this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
さよなら鷲尾先生
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
10
つぎへ >>
chapter.5 覚醒と接近
涼太郎の身に、一体何が起こっていたのか?
よく見ると、側頭部にコブができていた。
どうやら学校の近くをたまたま通っていた時に、グラウンドから飛んできたボールが当たったらしい。
倒れていたところを発見された涼太郎はそのまま保健室へと運ばれてきた……というわけだ。
ちなみに彼、涼太郎は今回の鷲尾先生の騒動の件は一切ご存じなかった。
本当に偶然、ここに居合わせてしまったアンラッキーボーイなのだ。
「うーん……ここは……?」
その涼太郎が、目を覚ます。
視界に白い天井とカーテン、ベッドが入ってきて涼太郎はすぐに気付く。
ここが、保健室だと。
瞬間、彼は戦慄した。
詳しくは割愛するが、以前、彼はこの保健室にてとんでもない目に遭っていたのだ。
簡単にいうと、鼻血とカレーでびっしょびしょになったのだ。
鼻血の理由は、セクシーな鷲尾先生を見て思わず出ちゃったらしい。
カレーはちょっとよくわからない。
わからないしなんで保健室でそんなことになったのかは触れてはいけない。なったものはなったのだ。
「アレ以来、ここのお世話にならないようにしてきたはずなのに……」
このままではあの惨劇がまたも繰り返されてしまう。
一瞬そう思った涼太郎だったが、「そういえば」とあることを思い出した。
「万が一のために、僕にはコレがあるんだった……!」
言って、懐からなにかを取り出す。
それは、色の濃いサングラスと大きめサイズのマスクだった。
「ふふ、僕も成長してるのさ。これで鷲尾先生対策は万全……!」
曰く、サングラスで視界を暗転させればセクシーさに目が眩むこともないし、仮にまた鼻血を出してしまってもマスクをしてれば隠せるだろうということのようだ。
すちゃっ、と早速それらのアイテムを装備する涼太郎。
ベッドから顔を出し、黒のサングラスとマスクの男。
完全に不審者だった。
この後、ベッドから出た涼太郎がある事件を引き起こすのだが……。
まだ、少し先の話である。
◇
不審者といえば、もうひとり。
鷲尾先生を狙う揉み師たち以外にも、怪しい雰囲気の男がいた。
やたら鋭い目つきで、竹刀片手に校内を徘徊するその男の名は、
優木 遥斗
。
遠くからではわかりにくいが、何やらぶつぶつと呟きながら歩いていた。
「スイカ……俺はスイカを守る……」
不審者を通り越して、ちょっとヤバい感じの人になっていた。
彼の名誉のために言っておくと、もちろん普段の彼はこんなヤバいヤツじゃない。
剣道部員で、成績も特に悪くない真面目な生徒だ。
そんな遥斗が、いったいどうしてこんなことになったのだろうか?
それは、彼の正義感と思春期なりの青さのせいだった。
「不審者がいる……!?」
件の噂を聞いた遥斗は、女性が苦手という元々の性格はあったものの、目上の人に対する礼節も重んじている。
健康体のため保健室の世話になったことはほとんどなかったが、先生が困っているなら助けなければ。
そう思った彼は、保健室に詳しい事情を聞きに行っていた。
しかし、そこに彼の誤算があった。
保健の先生って誰だっけ、くらいの認識だった彼は、その時初めて、こんなセクシーでグラマラスな女性が保健の先生だと知ったのだ。
お年頃の少年である遥斗は、無意識に視線が先生の胸へと行ってしまう。
ちなみにお年頃じゃなくても、だいたいの男は胸へと視線が行ってしまう。
——先生を守ろうとしている自分がこんな感覚を持ってはダメだ……!
オスとしての本能に必死で抗おうとする遥斗だったが、土台無理な話だった。
そこで遥斗が取った作戦は、無理矢理にでも目の前の大きな胸を別の何かに置き換えることであった。
——これはスイカ。スイカなんだ。
結果、女性の胸を見てしまっているという罪悪感からは逃れられたが、思考がちょっとななめな方向に行ってしまった。
「俺は、スイカを、守る」
なんだか農家みたいなことを言い出した遥斗は、スイカ泥棒をこらしめる畑の主のような鋭い眼光で校内をうろつき始めたのだった。
竹刀を持っているのは、もちろん不審者を討伐するためだ。
「不審者は他の女子も狙うかもしれない。危険が及ばないようにしなければ……」
大多数の女子は今の遥斗の風貌に身の危険を感じそうだ。が、当の本人はいたって真面目である。
「寝子島高校のスイカは、俺が守るんだ……」
遥斗の危険な徘徊は続く。
◇
同時刻。
鴻上 彰尋
は、不審者を発見していた。
この場合の不審者は遥斗のことではなく、元々噂になっていた揉み師の方である。
「本当にいるんだ……」
しかし、と彰尋は考える。
鷲尾先生を狙っているという人たちは、先生のことが好きであるがゆえに触りたい、ということなんだろうか?
だとしたら……好きな人のを、という気持ちはわからなくもない。
いや、もちろんだからといっていきなり触るのはダメだと思うけれど。
もし。
好きという感情など無しでただ触りたいというだけなんだとしたら。
「……なおさら、ダメだよね」
それは、触られる方の気持ちになればすぐにわかるはず。彰尋はどうにか、それを揉み師に伝えて理解させたかった。
「そのためには、まず現場を押さえてないと」
彰尋はあらかじめ用意していた白衣に袖を通す。
そして自らのろっこん「Actor of Other Mind」を発動させた。
特定の発動条件を満たすことで発動するこの力は、自身を「他人」と周囲に認識させることができる。
今回、彼が使ったのはその進化能力。
発動中にさらに特定の条件をクリアすることで、「見ている者の望む姿として認識させる」ことが可能になる。
平たく言うと、彰尋が変身するわけではないが周りからは彰尋以外の人物に見えるということだ。
その力で彰尋がなろうとした人物、それは鷲尾先生だった。
「あの人たちが私のことを望んでいるなら、あの人たちにはこの姿が『私』として見えているはずよね」
口調も鷲尾先生に寄せて、彰尋が言う。
(もっとも、このセリフを挟むことが能力の条件だったのだが)
「あとは、きっと他の子たちも見回りしてるはずだから……」
自分が囮になっている隙に、捕まえてくれればいい。
そう思った彰尋は、白衣をまとったまま揉み師へと近づいた。
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
さよなら鷲尾先生
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
萩栄一
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
お色気
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月10日
参加申し込みの期限
2017年06月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!