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がまん大会の時間です!
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――がまん大会、5戦目!
リリエル・エーテライト
達と入れ替わりで、がまん大会部屋に足を踏み入れた
綾辻 綾花
と
七夜 あおい
。
「わ、本当に暑いですね。……あ、まだセーフですよね?」
「うん。勝負は、どてらを羽織ってこたつに入ってから」
目を丸くした後に付け足された綾花の言葉に、あおいが笑顔で応じる。
早速頬を伝う汗を拭って、綾花も花咲くように笑った。
「これは、本当にダイエットになりそうですね」
「ふふ、そうだね。だけど私、鍋をいっぱい食べちゃったからなあ……」
瞳をきらりとさせる綾花と、うむむと唸るあおい。
ちょっぴり難しい顔をするあおいの姿に、綾花の唇からくすりと音が漏れる。
「あっ、綾花ちゃん、今笑ったでしょ?」
「だって、あおいちゃんったら……」
仲良し同士、楽しい会話が尽きることはないが、このままでは暑さに消耗するばかり。
2人はいそいそとどてらを羽織って、こたつへと「よいしょ」と入った。
「うわあ、何度入っても、これは……」
「猛暑のよう、ですよね」
「うんうん、そんな感じ!」
早速NGワードを口にしそうになるあおいを、さりげなくカバーする綾花。
そうして綾花は、にこっ、とあおいへと笑み掛けた。
「汗が止まらない温度ですが、楽しみましょうね、あおいちゃん!」
「うんっ!」
「無理し過ぎないように頑張ろうね」「うん、そうしよう!」
そんな、和やかな雰囲気の中始まったがまん大会。
1番手となった綾花は、ちゃんこ鍋へと箸を伸ばした。
掴んだのは、大きめにカットされた鶏肉だ。
ほっこりと美味しそうだが、じゅわっと染み出る肉汁と染み込んだ出汁がどうにも熱い。
「わ、これはまた格別あたたかいですね……でも、味は美味しいです」
「そうそう、すっごく美味しいの! それにしても綾花ちゃん、語彙が豊富だね」
「禁断の言葉を言ってしまわないように、気を付けてるんです」
次はあおいちゃんの番ですね、と綾花。
綾花に促されて、あおいは箸で掴み取った人参をはふはふと口に運んだ。
「あはは、汗が止まらなくなっちゃう」
手で顔を煽いで苦笑するあおいを前に、「無理は駄目ですよ」と綾花は言う。
「うん、気を付けるね。……綾花ちゃんは、まだ余裕がありそうだね」
「猫鳴館にはエアコンがなくって、真夏も扇風機のみですから。こういう気温にも強いんです」
そう応じて椎茸をもぐもぐとし――綾花は、ふるりと震えた。
「……綾花ちゃん?」
「あおいちゃん、私もう、我慢できません!」
言うや、綾花はバサッ! とどてらを脱ぎ捨てる。
あおいがくるりと目を丸くする中、綾花はにこりと微笑んだ。
「脱衣は厳禁でしたよね……これで、膝の上ににゃんこ追加です!」
「あ、綾花ちゃん、そんな……!」
「砂漠のような気温でも、にゃんこには会いたいんです!」
どてらを着直した綾花の膝の上には、ルール通りに猫が一匹追加される。
部屋の暑さや鍋の熱さとは異なるほこほこと幸せな温もりに、
「にゃんこ……幸せです……」
と、うっとりとして呟く綾花。と、その時。
――がらがらがらっ。
扉を開けて現れたのは、
鴻上 彰尋
だ。
「ええっと、これは……」
猫の癒しオーラに飲み込まれていた綾花が、ハッと我に返る。
「あっ、がまん大会に参加希望ですか?」
「がまん大会? ああ、成る程それで……」
茹だるような暑さの意味に納得して頷き、彰尋はあおいへと声を掛けた。
「ええと、お疲れさま、あおいさん。制服姿って割とハンデだよね……」
「あはは、そう言われれば結構キツイね、制服」
彰尋の言葉にその通りだと笑って、あおいは肉団子を頬張る。
入り口付近に立ったまま、彰尋がついその様子を眺めていたその時、扉がまた開いた。
「うわっ、なんだこれ」
「煩いぞ来島。それにしても、なんだこの暑さは……」
現れたのは、
来島 アカリ
と
獅子目 悠月
だ。
悠月の「煩い」発言を切欠に早速睨み合ういつも通りの2人の様子に、苦笑する彰尋。
「がまん大会開催中、だそうだよ」
「がまん大会……? わざわざ暑い思いをして何が楽しいんだ?」
「えー……何でそんなことしなきゃいけねーわけ……?」
こんなことしてねーで帰るっつーの、と身を翻そうとしたアカリへと、
「やる前から逃げるとは。素直に負けを認める姿勢だけは立派だな」
なんて、挑発の色を隠す気もない台詞を投げる悠月。
(……あれ? 悠月君も乗り気じゃなかったんじゃ……?)
