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cafe眠り猫へようこそ!
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大天使 天吏
が《cafe眠り猫》へと足を向けたのは、夕暮れ時のことだった。
なんとなく、夕飯をカフェで済ませよう、という気になったのだ。
フレンチトーストとストロベリーティーを注文したところで、
(――あら?)
天吏は、隅の席でぼんやりとティーカップを傾けている
犬杜 初
の姿を見留めた。
水の入ったグラスを手に、初の元へと歩み寄る天吏。
「初ちゃん、こんにちは。ああでも、もうすぐこんばんはの時間ね」
にこり、優しげな微笑を湛えて、そう声を掛ける。
顔を上げた初が、少しびっくりしたような顔をした。
「どうしたの? 随分、驚いてるみたい」
「別に……今日は、よく知り合いに会う日だなって」
「ふふ、奇遇ついでに、折角だから一緒にご飯食べてみる?」
「ご飯……そうね、いいかも。お兄ちゃんに連絡しとく」
言ってスマートフォンを手に取る初の前の席へと、腰を下ろす天吏。
スマートフォンを弄る手はそのままに、初が零す。
「ご飯、外で食べたりするんだ」
「一人暮らしだから、自炊と外食半分半分くらい。初ちゃんの所はどうなのかしら?」
「ういの家は、外食って殆どしないなぁ……お兄ちゃん今頃、慌ててるかもね」
あの人過保護だから、と、初は悪戯っぽく笑んだ。
その笑みに、天吏は笑みを以って返す。
「あ、うい、ご飯頼んでないや。ねえ、あんたは何にしたの?」
「さっき、フレンチトーストを注文したわ」
「じゃあ、ういもそれにしようっと。ちょっと、気になってたの」
初も追加の注文を済ませて、やがて、2人の前に漂う、メイプルシロップの香り。
蕩けるバニラアイスを前に、こくり、初の喉が鳴った。
「い、今更だけど、これを夜ご飯にするのは中々に背徳的だわ……」
「あら? 初ちゃん、ダイエット中なの?」
「一応今は違う、けど……」
「なら、温かいうちに頂いちゃいましょう? ほら、とっても美味しそう」
頷いた初がフレンチトーストを切り分ける前で、天吏はストロベリーティーを口に運ぶ。
ふわり、花が開くようにある記憶が蘇った。
初の暮らす、何でも屋『いぬもり』へと赴いた時のこと。
あの時確か、初は天吏に、天吏が信奉する鴉の神の話をしようとしたのだった。
「――あの時、クローネ様の世界でのお話できなかったわね」
ぽつり、天吏の唇から音が零れた。
虚を突かれたように息を飲む初へと、天吏は灰色の眼差しを遣る。
「初ちゃん。私ね、クローネ様と天界でお話したことがあるの」
自身の父親たるフェニックスの復活を、クローネは阻もうとした。
企みが失敗した後、彼女が語った言葉を、天吏はしかと覚えている。
「彼女は異端者で、独りぼっちだった」
「異端者……」
天吏の言葉を、噛み締めるように繰り返す初。
「だから、彼女がああいう行動をとるようになったかは知らないけど……」
誰の前からいなくなっても、忘れ去られても、私だけは覚えてあげないといけない。
そう思ったのだと、天吏は静かに言葉を紡ぐ。
そうして、少し切なげに笑った。初の目を、真っ直ぐに見て。
「我儘を言うとね、初ちゃんにもクローネ様がいたことだけは覚えていてほしいの」
「覚えて、いればいいの?」
「そう。そして……また逢えたらいいなって、思ってほしい」
ひとりぼっちじゃ可哀想よ、と落とされた天吏の声に、初が俯く。
「……うい、忘れないわ。クローネ様がういの恩人だってことは、ずっと変わらないもの」
小さく震える声でそう呟いた初へと、「有難う」と天吏は言った。
その口元に、微かに笑みを湛えて。
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あとがき
担当マスター:
巴めろ
ファンレターはマスターページから!
お世話になっております、ゲームマスターの巴めろです。
まずは、ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました!
色とりどりの素敵なアクションをお預かりいたしまして、
心に残る日曜日の午後になりますようにと願いながら、楽しく執筆に当たらせていただきました。
それぞれのカフェでの時間、それぞれに佳きものとなっておりますと幸いでございます。
重ねてになりますが、ご参加くださった皆様に心からの感謝を。
この度も、本当にありがとうございました!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年07月16日
参加申し込みの期限
2017年07月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年07月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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