時、この前猫を助けた場所の近くを通ったけど……)
(――あんなことができたのは、なんでだろう)
よくよく考えれば、それは決して安全な行為ではなかったと思う。
(ううん、それだけじゃない。思い返してみると私って、だいぶお節介な人かも)
それっていつから、どうしてだろ?
そんなことを思考する圭花の視界に、ふと、見知った顔が映った。
広い窓の外、ガラス1枚隔てた圭花のすぐ傍を、知っている相手が通り掛かろうとしていたのだ。
迷うことなく、近くの女性店員を呼び止める。
「同じの」
ごく短く追加の注文をして、あとは彼女の反応を確認すらせずに、圭花は窓をこつこつと叩いた。
いつもお腹を空かせているその人なら、きっと店に入ってきてくれるはずだと思ったから。
圭花の知っている、
高野 有紀
先生なら。
そうして、圭花の読み通りに、合図に気付いた高野先生はカフェへと足を踏み入れてくれた。
快活な表情をそのかんばせに乗せて、圭花の元へと高野先生が歩み寄る。
「びっくりしたよ、桃川。どんな用事だい?」
「別に。間違って二人分頼んじゃったから」
高野先生の問いに、圭花は何でもない顔でそう応じた。
カカカカ! と高野先生が高らかに笑う。
「それはうっかりしたね、桃川。ところで……」
私も丁度腹が減ってたところなんだと、高野先生は悪戯っぽく目を細めた。
2人で向かい合って席に着いて間もなくして、注文の品がテーブルを彩る。
ストロベリーティーを喉に流して、圭花は《あの日》のことを思い出した。
(……ユウキ先生を見てると、特別はっきりあの日のことが頭に浮かんでくる)
体育用具倉庫で、高野先生に感情をぶつけた、あの日。
高野先生は圭花の頭をわしゃわしゃと撫でて、憧れの先生の話をしてくれた。
(――先生は、気付くかな。学校で会った時は気付いてるかな)
私、あの日からずいぶん変わったわ、と胸の内に呟く。
例えば、香水も何度か変えた。
(……そういうとこは、気付かない人だろうけど)
それに、この前のテストでは、一番苦手な数学で60点も取った。
……いや、高野先生の担当は体育なのだけど。
(それから、左のピアスも変えたし。これ、好きな人からもらったから……うん)
美味しそうにフレンチトーストを頬張る高野先生へと、
(私、好きな人がいるの、今)
と、圭花は心の中で語り掛ける。そして――ふと、気が付いた。
(……あ、そっか)
私はたぶん、この人に憧れてたから――。
「ねえ、先生」
高野先生が、顔を上げる。
その目が、どうしたのかと聞いていた。
「先生って、やっぱり鈍感よね。笑っちゃうくらい」
「そうか? 感覚は鋭い方だと思うけどな」
「そういう意味じゃなくって。ああほら、やっぱり鈍感」
圭花の矢継ぎ早なからかいの言葉に、高野先生は何故だか嬉しそうに口元を和らげる。
高野先生もまた、何かを思い出したのかもしれなかった。
やがて、食事を終えて店を出る時。
圭花の喉を、自然と震わせる言葉があった。
「――先生、ありがとう」
高野先生は僅かだけ目を瞠り――けれどすぐに、いつものように明るく笑んで、
「わ、ちょっと、やめてよ!」
圭花の頭を、半ばはあの日の再現のように、わしゃわしゃと力強く撫でたのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年07月16日
参加申し込みの期限
2017年07月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年07月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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