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新年度のはじまりはじまり。普通科編
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●静けさの中で
(結局、ここまで来てしまった)
ゆらゆらと人に流れれるように、揺れ着いた先は三夜湖の湖畔。
午後の時間はさっさと帰ろうと考えていた
朝鳥 さゆる
。
自己紹介を終え、心を無に決めてから……いつの間にかここに流れ着いていたとしか思えない。
結局、今さゆるは一人、湖畔に佇んでいた。
湖にはいくつかのボートがゆらりゆらりと漂っている。
楽しく過ごす生徒たち。男女のカップルの姿もちらほら見える。
彼らはきっと、健全で清い交際を経て、正しく愛を育み、友人や家族に祝福され、結婚したりするのだろう。
だが……そんなボートの上の者たちの姿は、さゆるの瞳には映らない。
さゆるの視線の先には、静かで透明感のある湖。……いや、湖すら目に入っていないのかもしれない。
――片篠藍人。
頭に浮かぶのは、今も行方不明な最愛の人の存在。
彼が、自分の隣に居たならば。今の生活は違ったものになるのだろうか。
どんな過去を塗り替える程の、大きな力になるのではないか。
さゆるは頭の中で彼の存在を追い求める。
触れたくても、触れられない。さゆるが伸ばした手は、彼の姿を捕まえたとしても……するりと、蜃気楼のように消えていく。
そっと瞳を閉じ、彼の存在を確かめようとしているうちに……いつの間にか、さゆるは眠りの世界へと誘われていた。
夢の中では、さゆるの手は彼の腕をしっかりと掴むことが出来た。
愛しの人に頬を寄せ、眼差しに愛を込め。
「藍人……」
さゆるの口から、愛しの人の名が零れた
●聞こえる声
――穏やかな寝顔だった。
葉利沢 倫理子
が一人で居られる場所を探していると、湖畔で眠る一人の少女を見つけた。
きっと、最愛の人の夢でも見ているのかもしれない。
彼女の姿から目を離し、倫理子は更に歩みを進めた。
三夜湖に向かう途中、新しいクラスメイトは倫理子に度々声をかけた。
正直、人付き合いに苦手意識を持つ倫理子は、聞かれたことに答えはするものの、自分から話題を振るようなことはせず。
自分でも、輪の中にいることにぎこちなさを感じる程だった。
他のクラスメイト同士、話が盛り上がる隙を見て。倫理子はフェードアウトするように、そっとその輪から離れていった。
病気療養から復帰した身でもある。他の者より体力がないことも自覚している。
朝からの校長の長話や、いつも以上に賑やかに過ごす級友たちの勢いに疲れてしまい。
(誰もいない所へ……)
そんな場所を探し求めるのは、人疲れよりは楽なものに感じられた。
日差しの当たらぬ木陰を見つけ、そっと腰をかける倫理子。
春の一日ではあるものの、夕刻も迫る時間、また日陰であることから、湖から吹き付ける風は倫理子の身体を冷やしていく。
感じる寒さに、倫理子はそっと己の身体を抱きしめた。
ふと見上げれば、九夜山の姿。
(綺麗な山……)
倫理子は表情を変えぬまま、山の見事な景観に意識を奪われた。
美しい自然は、倫理子の心を癒す。
倫理子が寝子島へ来たのは2年前。
彼女の身に起こった痛ましい出来事による心境の変化、周りの人の態度、そして視線。全てから逃げるためだった。
逃げ場所として来たこの島は、2年が経った今でも知らないことばかりで。
だけれど。少しずつだが、寝子島の雄大で有無を言わせぬ美しさに度々感動するのを倫理子は感じていた。
オレンジ色の夕焼けの美しさ。
寝子島を舞う桜の花弁。
美しく穏やかな湖の青と、全てを受け止めてくれそうな九夜山。
心がすぅっと落ち着いて行くのを倫理子は感じていた。
だが、落ち着いた彼女の心に、少しずつ入り込んできた――闇。
火の粉が舞う。
逃げ惑う男たち。
響き渡る高笑い。
度々失う記憶。しかし、記憶を失った後に見られる、夢とは思えない変化。
(何……? 誰が、何をしているの……?)
――私よ、まだ気付かないの?
どこからか聞こえたかのような、声に倫理子はハッとした。
慌てて周りを見渡すも……勿論人の気配はない。
(なんなの……なんなのよ……ッ)
倫理子は、己を抱いていた腕の力を、更に強めた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
金原りく
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
51人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月23日
参加申し込みの期限
2017年06月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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