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妄想<ウソ>が現実<ホント>になるところ。それが、らっかみ!
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【寝子島王道冒険譚】
冒険の始まりは、
レイリー・マクティーラ
の何気ないひと言。
「久しぶりに寝子島に来たけどよ、いつもより荒れてんなぁ。『魔王にお姫さんがさらわれた』とかか?」
「あはは。それはまた、王道なトラブルだね。きっと『お姫さまは、ドラゴンにお城へ連れ去られてしまう』んだよね」
アルレッテ・ザメニス
との気の置けない友人同士なやりとりが、どうやらそれに拍車をかけてしまったようです。
「そうそう。勇者が助けに行こうとするんだけどよ、『四天王が立ちはだかって邪魔してきたり』な」
「楽しいね。じゃあ、こんなのはどうだろう? 『実は、私がその姫なんだ』……なんて言ったら、君は助けに来てくれるのかな?」
「おいおい、それじゃ『俺が勇者』かよ? 仕方ねえな、そん時ゃちゃんと助けに行って……」
……ずばーっ! 巨大な羽音が鳴り響き、真っ暗な影が頭上を横切ったのは、まさしくその時でした。
「っ? なんだありゃ、ドラゴン……? 寝子島ってのは平和な島だと思ってたんだが。妙なことになってるじゃねえか、なあアル……あれっ?」
レイリーは気づきました。かたわらにいたはずのアルレッテの姿がなく、山のてっぺんへと向かって飛び去るドラゴンの後ろ足にがっちりと、白いドレスのお姫さまが捕らえられていることに……つまりお姫さまになったアルレッテが、言葉どおりにさらわれてしまったことに。
「な……冗談がマジになっちまうのか!? 聞いてねえぞ! くそっ、アル!!」
いつの間にやら豪華絢爛、勇者っぽい甲冑に勇者っぽい剣を手にしたレイリーは、迷わず駆け出します。星幽塔に負けず劣らず不思議なことが起こるこの島ですけれど、そこに思いを馳せている場合ではありません。
今、勇者レイリーが成すべきなのは、魔王を倒し、囚われの姫君を無事救出することなのですから……!
「ようこそ、我が城へ! くくくっ。歓迎するぞ、我が花嫁よ」
「いやぁ……できれば遠慮させていただきたいな」
ドラゴンに連れ去られたアルレッテの姿は、九夜山のてっぺんに建つバカでっかいお城の中、いかにもおどろおどろしい玉座の間にありました。
趣味の悪いホネホネでトゲトゲな玉座にふんぞり返っている不健康そうな肌色の男が、いわゆる魔王なのでしょう。手には宝玉のはまった杖を持ち、頭にはにょっきりと大きな角が二本生えています。
寝子島に存在するらしい不思議な力のおかげで、どうやらこんなことになっているようですけれど……それはさておき、今のアルレッテにはひとつ、少々困ったことがありました。
「その艶めかしく豊満な肢体。実にそそるではないか、くくくく」
「……あまりじろじろと見ないでもらいたいものだね。はぁ、本当に私が姫君になってしまうなんて……」
そう……今のアルレッテは中性的な面持ちの男性ではなく、まぎれもない女性! 薄手のドレスにくっきりと浮き出た身体のラインは丸みを帯びて、膨らんだ胸は身を揺するたびたゆんと重く跳ね、伏し目がちな瞳を遮るまつげは豪奢なカーテンのように長く。その姿はまさしく美貌に憂いを帯びた、高貴なお姫さまなのでした。
女体化してしまった影響なのか、魔王のネットリとした視線が注がれると、粟立つような嫌悪感が肌の上を這いまわります。ぞわわとイヤーな感触に、姫君アルが身を抱くと、細身には少々アンバランスなほど豊かな胸がこれでもかと強調されて、魔王の鼻息はますます荒くなるばかり。
と、魔王は玉座から立ち上がるとつかつかアルレッテへ歩み寄り、
「では、さっそく確かめさせてもらおうか。我が花嫁の、滑らかな肌触りを……」
