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がまん大会の時間です!
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――がまん大会、4戦目!
どてらを羽織り、いそいそとこたつの中に入って。
がまん大会の概要だけを把握するや灼熱部屋へとやってきた
リリエル・エーテライト
は、
「では……野菜原さん、負けませんよ!」
と、愛らしいかんばせに、本人的には精一杯キリッとした表情を乗せて宣言した。
そうして――すぐにキリリ顔を崩し、好奇心に煌めく瞳でちゃんこ鍋を覗き込む。
「うわぁ、この鍋、すごいぐつぐついってますね!」
鶏肉、肉団子、白菜、椎茸、ねぎに豆腐。そして、黄金色のスープ。
どれもとびきり美味しそうだけれど、見ているだけで汗が噴き出す。
「うっ、湯気もすごいです……それにこの炬燵ってテーブルの中、熱いです!」
「ペナルティ一つ。唐辛子追加だな」
部屋の隅で読書をしていた
新田 亮
が言った。
救護担当として、一応ルールは把握している亮である。
取り皿にたっぷりと盛られる唐辛子を前に、「はわわ!?」とリリエルは慌てた。
「そ、そういうルールなんですか!」
「……一通り、説明しておいた方がよさそうだな」
リリエルの対戦相手である
野菜原 ユウ
が、「あれ?」という顔をした。
「説明してなかったっけ?」
「うう、聞いてないですよー!」
「あはは、悪い悪い」
やれやれと肩を竦めての亮の説明に、真剣に聞き入るリリエル。
話を聞き終えたリリエルは、成る程とばかりに真面目な顔で頷いた。
「わかりました! これから先は気を付けます!」
「ああ、倒れないよう是非そうしてくれ」
「任せてください! 野菜原さんも、アツイっていったらダメですからね! ……あ」
こうしてリリエルの皿に、再びがっつりと唐辛子が追加される!
「はわっ!?」
と、リリエルはちょっぴり涙目になった。
けれど、まだ勝負を諦めるつもりはない。
「うう……すごく辛そうになりました……でも、まだ負けてませんよ!」
1番手のユウが鶏肉をはふはふと食べ終えれば、次はリリエルのターンだ。
「えっと、私の番ですね。肉団子、おいしそうです!」
箸で掴んだ熱々の肉団子を眺めて、明るい声を零すリリエル。
けれど、一旦取り皿に入れれば、それはやたら真っ赤な物体に早変わりだ。
はふっ、と口に運ぶ。
じゅわっと肉汁が溢れ出し――ているはずなのだが、もう唐辛子の味しかしない。
リリエルの青の双眸に、じわっと涙が滲む。
「うう……トウガラシが山盛りで……からいです……」
けれども、リリエルは5分以内に何とかもぐもぐごっくんとそれを飲み込んだ。
ユウが鍋へと箸を伸ばす中、リリエルは痛む喉を労わるように押さえる。
「喉がひりひりしちゃいます、お、お茶を……!」
くぴくぴくぴっと麦茶を喉に流そうとして、リリエルはぴゃっと跳ねた。
麦茶も、想像していた以上に熱々だったのである。
「これもあ……こほん! 温度が高いです! ……ふぅ」
耐え切った! リリエル、懸命に耐え切った!
ちょっと誇らしいような気持ちになって、リリエルはユウへと興奮気味に声を投げる。
「えっへん! 何とか耐えて熱いっていいませんでしたよ! ……あれ?」
リリエル、見事な自爆。
皿に山と盛られる唐辛子を前に、戦慄するリリエル。
「はわわ! 野菜原さん、おそるべしです!」
ユウは何もしていないのだが、リリエルの中ではそういうことになった。
そうして、がまん大会は(偶にリリエルの自爆を挟みながら)続いていく。やがて。
「ふあああああ」
声にならない声を上げて、リリエルは仰向けに倒れ込んだ。
頬に汗を伝わせながらも、ユウはまだ、しゃきっとして座っている。
この勝負ユウの勝ち、リリエルの負けと相成った。
「も、もうアツイって言っても大丈夫ですよね……?」
は、は、と浅く呼吸しながら、天井を見上げてリリエルが呟く。
一刻も早くこたつから出たい、どてらも脱ぎたい、冷たい物がほしい。けれど。
「うう、私、あつすぎて動けませんー……」
つ、冷たい水もらえますか? と訴えるリリエルだが、
「あー……この部屋、熱いお茶しか置いてないんだよなあ……」
とのユウの言の通り、この部屋にはそれは存在しない。
隣の部屋から持ち込んでも、すぐに生温かくなってしまうだろう。
ふにゃりとなってしまっているリリエルの身体を、
「とりあえず、休憩室に移動だな」
と、亮が手際よく、ふわりと持ち上げた。
ユウが扉を開けて、亮に連れられたリリエルは部屋の外へ。
「で、できればアイスクリームも一緒に……」
うわ言のように呟くリリエル。
周りの空気が幾らかひやりとするのを感じながら、リリエルは思った。
(もうがまん大会はこりごりです……!)
がまん大会はリリエルにとって苦い……もといアツイ思い出になったが、
「おーい、何か冷たい飲み物と……それから、アイスクリームも頼む」
ひんやりと心地のいい休憩室に戻って、リリエルは存分にアイスクリームを楽しんだのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
4人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月05日
参加申し込みの期限
2017年06月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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