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【入学式】ぴっかぴっかの1年生!
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――新しい一歩を見守る
入学式を終えて帰宅した
史越 奈津樹
は、自室にて一息ついていた。
(お母さん、凄く喜んでたな……よかった)
おめでとう、と自分に言った時の母の顔を思い出す。
本当に高校生になれたんだ! という感慨が改めて押し寄せてきて、
(やっほう! とか叫んじゃいたい気分だな)
なんて、奈津樹はくすぐったいような思いでこっそりと笑った。
メールに気付いたのは、その時だ。
「あ、ウスイさんからだ」
すぐに、メールを開く。そこには、入学を祝う言葉が綴られていた。
高校入学おめでとう、頑張った甲斐あって第一希望に入学できて、本当によかったね。
勉強に、スポーツに、実りのある高校生活をおくってください。
ウスイ
奈津樹はそのメールを、何度も何度も読み返した。
顔を知らない恩人からの、あたたかなメッセージを。
口元が、勝手に緩んだ。
(ウスイさん、やりましたよ、俺。ウスイさんのおかげで、俺は高校へ進学できた……)
奈津樹の家は、あまり裕福ではない。
だから、奈津樹が進学するのも、本来なら難しいことのはずだったのだ。
そんな奈津樹に手を差し伸べてくれたのが、この、顔も知らないメールの相手なのだった。
奈津樹のような境遇の子達を支援する機関を、『ウスイさん』は運営しているのだという。
1週間に必ず1回はメールでのやり取りを、というのが約束事なのだけれど、
(何だか、ちょっと妙なくらい俺の趣味に理解があるんだよな。話が合う大人がいるのって、嬉しいけど)
という具合なので、メールの回数は徐々に増え、今や殆ど毎日のようにやり取りがあった。
色んな話をしたので、奈津樹は『ウスイさん』が寝子高の出身らしいことも知っている。
「っと、いけない。返事返事」
メールは、入学式が終わったくらいの時間に届いていたようだった。
返事を急かす者はいないのだが、御礼の言葉を、少しでも早く伝えたい。
それに、この弾むような気持ちも、恩人と共有したかった。
「送信、と」
ボタンを押す。この、胸いっぱいの想いが、メールと一緒に届いたらいいなと思いながら。
「――さて、返事もしたし今日もネトゲをやろうかな」
今日は、MMO世界のフレンドと一緒にレアモンスターを倒しに行く予定だ。
奈津樹はそのことを考えながら、パソコンへと向かった。
星ヶ丘の自宅にて、
エスカルゴ・臼居
は届いたばかりのメールに目を通した。
差し出し人は、史越奈津樹。
届いたメールは、『ウスイさん』宛てのものだ。
お祝いの言葉をありがとうございます。
凄い裏校歌に思いっきり笑っちゃいましたが、あれはウスイさんの代にもあったんですか?
良いセンスしてますよね!
学校生活、今から楽しみです。
奈津樹が期待に胸を膨らませているのが文面から滲み出ている気がして、
「楽しみ、か。頑張りすぎないで楽しんでね、文月」
なんて、エスカルゴはぽつりと呟いた。
口を突いた『文月』というのは、奈津樹のハンドルネームだ。
インターネットの世界での、奈津樹の名前。
元々、エスカルゴにとって奈津樹は、ネトゲ仲間、かつ引きこもり仲間だったのだ。
(切欠は、あのMMOゲームで僕が作っていたコミュニティだったんだよな)
そこで、奈津樹は引きこもりを克服した。
その後の頑張りの結果として、奈津樹は寝子高に入学を果たした……の、だが。
その頑張りと入学の間に、『ウスイさん』と奈津樹に呼ばれる人物が登場する余地があった。
(この世の中、引きこもりが立ち直っても、なかなかその後、生活が大変な奴が多くて)
特に『文月』――奈津樹の場合は、才能はあるのに、家庭の事情が少々難しいものだったのだ。
(そういうの凄く、もったいなくて)
だからエスカルゴは、『ウスイさん』になった。
自分に出来ることはないだろうかと考え、内緒で支援をしている、という次第だ。
内緒、の言葉通り、奈津樹は『ウスイさん』がネット上の知り合いだとは気付いていないだろうけれど。
もう一度、奈津樹からのメールを読み返すエスカルゴ。
「……このまま頑張って欲しいなー、学園生活」
そして、それを存分に楽しんでほしいと思う。
(そしたら、僕も嬉しい。なんて)
そんなことを思いながら、エスカルゴはパソコンへと向かった。
そうして、いつもの通りに、MMOゲームへとログインする。
広大な世界の中、『エスカルゴ』という名前のキャラクターで約束の場所へ。
先にログインしていたらしいフレンド――『文月』を見かけて、
『おっすおっす』
と、オンラインチャット機能を用いて、エスカルゴは気軽な調子で話し掛けた。
『あ、エスカルゴさんこんにちは!』
『今日入学式だったっけ? どうだったー? どんな学校だった???』
『それが、面白い風習? みたいなのが色々あって。可笑しくって、もう』
『笑っちゃった感じ?』
『そう、でも、いい学校だなあって』
『へー、いいじゃん。詳しく聞かせてー』
そうして『エスカルゴ』と『文月』はレアモンスターの討伐に向かう。
ゲームの話や『文月』――奈津樹の学校の話で、大いに盛り上がりながら。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
28人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月26日
参加申し込みの期限
2017年07月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年07月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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