つつつ、と指先が二の腕をなぞり、いよいよトリハダが立ってきたアルレッテはその手を跳ね除けます。
「……触るな」
「おやおや、これは怖い。仕方がない、あまり無粋な真似をしたくはないのだが」
「っ?」
ぱちり、魔王が指を鳴らした瞬間。どこからともなく現れた魔物がアルレッテの両手と両足首へがっちりと金属の枷をはめて、そこに繋がる鎖をぐいと引っ張り、彼……彼女を壁に張り付けてしまいました。
「く……離してくれないか」
「生意気な花嫁には、しつけが必要だろう? なに、苦痛を与えようというわけではない。むしろ、ぐふふ、きもちよーくしてやろうとね……」
なんつーか魔王というよりただの変態ヤローのような気もしますけれど、ともかく乙女の大ピンチ! わきわきと両手を卑猥に動かしながら近づいてくる魔王に、アルレッテ姫は歯がみしながら、頼みの綱を想います。
(レイ……! は、早く迎えに来て……)
「……邪魔するぜ?」
と、その時でした。
どっかーーーん! 玉座の間の大きな扉が根こそぎ吹っ飛んで、もうもうと立ち込めた煙の中から現れたのはもちろん、我らが勇者さま!
「レイ!!」
「よう。助けに来たぜ、お姫さま?」
なんだかあっという間のできごとのようにも思えますけれど、レイリーは見る間にぼろぼろ。どうやらここへたどり着くまでに、激しい戦いをくぐり抜けてきたようです。
「よっよよよ、よくぞここまでたどりついた、勇者よ! あのでも、ちょっと早すぎない? 四天王とかいろいろいたでしょ? もうちょっとこう、姫君とイチャイチャする時間をだね……」
「四天王ォ? ああ、ソイツらにはもうお帰りいただいたぜ。それに残念ながら、俺は勇者じゃねえよ。ただの番犬だ」
「は?」
何を思ったのか、ぽいっと勇者の剣を放り投げたレイリー。床へからからと転がった剣を追いかける魔王の目が点になったのにも構わず、彼はうそぶきました。
「……『今日は、ここでも星の力が使える』みてえだからな。こいつで十分だ!!」
「んぎゃーーーっ!?」
どっかん! 闘士の光を宿した拳が炸裂し、魔王は一発で吹き飛び壁に叩きつけられて、ぐんにょり。すっかりのびてしまったのでした。
かくして、世界……はともかく、アル姫は救われました。
「しっかし、すげえ格好させられたなあ。ははっ、案外似合ってるぜ?」
「それはどうも。スカートというのは慣れないものだね……」
「そうか? ま、確かに、あの不愉快な魔王に着せられた服ってのはいただけねえな。脱いじまえよ」
友人同士の気さくさで、何気なくそう言ったレイリーの言葉に、アルレッテはきょとん。
「……ここで着替えてもいいのかい?」
「あ? 男同士で何遠慮してんだよ。いいに決まってんだろ」
「ふうん。まぁ、私もあまり長く着ていたいとは思わないしね……レイなら、いいかな」
などと言っておもむろにドレスを脱ぎ始めたところで、レイリーも気づきました。
今のアルレッテが、見目麗しい姫君の姿をしていること……胸元で揺れる、隠しようもない豊かな双丘に!
「……!? まッ、待て! やっぱ脱ぐな!」
「? なんだい、今さら。別にいいじゃないか、男同士だし……」
「今は違えッ!! いや別に、女の裸が初めてってなガキじゃねえが……ガキじゃねえんだ、だから脱ぐなよ!!」
「?? なにを怒ってるんだ、君は……?」
ちょっぴり天然気味なお姫さまに、屈強ながらも意外に純情な勇者は、ため息まじりで頭を抱えるのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
109人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月09日
参加申し込みの期限
2017年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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