寸の間胸の内で首を傾げた彰尋だったが、2人の仲を考えれば、まあ起こりそうなことだ。
殆ど常に張り合って喧嘩している悠月に馬鹿にされたとあっては、勿論アカリも黙ってはいない。
「――あ? なんだって?」
「何だ、もう一度言ってやろうか? 負けを認める姿勢だけは立派だと……」
「誰が負けを認めるって? こんなんで俺が、獅子目になんて負ける訳ねーっつーの」
「口だけは相変わらず達者だな。俺が、来島より我慢強くないわけがないだろう」
売り言葉に買い言葉。最終的には、
――勝負だ!
という2人の声が被るのも、様子を見守っていた彰尋が予想していた通りである。
「先にギブアップした方がデザートを奢ること。異論はないな?」
「あるわけねーだろ。つーか、俺はギブアップしねーから関係ねーけど」
悠月が不遜に言えば、アカリが噛み付くように応じる。
悠月の榛色の眼差しが、キッと彰尋へと向けられた。
「鴻上。丁度いい、審判をしろ」
「え? 俺が?」
問い返されて、悠月はごく仄かに、けれどどこまでも艶やかに口の端を上げた。
「負けた方がデザートを奢る約束だからな。鴻上達にも振る舞ってやるぞ、来島の金で」
「勝手に決めつけんな、奢るのはお前だっつーの」
またも睨み合う2人を前に、彰尋はちらとあおいの方を見る。
「ええっと……デザートを奢ってくれるそうだし、せっかくだからあおいさんも一緒に振る舞われない?」
「それなら、同じ条件で私達も参加するのってどうかな? 勿論、彰尋くん達がよければだけど」
「おっ、丁度いいじゃん、それ。2人ともよろしくな」
彰尋が応じるより先に、アカリが答えた。
にこにことしているあおいを見れば、彰尋とて断れるはずもなく。
(勝ったら本当は、シャワーやタオルが欲しいところだけど……)
「――うん、頑張ってみよう」
そう思い決めて、彰尋は改めてあおいを見遣った。
「だけど、あおいさん大丈夫? 連戦になるけど……」
「うん、ちょっと休憩させてもらえたら。綾花ちゃんと一緒に涼んでくるよ」
ね、綾花ちゃん、と言い掛けて――ぱっと目を見開くあおい。
「あ、綾花ちゃん!?」
「うう……にゃんこ、あったかいです……」
うわ言のように呟く綾花の顔は、既に真っ赤になっている。
猫の幸せ色の温もりは、暑さには強いはずの綾花をいつの間にか芯から温め切ってしまっていた。
すぐさまこたつをとび出して、綾花を立ち上がらせようとするあおい。
「綾花ちゃん、しっかり! ほら、隣で一緒に休憩しよう?」
皆手伝って! とのあおいの声に彰尋達も動き出す。
「一緒に冷たいアイス食べようね。あ、それよりスポーツドリンクが先かな……」
「あおいちゃん……にゃんこも……」
「うん、猫さんとも一緒に遊ぼうね、綾花ちゃん!」
そうして無事救出された綾花は、あおいと共に、猫と一緒の楽しい時間を過ごしたのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
4人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月05日
参加申し込みの期限
2017年06月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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