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【入学式】ぴっかぴっかの1年生!
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――意気揚々、学校探索!
腰に手を宛がって、
谷咲 苺喜
は大きな茶色の瞳で辺りを見渡す。
「――さて、と」
入学式を無事に終えて、晴れて寝子高生としての第一歩を踏み出した苺喜。
(これから3年間を過ごす学び舎、ちゃんと見ておかないとね)
という具合で、苺喜は周りの様子にまで目を配りつつ、学校中を巡っているのだった。
また、3年間を有意義に過ごすためには何か目標がいると、苺喜は思っている。
(成績を維持するのは勿論だけど、部活や委員会にも、折角だから打ち込んでみたいわ)
そんな苺喜は、既に何人もの寝子高生に声を掛けて、幾つかの部活を見学していた。
探索しながら片っ端から部活も訪ね、先輩にあれこれ聞いてみようという計画なのだ。
(何が自分に向いてるのかとか、何が楽しそうだとか、そういうのは実際に見てみないとわからないものね)
そう胸に思って頷いた、その時。
「学食、行ってみて正解だったな」
「ああ。……それにしても、あの悪寒は一体……?」
近くを通り掛かったのは、寮へと戻る最中の
高杉 かよう
と
響 蒼留人
だ。
妹でなくて良かったと思いながら、苺喜は2人の元へと歩み寄った。
はじめましての土地、はじめましての学校。
知り合いは多いに越したことはないという心意気を胸に、苺喜は2人へと声を掛ける。
「こんにちは。あなた達、私と同じ新1年生よね?」
「え? ああ、そうだけど」
応じるかようへと、苺喜は笑顔で問いを零した。
「ねえ、今日活動してる部活、どこか知らない?」
「なら、
剣道部
はどうだ? 俺が見学した時は、いい先輩がいたが」
「剣道部ね。わかった、行ってみるわ。ありがとう」
蒼留人の言葉ににこやかに応じて、苺喜は足取り軽く剣道部の部室へと向かうのだった。
新入生を迎えるに当たって、
優木 遥斗
は剣道部の部室を掃除していた。
備品の防具を、日陰に並べて陰干しをし、乾いた布で拭いていく。
何かをしていないと、何とも落ち着かないのだ。
「一年はあっという間だな……」
知らず、唇から音が漏れた。
先ほど部の見学に来た新1年生――蒼留人の顔が頭に浮かぶ。
(入学式当日から見学に来てくれるとは、嬉しい話だ)
遥斗も昨年度、入学早々に寝子高の剣道部に入部した身である。
最初の頃は本土にある自宅アパートから寝子高に通っていたのを、思い出した。
(剣道の練習は、地元の剣道教室にも通っていて……)
途中から桜花寮に入り、本格的に部活動に参加するようになったのはそれからだ。
遥斗は今も、地元の剣道教室と掛け持ちで部活に通っているが、
(勿論、剣道部に対する思いも、それなりに強いつもりだ)
という気持ちで遥斗自身はいるし、そうでなければ、今この場所に彼はいないだろう。
過去や今の自分に思いを馳せながら遥斗が防具を磨き終えた、丁度その時だ。
「すいません、見学っていいですか?」
入口のところから小柄な少女――苺喜が、ぴょこりと顔を出した。
二つに結わえた髪が、寝子高の制服の上でふわりと揺れる。
振り返ってその姿を確かめた遥斗は、
「……ああ、構わない」
と、短く応じた。あまり、自分から色々と話し掛けるタイプではない遥斗である。
部室へと足を踏み入れた苺喜は、好奇心に瞳をぴかぴかと煌めかせていた。
けれど、興味本位という感じでは決してない。
だから余計に、遥斗は新しい来訪者を好ましく思った。
「剣道に興味があるのか?」
「あ、すいません、そういうわけじゃなくて……でも、本気で見学に来ました」
謎掛けにも似た苺喜の言葉に、内心首を傾げる遥斗。
それを察してか、苺喜は少しだけ眉を下げて音を紡いだ。
「実は、部活で何をやろうとか、そういうことは全く決めてないんです」
「なのに、ここに?」
「う、ごめんなさい……」
「いや、すまない。責めているつもりは……どういうことかと、少し気になっただけだ」
謝罪の言葉を口にする苺喜を前に、常より少しだけ早口に紡がれる遥斗の言葉。
それを耳に、苺喜はほっとした顔になって、曰く。
「あの、実際に部活を頑張ってる人の話を聞いて、そして考えてみようかなって思ったんです」
自分に向いているものや楽しそうなものを、自分の目で見極めたい。
苺喜は自分の想いを、歌うような、けれど真摯な声音で語った。
無愛想故、場合によっては『怖い先輩』だと受け取られることもあり得そうな遥斗だが、
(屈託がないな……悪い意味ではなく、気持ちがいい)
と遥斗が胸の内で評したように、苺喜はそういう受け取り方はしなかったようで。
(さっき会った子が言ってた通り、いい先輩に会えたわね)
なんて、苺喜は遥斗の真面目な様子に、密かに口元を和らげていた。
新入生を見守る遥斗の想いは、どうやら後輩達に、真っ直ぐに伝わっているらしい。
その後、剣道場も含め一通りの見学を終えた苺喜へと、遥斗は静かに声を投げた。
自分に手助けできることがあれば、と思ったのだ。
「次に行く場所は、決まっているのか?」
「ええと、それがまだ」
「そうか。だったら……」
他に、本日活動しているのを確認済みの部活を、苺喜へと幾つか教える遥斗。
苺喜は、遥斗の言葉に真剣に頷いて、
「ありがとうございます。行ってみます」
と、花が綻ぶような笑みを零した。
遥斗の目元が、ごく淡く和らぐ。
「……楽しい寝子高生活になるといいな」
「はい、頑張ります」
にこりとして返事をしながら、苺喜は妹のことを少しだけ思った。
(ちょっとくらいは、感謝しなくちゃかしら……)
妹が親が決めた学校以外への進学を熱く主張しなければ、今も2人揃って、過保護な親の元にいただろう。
つまり、親元を離れることができたのは妹のお陰だと言えなくもない。
(バイトとかも、探してみてもいいわよね)
先輩――遥斗に贈られた言葉の通り、この高校生活が、もっともっと楽しいものになるように。
それを自分の手で実現する為にと、苺喜は口元に弧を描いた。
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担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
28人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月26日
参加申し込みの期限
2017年07月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年07月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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