this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
カフェつくりゃんせ! ~世界にひとつだけの店~
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
■カフェづくり、がんばリリエル!
「はわわ! 地上のキカイってこんなことができるんですね! すごいです!」
持ち前の機械音痴ぶりを(いい方向に)発揮させつつ、
リリエル・エーテライト
は仮装カフェ空間を見回した。
いくらなんでもそれほどじゃあありませんよと言いたいが、あと十年も待てばホントにそういうゲームができそうな昨今である。VRカフェくらいならもうありそうだし。
とはいえ。
「全部私が考えるんですよね。わかりました……お客さんがすごいって思えるようなカフェをつくりましょう!」
腕まくりをして、リリエルは内装ウィンドウに手を翳した。
純真無垢が羽を生やして歩いているような子である。
カフェと聞いて思い浮かぶのは、窓から日の差す静かなお店だ。白い家具とレースのカーテン。可愛い置物とちょっぴりオシャレな食器類。
流れるように白いカフェ空間を作ってみてから、口に指を当ててうーんと首を傾げた。
真っ白すぎるとかえってまぶしい。
所々花柄のカーテンや壁紙を入れ、窓を出窓にしてみる。
カフェカーテンで上半分をレースでしきってから、出窓にネコの置物を置いてみた。
「地上ではネコさんの置物をお店に置く風習があるんですよね……」
なんて。
内装が決まったら次はメニューだ。
折角だからおもしろそうなことをやってみよう。リリエルはわくわくとチョコペンを走らせると、パンケーキに花丸や誰かの似顔絵を描いてみた。
「内容はシンプルに、紅茶とコーヒー、それにいろんなパンケーキですっ」
美味しいお茶とふんわりしたパンケーキ。
誰もが思い浮かべる、あの心安らぐ空間だ。
メニューを整え、リリエルは早速ドアに『OPEN』のプレートを下げた。
「やあリリエルちゃん! お店出したんだってえ?」
やってきたお客さん第一号は金髪の騎士だった。
名を
ゲース・アイルンアルム
。
リリエルとおなじほしびとである。
「いらっしゃいませ! 嬉しいです、ゲースさん!」
「うおお……」
ご想像いただきたい。
白いテーブルとレースカーテンの静かなカフェで、翼のはえた金髪の少女が出迎える光景である。
まぶしさのあまり目が潰れるかと思った。
とは、言い過ぎだろうか。
「きれーな店だなあ。リリエルちゃん、えっと」
何か色っぽいことを言おうとしたが、真っ白清らか光線を浴びたばかりのゲースは語彙力が死んでいた。
「すげーきれーだ」
「ありがとうございます! さ、座ってください。ご注文はなににしますか?」
言われるままに座り、コーヒーとパンケーキを注文する。
嬉しそうな笑顔で応え、キッチンに入ってパンケーキを焼き始めるリリエル。
小さなカフェゆえか、カウンターごしにキッチンの様子がよく見えた。
コーヒーのいい香りに、小麦が焼けるあの香りが混じる。
なんかもう毎日こうしていたい気分にかられたが、その時間も永遠ではない。
できあがったパンケーキとコーヒーを持ってリリエルがやってくる。
「おうサンキュー。どれどれ……おお」
四捨五入して四百年くらい生きてるゲースだが、思考は大体アラフィフである。
そんな彼のもとへ、自分のかわいい似顔絵がチョコでかかれたパンケーキがやってくるさまである。
なんか心が洗われた。
こうしてイケオジは天使のようなカフェを堪能してチップを置いて帰りましたとさ……とはならないのがゲースクロニクルである。
「やべっ」
お会計の紙を持ってたつリリエルを前にして、ゲースは懐に手を当てていた。
急に胸が苦しくなったわけではない。
あるはずの財布がなくなっていたのである。
「どうかされましたか?」
純真無垢の塊みたいな顔で首を傾げるリリエル。
ゲースはカタカタと震えながら、虚勢100%配合の笑顔で振り返った。
「あーっ、忘れてたわー! 俺カフェのお手伝いに来たんだったわー! スタッフになりに来たんだったわー! うっかり接客されちゃったわー! っかー!」
「それは……助かります! 一緒に頑張りましょうね!」
普通はだませない演技も、サッパリと信じちゃうのがリリエルであった。
まぶしさに目が潰れそうだった。
それからカフェは大繁盛である。
義手をフルに活かしてパンケーキとコーヒーを運ぶさまは奥様方に人気を博し、トレーを軽やかに操りながら元気にぴょこぴょこ動き回るリリエルはおじさんたちのハートをわしづかみにした。
「ウェイター歴90年は伊達じゃないぜ。家庭的なイケオジとして更にモテちゃうなあ」
あごひげを撫でてにんまり笑うゲース。
なんだかんだでたっぷり楽しんだ、少女とおっさんであった。
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
青空綿飴
ファンレターはマスターページから!
カフェとひとくちに言っても色々なものを思い浮かべますよね。
けどどのイメージにも共通するのが『くつろぎ』という要素で、自由にデザインしていくことでそれぞれの持つ『くつろぎ』のイメージが露わになっていくのでございます。
そして同時に、皆さんのもつ人間的な魅力もまた、露わになっていくのですね。
皆さんの描く色々なアイデアカフェ。とっても素敵なものばかりで、実際に行ってみたくなるものばかりでした。
きっと、とても素敵な時間を過ごせるのでしょうね。想像するだけでも、なんだか幸せな気持ちになりますね。
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
カフェつくりゃんせ! ~世界にひとつだけの店~
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
青空綿飴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月04日
参加申し込みの期限
2017年06月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!