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新田 亮
は目を瞬いた。乱立する木々が浅い夜を作り出していた。
「結構、暗いな」
無作為に生えた木々が亮を取り囲む。羽付き帽子の鍔を親指で押し上げた。頭上には深緑の空があった。葉が縒り合わさって出来たものだった。
「これが森林世界なのか」
皮鎧の姿で適当に歩く。迫り出した根は大蛇の背のようで歩行には向いていない。亮は跳躍に切り替えた。緑色のマントを翻して徐々に地形に慣れていった。
進路を妨げる小枝等は銃剣の
大蛇
で切り払った。
亮は足を止めた。低い唸り声が聞こえる。一方だけでなく、他方からも重なって聞こえる。
――肉食獣なのか? 一頭だけではないな。
腰に括り付けた小さな袋から指輪を取り出した。魔土の力を宿した逸品を指に嵌める。
万全の態勢で一歩を踏み出した。斜め前の空間から巨大な虎が飛び出してきた。大地に張り付いていた根が悲鳴を上げる。迫り出した土塊が引き千切って虎の腹部を直撃した。悲痛な声で上に飛ばされ、落ちてきた。待っていたかのように岩石で形成された鋭い槍が何本も飛び出し、柔らかい腹部を貫いた。
「……成功を喜べないくらいに悲惨だな」
大量の血を吐いて痙攣する虎に亮は手を合わせた。
周囲の唸り声が大きくなった。濃密な血の臭いが凶行へと駆り立てる。
最初に動いたのは亮であった。獣の本能なのか。一頭が追い掛けてきた。
地面が剥き出しになっているところを亮は駆け抜けた。一頭が牙を剥き出しにして背後に迫り、忽然と姿を消した。否、魔土の力で奈落の底に落ちていたのだ。間もなく甲高い声が穴の底から聞こえて、ぷつりと途絶える。地上の一頭と同じ運命を辿った。
亮は周囲を見回した。敵の姿はなかった。一層、表情が険しくなる。
――まだ、終わっていない。
背後で枯れ葉を踏むような音がした。亮は振り返らずに前を睨む。一頭がゆっくりと近づいてくる。素早く左右を見たが木々に阻まれ、道はない。挟み撃ちの状態に陥った。
前の一頭が足を速める。同調するかのように背後の気配が強くなる。
亮はしゃがんだ。魔土の力で自身の身体を押し上げた。防御と攻撃を兼ねた狙撃台から前方の一頭を狙い撃つ。弾丸の軌道はやや修正されて眉間を中心に五発が命中した。敵は仰け反った姿で倒れた。
背後の一頭に振り返ると木々の中に引っ込んだ。亮は狙撃台で息を整える。最後に肺一杯に息を吸い込んで止めた。
――発動だ!
ろっこんの条件が揃った。サード・フォースが身体能力を三倍に引き上げる。
亮は狙撃台から飛び降りた。一頭が待ち侘びたかのように猛然と突っ込んでくる。銃剣の大蛇を手の中で縦に回した。銃床が虎の顎を真下から捉えた。グシャッと下顎が砕ける音がして腹部が露わになった。
剣の部分が水平に振られた。腹部に朱線が入り、血飛沫が上がる。敵は断末魔の咆哮で仰向けに倒れた。
その声は天にも届いたのか。猛烈な風が地上を襲う。亮は手近の巨木に身を寄せた。近くの何本かは薙ぎ倒された。
緑の空に穴が開いた。その向こうの大空に燃えるような色合いの大型の鳥が羽ばたいていた。地上の戦いに引き寄せられたのかもしれない。
――あの高さだと弾は当たらないな。向こうは風という武器がある。このままだと俺が圧倒的に不利だ。
考えている時間はない。亮は指輪に全てを託した。土塊によって緑の空を通り越し、怪鳥と向き合った。
「こっちだ! 掛かってこい!」
怪鳥は旋回した。一声鳴いて急下降に移る。亮は片方の足を後ろに引いて風に耐える。
「ここだ!」
だらりと下げていた銃剣の大蛇を構えた。限界まで引き付けて全弾を撃ち込んだ。八発が命中。内の二発が目に直撃した。怪鳥は大きく横に逸れて木々の中に突っ込んだ。多くの木が薙ぎ倒され、土煙が上がった。
静かな時が訪れた。亮の勝利であった。魔土の力で地上に戻る。亮は適当なところに座った。額や首の汗を手で拭う。背中は木の幹に預けた。
「疲れたが、良い経験になったな」
木の倒されたところが日溜りとなっていた。見ていると心が和む。
――俺は森と相性がいいのかもな。
「なんか、眠くなってきた……」
軽く頭が上下した。瞼が落ちそうになる。
近くの地面は黒く染まっていた。数ミリ程度の虫が何百という大群で移動している。
その先には汗だくの亮が微睡んでいた。
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グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
バトル
動物・自然
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月14日
参加申し込みの期限
2017年06月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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