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がまん大会の時間です!
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――がまん大会、1戦目!
がらがらがらっ、と扉が開く。
むわっとした空気をまともに浴びて、
花椿 涼太郎
は瞬間、手で顔を庇った。
暫しの後、そうっと手を下ろしてみると。
「――おや、野菜原くんじゃないか!」
そこに立っていたのは、にししっと人懐っこい笑みを浮かべた
野菜原 ユウ
。
所以あって既知の仲であるユウとの偶然の出会いに、涼太郎は麗しく微笑した。
「やぁ、久しぶりだねっ。ところで、これはどういった状況かな?」
問えば、かくかくしかじかと語られるがまん大会開催の経緯と概要。
ふむふむと、涼太郎はしたり顔で頷いた。
「ほう! つまり、皆が暑さを我慢しつつ、流れる汗が滴る様の美しさを競うのだね!」
「うん? ああ、まあ、大体そんな感じだ!」
「美しい僕を、運命がここへ導かずにはいられなかったんだろうね……よしわかった、僕も参加するよ!」
涼太郎独自の解釈によって、美を体現する競技へと昇華されたがまん大会。
ならば参加しないわけにはいくまいと決意する涼太郎を止める気は、ユウにはなかった。
そんなこんなで、涼太郎はユウの代わりとしてサウナも真っ青な暑さの室内へと。
ユウに託されたどてらを羽織って、涼太郎はくるりと華麗にターンした。
「ふふ、どてらを着た僕も美しい……!!」
「いや、確かにイケメンだけど……そういうの、自分で言う?」
同じくどてら着用の
犬杜 初
が、怪訝な顔で言う。
しかし涼太郎の耳には、初の台詞の前半部分しか聞こえなかった!
「はーっはっはっはっは! 当然のことだけれどお褒めに預かり光栄だよ! ええと……」
「犬杜初。一応、よろしくね」
「犬杜くんだね、よろしく! 皆もよろしくね! 僕は寝子島に舞い降りた美しき天使、花椿涼太郎だよ!」
華麗にポーズを決めての自己紹介に、「よろしくね!」と
七夜 あおい
が続いて挨拶をする。
「ところで――美の勝者には、名誉と栄光と褒美が付き物だとは思わないかい?」
「……何か、賭けるのか?」
犬杜 一閃
が、静かな眼差しで涼太郎を見遣った。
そんな一閃へと、春の陽射しの如き笑みを向ける涼太郎。
「そうだな、例えば……僕が勝ったら、僕の実家の駄菓子屋にお手伝いに来てほしいな☆」
「上等じゃない。で、あんたが負けたら?」
「その時は、皆に僕のキラキラ☆サイン付きブロマイドを差し上げようじゃないか!」
「え。ちょっと待ってよくわかんない」
初がつっこむが、涼太郎は「はーっはっはっは!」ときらきらしく笑うばかり。
無言になった一閃とは対照的に、あおいは天真爛漫に、
「ふふ、涼太郎君って面白いね」
なんて、にこにことして、楽しそうに口元に手を遣った。
「……とにかく、早く始めましょ」
「おや? 爽やかに汗を流す美しい僕を見るのが待ち切れなくなったのかい?」
とくと堪能するがいいよ! と高らかに笑い声を響かせる涼太郎を前に頭を押さえて、
「あんたって、ほんと美形の無駄遣いね……いいわ、ルールはちゃんと聞いててよね!」
と、初がルールを説明していく。
涼太郎が頷き4人共がこたつに入れば、さあ、がまん大会の始まりだ。
「鍋って野菜もたっぷりで美容にもいいし、最高だよね☆」
「わ、話がわかるじゃない! やっぱり、多少変人でもイケメンだものね、うん」
「それにお鍋って、いっぱい食べてもあんまり罪悪感もないし、何より美味しいし!」
ちゃんこ鍋の水菜を綺麗な箸捌きを以って頬張っての涼太郎の言葉に、女性陣の声が華やぐ。
噂に聞く女子会に紛れ込んでしまったようだと一閃は思ったが、黙って豆腐をつついた。
「皆は好き嫌いとかあるのかな?」
「私は、美味しい物は何でも好きだよ」
「ういは、甘い物が特に好き! 一閃お兄ちゃんも、割と何でも食べるよね?」
「……ああ」
「成る程成る程。僕は辛すぎるのは得意じゃない、かな……!」
順番に鍋をつつきながら、和やかに盛り上がる一行。
もう何順目だろうか、華麗に鳥団子を食す涼太郎の頬を、清らかな川の流れのように汗が伝う。
残りの3人同様涼太郎も汗だくなのだが、そのかんばせは相変わらず涼やかだ。
「あんた……中々やるわね……!」
初の言葉に、涼太郎は星が散るようなウインクを返した。
(勝敗よりも楽しむこと、美しくあることが大事、だよね☆)
そんなことを思いながら、涼太郎は口元にふっと弧を描く。
「はっはっは、こんな汗の流し方もたまには……いい、ね……!」
そう言ったっきり――涼太郎は、ふらりと仰向けに倒れた。どこまでも美しく。
「りょ、涼太郎君!?」
「ちょっと、イケメン! あんた、全然堪えてないみたいな顔してたじゃない!」
あおいと初が慌てた声を出すのを、涼太郎は、一閃に抱き起こされながら遠くに聞いた。
涼太郎、本人が自分の限界に鈍いタイプなのである。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
4人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月05日
参加申し込みの期限
2017年06月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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