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妄想<ウソ>が現実<ホント>になるところ。それが、らっかみ!
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【あなたが私で、オレが君】
たとえ地球が真っ二つになろうとも、ところによっては平常運転なのが寝子島であります。
まぁ平常と言ってもそりゃあ限度がありますけれど、
「わ、私……呉井先輩になってる!?」
うん。このケースは実にいつもどおりですね、寝子島的に!
とはいえ
白草 朱乃
にとってはもちろん、自分が好きな男の子……
呉井 陽太
になり代わってしまうなどという事態はまったくもって尋常ではないわけで、ひと口に言ってドキドキ大パニックです。
「えっ、え? どっどどどうしてこんな……!?」
鏡を覗き込んでうっかり悲鳴を上げかけた朱乃は、ここがどうやら桜花寮の一室、それも2人部屋であり、同室の男子が静かな寝息を立てているのに気づいて、慌てて声を飲みこみました。
(ええ? ど、どうしたらいいの……、っ!?)
唐突に震えだしたのは、ベッドの枕元に置かれている携帯。朱乃のものではありません……見覚えのあるそれは、陽太のものであるようです。
(あっ、メール……私から?)
送信した覚えのないメールをおっかなびっくり開いてみて、朱乃はようやく状況を飲み込むことができました。
『やっほー、呉井です。オレ、なぜか朱乃ちゃんになっちゃってるみたいなんだけど。もしかして朱乃ちゃん、オレになってたりする?』
(く、呉井先輩と、私が……入れ替わってる? と、いうことは……私のパジャマとか、い、いろいろ見られ……っ!?)
突拍子もない事態を前に、真っ先に意識が向くのがそんなところであるのは、いかにも女の子といったところですけれど。
ともかく静かにメールをやり取りし、まずは情報交換。登校前に一度会って相談する約束を決めると、
「えっと。じゃあ……き、着替えなくっちゃ」
朱乃は照れまくりながらも、陽太の身体を制服に着替えさせていきました。
「……呉井先輩って……こんなの履くんだぁ」
それはもう、陽太も健康的な高校生男子でありまして、全く誘惑が無かったとは到底言い切れません。
にもかかわらず、彼は耐え切りました。誘惑に打ち勝ったのです。完全勝利です!
「み……見ました? 私の……」
「見てない、見てない!」
恥ずかしそうな自分=朱乃の顔にはなんだか奇妙な感じがしつつ、朱乃=陽太は慌てて首を振りました。
「そうですの。呉井先輩になら……その、少しくらい見られても……触られても」
「えっ、何て言ったのん?」
「な、なんでもありませんー!!」
ともかくこうして、すっかり入れ替わってしまったふたり。いつ元に戻るかもわからない今は、どうにかお互いのフリをして過ごすしかなさそうです。
「仕方ないねぃ。何時間か経ったら戻ってるかもしれないし、今はなんとか……頑張りましょうね、呉井先輩♪」
「えっと、そ、そうですね……」
「ほらほら、オレっぽくしないと」
「あっ。そ、そうだねぃ。頑張るよぅ」
どこかたどたどしい、けれど律儀で健気な朱乃の努力に、陽太はこんな状況にも関わらず、ほっこりと和んでしまいました。
それぞれ寝子高と寝子中に分かれて登校し、しばし男子高校生と女子中学生としての暮らしを体験します。
陽太in朱乃は、授業の難しさに四苦八苦……3つも上の学年ですから、無理もありません。けれど後で陽太が苦労しないよう、せめてノートだけはきっちりと写しておきました。
「おー、どーした呉井? 漢文得意じゃなかったっけ」
彼の友人らしき男子生徒に話しかけられて、朱乃はちょっぴりしどろもどろ。
「えっ? あ、えっと、そうですね……」
「『ですね?』」
「あっ、そ、そうだねぃ! 今日はちょっと、調子が悪いっていうか……!」
「マジで? 珍しいなー。俺ここの範囲は予習してるからさ、分かんなかったら言えよな。教えてやるよ」
あっけらかんとしたやり取りに、朱乃は、
(素敵なご友人をお持ちなんですね、呉井先輩。ふふ……♪)
ちょっぴり、楽しくなってきてしまいました。
朱乃が気分転換に、陽太のろっこんで犬のパド君を動かして遊んだりしていた一方。朱乃in陽太はと言いますと、
(女子中学生として過ごすなんて、めったにないぞー)
なんて自分を鼓舞しつつ、朱乃らしい振る舞いを頑張っております。
授業はきっちりとノートを取って、テストに出そうなところには、可愛らしいキツネの絵を添えてあげたりしました。あとで朱乃が見たら、思わずにっこり笑ってしまうことでしょう。
「なんか、今日の朱乃ってさー。ちょっと違うよね?」
「うんうん。なんていうか、こう……ちょっと男の子っぽい?」
「え、そうかなぁ? じゃない、そうですの? いつもと変わりませんよー、ふふふっ♪」
こちらも案外、楽しんでいたりするのでした。
(朱乃ちゃん、普段はこんな風に過ごしてるんだな……)
彼女の普段を垣間見て、とても嬉しく思えるのは、なぜだろう? 陽太はその理由にどこかで気づきながらも、今この瞬間は、朱乃を演じることに集中します。
放課後になっても身体は元に戻らず、ふたりは入れ替わったままもういちど対面し、今日一日の報告を交わしました。
「呉井先輩、バレませんでしたか?」
「バッチリ、大丈夫だよぅ。授業、難しかったでしょ? ごめんねぃ」
「ううん、とっても楽しかったです……! 呉井先輩の、知らなかったところが知れたようで……ふふ。ちょっと嬉しいんです、私」
ぽ、と頬を赤らめたのは陽太の顔ではありましたけれど、朱乃の気持ちは伝わったことでしょう。
陽太の気持ちもまた、きっと彼女と同じであったことでしょう。
「とりあえず、今日はいったん、お互いの家に帰りましょうか」
「そうだねぃ。もし何かあったら、メールしてね」
「はい! あ、でもあの。何もなくても……メールして、いいですか?」
笑いながらぽんぽん、と背中を叩いて、陽太は朱乃の家へ。朱乃は桜花寮へと帰ります。
入れ替わりは今日一日、もう少しだけ続くようです。それはふたりにとって突然のことながら、これが案外、幸せな一日となったのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
109人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月09日
参加申し込みの期限
2017年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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