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【入学式】ぴっかぴっかの1年生!
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――はじめましての日(1)
校内見学の途中で合流した
響 蒼留人
を横目に、
高杉 かよう
は声を零した。
「まさか、寮で同室になる奴が同じ学科で同じクラスになるとはなー」
「あ、ああ……」
かようの言葉に一応は応じるも、きょろきょろと辺りに気を配り挙動不審な蒼留人。
ずっとそんな調子の蒼留人を怪訝に思って、かようは首を傾ける。
「お前、さっきからどうしたんだよ」
少なくともホームルームの時は、蒼留人はこんな様子ではなかった。
幾らか心配の色も混ざるかようの声に、蒼留人は改めてかようの顔を見遣る。
(こいつ、結構イケメンなんだよな……こんな奴といるところをあいつに見られたら)
姉の趣味を考えるに、想像するだけでぞっとした。
「響?」
「ああいや、悪い、何でもない。姉が通らないかと気が気じゃないだけだ」
「へ? お前の姉ちゃんってそんなに怖いのか? 姉ちゃんがいる家庭とかなにげに憧れてたんだが……」
「悪いことは言わない、その憧れは今すぐ捨てろ」
真顔で言う蒼留人の目が座っていたので、かようは瞳を瞬かせた後で苦笑する。
「高杉、これは笑い事じゃ……」
「わかったよ、響。それより、響はもう寮に入ってるんだろ?」
「うん? ああ、一応は」
「俺の荷物、夕方頃に寮に届くらしいんだけど、手伝ってくれる?」
構わない、と蒼留人が頷くのに、「助かるぜ」と笑みを返すかよう。
「よし。じゃ、食堂でも行くかー」
そんなこんなで、2人は学食のある北校舎へと向かったのだった。
校内見学の途中、
マーガレット・ライカー
もまた学食へと立ち寄っていた。
日替わり定食のBを注文する。今日のメインは鯖の味噌煮だ。
(やはり、日本食の方が馴染みやすいですね)
マーガレットの両親はイギリス人だが、彼女自身は神戸育ちなのである。
和食の香りに癒されながら適当な席に着いたところで、
「アロハー」
と、声が掛かった。顔を上げるマーガレット。
目の前でにこにことしているのは、快活そうな女子生徒――
ミミ・アハユル
だ。
「ねえ、あなたも新入生?」
「ええ、そうですが」
「やっぱり! ミミも新1年生よ、よろしくね」
「私はマーガレットです。よろしくお願いしますね、ミミさん」
「マーガレットね! うんうん、よろしく!」
料理の乗ったトレイをマーガレットの向かいの席に置きながら、弾む声でミミが言う。
「ミミはハワイから来たの。今、校内見て来たんだけどいい所ねー。ここも綺麗で素敵」
楽しそうにお喋りしながら、ミミは荷物の中からある物を取り出した。その正体は、
「……マカデミアナッツチョコ?」
「そう! 日本人はお土産に絶対これ買ってくから、これ持ってけばいじめられないってグランマが」
食べる? と差し出されたそれを、「ありがとうございます」と受け取るマーガレット。
ミミが、明るく笑った。
「京都は八つ橋、ハワイはマカデミアナッツってのがお約束なんでしょ?」
「ハワイは行ったこともないのでわかりませんが、京都イコール八つ橋という発想は間違いではないですね」
「わ、やっぱりそうなのね!」
ミミが嬉しそうに手を叩く。ですが、と、マーガレットは流れるように続けた。
「和菓子なら水無月なども有名です」
「水無月? マーガレット、詳しいのね!」
「通っていた学校が、京都にあったので」
「なるほど。ミミは八つ橋も名前しか聞いたことがないから、いつか両方食べてみたいかも」
屈託なくミミが笑み零した、その時。
「おー、色んなメニューがあるんだな。響、どれにする?」
新たに学食を訪れたのは、かようと蒼留人だ。
ミミのポニーテールに一瞬びくりとして、振り返った顔に、ほっと息を吐く蒼留人。
「あの人達も新入生でしょうか?」
とマーガレットが零し、「アロハー」とミミが2人に向かって手を振った。
「ええっと、マハロー?」
「高杉、それは『ありがとう』だ」
そんなやり取りをしつつ、注文した品を受け取った2人もマーガレット達の元へ。
互いに自己紹介を済ませたところで、かよう達にもマカデミアナッツチョコが配られた。
「お、サンキュ」
「やった! 俺、甘いもの好きだから嬉しいよ」
蒼留人とかようの反応に、やっぱりグランマが言ってた通りね! とミミが顔を輝かせる。
チョコを頬張りながら、かようが言った。
「ハワイかぁ……そういや、ミミってフラダンスとか似合いそうだよな」
「そう? ありがとう! だけど、フラ部はやっぱ無いみたい」
「あー、フラダンス部は流石になー。けど、俺が甲子園のマウンドに立つ時はそれで応援してくれよ」
ハワイパワーですごい球が投げられる気がすると、かようが白い歯を零す。
つまり、とマーガレットが青の眼差しでかようを見た。
「高杉さんは
野球部
に入る予定なんですね」
「そう! 練習見て来たけど、いい感じだったよ」
ぐっと拳を握るかようへと、お茶を啜りながら蒼留人がちらと視線を遣る。
「ここって、確か
甲子園にも出た
んだろ?」
「そうなんだよ、寝子高野球部ってすごい実力なんだぜ!」
ただ、と、かようの表情が、幾らか難しいものになった。
「なんていうか、全員坊主だったのが気になるんだよな……」
「お前は坊主にしないのかよ?」
「最悪、坊主頭のカツラでも用意しないと、だな」
蒼留人の言葉に、冗談めかしてかようが口の端を上げる。
その様子を、マーガレットは静かに、けれどまじまじと観察していた。
(――2人を見ていたら、BL本の創作意欲が湧いてきました)
そう。マーガレットさん、実は所謂『腐女子』なのである。
(こうなると、響さんの部活もリサーチしなくてはいけませんね)
なんて、その眼差しは蒼留人へと真っ直ぐに注がれて、
(……何だ? 悪寒が……)
と、蒼留人はゾクリとして身を震わせた。その様子を目に、
(時折見せる怯えたような表情もいい感じですね……)
マーガレットは胸の内で、心底満足げに頷くのだった。
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担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
28人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月26日
参加申し込みの期限
2017年07月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年07月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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