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【入学式】ぴっかぴっかの1年生!
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――はじめましての日(2)
ところで、と、
マーガレット・ライカー
が何でもないような顔をして言う。
「響さんは、クラブ活動に興味はないのですか?」
「ん? ああ、俺は
剣道部
。結構部員も多いって話だったな」
時折悪寒こそ感じているもののマーガレットの意図には気付いていない
響 蒼留人
が、口元を淡く緩める。
その口ぶりに、
ミミ・アハユル
が小首を傾げて問うた。
「『話だった』ってことは……もしかして、ヒビキももう、部室を覗いて来たの?」
「ああ。先輩から話を聞いてきた。すごく真摯に剣道に向き合ってる感じだったし、楽しみだ」
「ミミはどうなんだ? フラダンス部はなかったんだろ?」
食事の手を止めて、
高杉 かよう
が尋ねる。
ミミが、にっこりとした。
「ミミは
サーフィン部
に入る予定よ。さっき覗いてきたけど、いい感じだったわ」
「サーフィン部? そんなのもあるのか」
島だしな、と得心したように頷く蒼留人を、マーガレットはかようとセットで具に観察し続けている。
(野球少年×剣道少年というのは……まだ書いたことがなかったですね)
マーガレットの脳内で、すごい速さで組み立てられていくプロット。
(完成したらネットにアップしませんとね)
なんて思うマーガレットの中では、既にミミもGL本のネタとしてストックされている。
寸の間妄想の世界へととんでいたマーガレットを、
「ねえ、マーガレットはどこが気になってるの?」
と、何も知らないミミの明るい声が現実へと引き戻した。
涼しい顔で、マーガレットが応じる。
「私は
文芸部
か……あと
美術部
にも少し興味があります」
へえ、と、かようが感心したような声を出した。
「絵も文もかけるのか? すげぇな、今度見せてくれよ」
なんて、かようは瞳をきらきらさせて興味津々だが、
「美術部はやめた方がいいと思うぞ……道を踏み外す恐れがある」
という具合で、蒼留人は美術部を、何かすごく恐ろしい所のように認識しているのだった。
美術部は悪くない、美術部は悪くないぞ蒼留人少年。
そんな蒼留人の複雑な心境も当然知らないミミが、不思議そうな顔になって、くるりと目を丸くした。
「道を踏み外す? ヒビキ、美術部のことを危険な魔窟みたいに言うのね」
「いや、その……」
「一体、道を踏み外す恐れとはどういう意味でしょうか? 抽象的すぎて理解に苦しみます」
マーガレットも、整った眉を寄せて真面目な顔でそんなことを言う。
女子2人に迫られて(?)、僅か身を引き、頬には冷たい汗を伝わせる蒼留人。
(まさか……すでに?)
ぐるぐるとそんなことを思う蒼留人だったが、彼はすぐにその考えを打ち消した。
(いやいや、女子を見たらつい腐女子に見えるのはあいつの悪影響だな)
そう自身に言い聞かせて「悪い、何でもない」と応じたものの、
「もう少し具体的な説明をいただければ……」
と、マーガレットはまだ納得がいかない様子で口元に手を宛がっている。
けれど暫くの後、マーガレットは決意したように眼差しを上げた。
「……いえ。やはり、自分の目で確かめることにします」
「おっ、美人なだけじゃなくてかっこいいんだな、マーガレット」
かようがにっと笑みを零す。
気付けば、各自のトレイの上の食器は、全て空っぽになっていた。
「それじゃあ、そろそろ寮に戻るか、高杉」
「だな。手伝いよろしく頼むぜ、響」
蒼留人の言葉に頷いて、かようは蒼留人の背を軽く叩いた。
「わ、ヒビキとカヨウは一緒の寮なの?」
確かクラスも一緒だったわよねと、自己紹介を思い出しながらミミが言う。
かようが、「そうそう」と頷いた。
「俺と響は、桜花寮ってとこで同室なんだ」
「へー、そういうのいいね」
「まあ、今日からだからまだ初対面みたいなもんだけどな」
かようとミミが和やかに話す中、マーガレットは青の双眸を密かに煌めかせる。
(同室……美味しい設定が増えましたね。いただきです)
マーガレットがそんな具合なのでまたもや謎の悪寒に襲われている蒼留人へと、
「そうだ。なあ、2段ベッドの上、もらってもいいか?」
と、何でもない調子でかようが声を投げた。
瞬間、悪寒のせいだろうか、蒼留人の脳内に「ベッドの上……」とあらぬ妄想が過ぎる。
けれど蒼留人は、気合でそれに打ち勝った。
「……ああ、お前の方がでかいし頭ぶつけたくないよな。構わない」
「よっしゃ!」
「でもお前、寝相は大丈夫なのか?」
2人のやり取りに妄想を捗らせるマーガレットへと、ミミが曇りのない笑顔で言う。
「マーガレットはどこから通うの?」
「私は、星ヶ丘から」
「そうなんだ、いいとこね。ミミは、猫鳴館ってとこ」
結構趣があっていいとこなの、とミミは太陽のように笑った。
「室内をハワイ風にしてもいいし、なんだったらハンモックをかけてもいいって言ってくれたの」
「ハンモックか。すごいな」
「でもね、ヒビキ。あ、それいいなってハンモックかけたら壁がはがれて、ミミ、下敷きになっちゃったの」
「え」
あまりにもデンジャラスな話を受けて、3人が一度にミミを見つめる中、
「日本ってすごいね」
という具合で、ミミはあっけらかんとして笑顔の花を咲かせる。
時計を見遣ったマーガレットが、トレイを手に立ち上がって音を紡いだ。
「今日は、皆さんとお話出来て楽しかったです」
「ミミもよ!」
「俺もだ。最初は、日本語が通じるか不安だったけど」
ミミが元気いっぱいに手を上げて、かようがマーガレットへと視線を遣って悪戯っぽく口元を和らげる。
(共通点はなくても、他愛のない話はけっこう楽しいな。友達になれそうだ)
と、蒼留人も目元をそっと柔らかくしていた。
「これからの学園生活でも、仲良くしてくださると嬉しいです」
「ここで会ったのも何かの縁、ってやつだな」
「ええ、これからよろしくね♪ そうだ、メルアド交換しましょ?」
「アドレスの交換か。ああ、構わない」
そうして、4人は早速、その場でメールアドレスを交換し合う。
「よし、登録完了。皆、これからよろしくな!」
かようの力強い言葉に、マーガレットが、ミミが、蒼留人が、それぞれに頷いた。
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担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
28人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月26日
参加申し込みの期限
2017年07月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年07月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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