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寝子島高校
【入学式】ぴっかぴっかの1年生!
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――ぴっかぴっかの青春を
机や椅子、プリンター等の設置許可を事前に得て。
八神 修
と
椿 美咲紀
、それから
七夜 あおい
の3人は、校門横で撮影会を行っていた。
用意した看板には、『記念写真いかがですか? 無料で差し上げます』の文字。
「あ、お友達になった最初の1枚、どうですか? 高校生活の始まりに!」
看板を気にしている新1年生のグループを見つけた美咲紀が、明るく声を掛ける。
顔を見合わせた新1年生達は、やがて「お願いします!」と声を揃えた。
カメラを手に、美咲紀は悪戯っぽくウインク一つ。
「私とあっちのシュー君は、寝子高
新聞部
なのです。写真撮影はお手の物なのですよ!」
にっこりとして、パシャリ、ぴっかぴっかの思い出を切り取る。
美咲紀が撮影した写真を、修はすぐにプリントした。
そこに写った笑顔に、修の口元も柔らかく綻ぶ。
(俺たちなりの歓迎を伝えよう。今日は一生の記念日なのだから……)
3月、
卒業式で門出を祝った
のと同じように、入学式というこの日にも始まりを祝福したい。
それが、この企画を発案した修の心からの願いだった。
写真を、大切に淡い若草色の封筒に入れる。
修はそれを、「入学おめでとう」と笑顔で新1年生達へと手渡した。
「あっ、これもどうぞなのですよ! 歓迎の気持ちなのです!」
机の上に綺麗に並べてあった栞を、美咲紀が新1年生達に配っていく。
それは、美咲紀がガーベラの写真で作った栞だった。
「わあ……!」
新1年生達が、栞を手に顔を輝かせる。
様々な色のガーベラの花束の写真は、きらきらしいような美しさなのだった。
「花言葉は『常に前進』『冒険心』『希望』などですよー」
色んな意味を持たせたくて、花の色は敢えて統一させなかった美咲紀だ。
写真と栞が入った封筒をそれぞれ大事そうに胸に抱いて、
「先輩達、ありがとうございます! 大切にします!」
と、新1年生達は笑顔で頭を下げて、仲良く一緒に去っていった。
その姿を、美咲紀は誇らしいような思いで見送る。
「新しい生活の1日目を写真に残せば、きっといい記念になるです」
「うん、私も美咲紀ちゃんの言う通りだと思うな」
修の方を手伝っていたあおいが、にこにことして言った。
「今の子達も、すごく嬉しそうだったし。ね?」
「はいなのです! 色々な経験をして、楽しい学園生活を送ってほしいなあ」
2人の会話を耳に、修が微笑む。
丁度、人の流れが途絶えたところで、気付けば暫くぶりに手が空いていた。
修の唇が、音を紡ぐ。
「高校っていうか、学校ってさ、少しの期間しか居られない特殊な場所だと思うんだ」
「長いようで短い、というやつです?」
小首を傾げる美咲紀へと、「うん、まさにそんな感じだな」と修は頷きを返した。
「で、大人になって、ある日気がつくんだ。あの日々が、所謂青春だったのだ……と」
一瞬、抜けるような青空を見上げて、修はすぐに、美咲紀とあおいへと視線を戻す。
「だから、後から思い出せるように、過去に心を飛ばせるように、写真で歓迎したいと思ったんだ」
新聞部っぽいだろ? と修はふふと笑みを漏らした。
あおいが、目元をふわりと和らげる。
「やっぱり、素敵な企画だね。今の修君の話を聞いてて、改めてそう思っちゃった」
「そう……かな。なんだか嬉しいな」
面映ゆいような気持ちが胸に満ちるのを感じながら、修はふっと口元を緩めた。
(冷淡で冷徹な自分がこの1年で幾らかは変われたってこと、だよな)
そんな想いを噛み締める修を前に、美咲紀が悪戯っぽく笑う。
「それにしても、シュー君ってば意外とロマンチストなのです」
「あはは、それはあるかも」
美咲紀とあおい、2人分のくすくす笑いが重なった。
それに、と美咲紀が言葉を続ける。
「青春の下りは、ちょっとジジむさいかもですよ。だって、シュー君もまだ学生なのに」
「ジジむさいって言い方はやめてくれよ、美咲紀。まだ若いんだから」
せめて大人っぽいと言ってくれよな、と、付け足す修。
「ふふ、修君、物は言い様だね」
「って、あおいまで……」
「冗談だよ、冗談。うんうん、確かに修君は大人っぽいよね」
茶目っ気たっぷりにあおいが言ったのに、修は、
「あおい、どっちが本気なんだ?」
と、それこそ大人びたような、優しい苦笑いを零した。
「まあ、俺のことはもういいよ。それより、大人っぽいと言えば2人だって……」
心なしか大人っぽくなったように感じると、修は2人の顔を順番に見遣る。
暫くの間、修は今日から上級生になったあおいの表情に見惚れた。
「……おーい、シューくーん」
ぼうっとなっていた修を、美咲紀が肘で突く。
ハッと我に返り、美咲紀の方へと視線を遣る修。
「シュー君、女性の顔をそんなにまじまじ見るなんて失礼なのですよ」
「ああいや……益々綺麗になったなって、ついね」
美咲紀のツッコミに、修はそんなふうにさらりと応じる。
「やだもう。修君ったら、そんなに褒めても何も出ないよ?」
口元を押さえて、あおいが可笑しそうに笑った。
さて、と、仕切り直しだとばかりに美咲紀がぽんと手を叩く。
「今のうちに、皆で2年生初めての写真を撮りませんか? まずは2人を撮ってあげるですよ」
先輩になって1日目の姿、ぜひ残しましょう! とぐっと拳を握る美咲紀。
「お、いいな、美咲紀。それじゃあ、順番に撮っていこうか」
「賛成! ふふ、いい記念になるね」
修とあおい、美咲紀とあおい、修と美咲紀……。
2ショット写真を撮り終えれば、美咲紀が笑顔で修の方を向いて。
「3人でも一緒に撮ろう! シュー君、三脚も準備してたよね?」
「ああ、タイマーを使おうか」
そうして、最後は3人揃って記念撮影。
「先輩としてがんばろー!」
「だね、頑張ろう!」
美咲紀が元気いっぱい拳を突き上げて、あおいもそれに倣う。
修も慌てて同じポーズを取って、写真はちょっぴりやんちゃな感じの様相に。
プリントした写真を手に、3人は顔を見合わせて笑い合った。
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あとがき
担当マスター:
巴めろ
ファンレターはマスターページから!
お世話になっております、ゲームマスターの巴めろです。
まずは、ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました!
そして、新1年生の皆様。ご入学、心よりお祝い申し上げます。
春です。入学式です。
皆様からお預かりしたアクションと向き合っていると、
こちらの世界は夏の最中だというのに春の風をいっぱいに感じまして、
どきどきわくわくと、弾むような気持ちで執筆に当たらせていただきました。
同時に、PC様方の大切な記念日をリアクションの形に切り取らせていただくのだと、
それこそ新1年生のように、背筋が伸びるような、身の引き締まるような思いもしつつ。
春色の思い出の一頁が、皆様の心に残るものとなっておりますことを願って止みません。
重ねてになりますが、ご参加くださった全ての方に心からの感謝を。
この度も、本当にありがとうございました!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
28人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月26日
参加申し込みの期限
2017年07月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年07月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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