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【星幽塔】第十二階層 獄炎の狂える竜
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● 火口、クリムゾンの足止め
時間を少し巻き戻す。
漆黒の岩窟を左に進み、さらに右手に折れて火口をぐるり囲む道に出た
服部 剛
、
鎌八 まもる
、
椿 美咲紀
、
新田 亮
、
水上 桜
、
八神 修
の6名は、ムッと立ち込める熱気に眉をしかめた。夏朝が足音を忍ばせて採掘場の方へ回り込むのを見送って、一同火口を覗き込む。深く落ち窪んだ溶岩池は、真っ赤に煮えたぎり泡立っている。上を見れば、噴火で開いたであろう穴から、白い煙がもうもうと稲妻走る空を目掛けて立ち上っている。
溶岩の中で巨大な深紅の生き物が身じろぎした。
「あれが……狂炎竜クリムゾンやな」
剛はごくりとつばを呑んだ。
巨大だ。まるで小山のようだ。
クリムゾンは眠っているらしく長い首を翼の方に曲げて分厚い瞼を閉じている。
ふしゅー、ふしゅー、と規則正しい寝息とともに、牙の隙間から炎が漏れ出る。
美咲紀は先端に白い翼が模られた片手杖をぎゅっと握る。
「怖い……けど、元は善い竜だったのですよね」
「そうらしい」
修は美咲紀の肩に手を置いて勇気づけた。
「味方はもちろんだが、できれば竜も傷つけたくないな」
修はまず、魔水の光の力で、味方の身体に水魔法かけて保護した。
「気化熱で涼しく感じられるはずだ。それと、炎のブレスに対して水の膜を張るのは避けるほうがいい。一気に蒸発して、蒸気でサウナ化する可能性がある」
一同、頷きでそれに応える。
と、剛の相棒、黒銀の竜アルスが何かを報せるように鋭く唸った。
クリムゾンの瞼が、開かれようとしている。
次の瞬間!
クォォォオオオオオオオォォォォォ!!!
クリムゾンは長く咆哮し、翼を広げた。侵入者に気づいたのだ!
剛は第三階層の農場で獲れた
核熱トマト
や
金剛オレンジ
を混ぜて作った
トマオレクッキー
を口にほおり込み、攻撃力や防御力のアップを図る。
その間に桜が冷静にクロスボウに矢をつがえ、放つ。
しかしクリムゾンは炎のブレスで矢を焼き払う。
「ッ、そんな」
かなりタイミングを計らないと当たらなそうだと悟り、すぐに場所を移動する桜。
スナイパーは同じところに留まっていてはいけない。火口のぐるりに隠れる場所はほとんどないが、クリムゾンだって360度をいっぺん見れる視野は持っていない。後ろを取らなければ。
「スパイダースバイダー!」
桜のための時間稼ぎをするかのように、まもるがろっこん<クモ男>を発動させ、手のひらから粘着糸を放つ。糸を対面の壁に粘着させると、一気に火口へと身を躍らせる。クモ男のアクロバットだ!
「お目覚めかい、クリムゾンの旦那。あんたは普段はいい奴だって聞いたよ!」
振り子のように空中を移動しながらまもるはクリムゾンに語り掛ける。
クリムゾンは喉を膨らませ、まもるを炎で焼き払おうとする。
しかしまもるは手のひらからふたたび糸を放ち、別方向へと振り子移動する。
「旦那に今、ここを動かれるわけにゃいかねぇんだ。わかんだろ、わかるよな?」
クリムゾンの喉元の鱗の隙間から細かく炎が漏れる。言葉が届いているようにはとても見えない。瞳孔が縦に細くなった金の瞳は、只々、まもるを焼き殺そうとしている。
炎のブレスが放たれる。しかし粘着糸でアクロバット移動するまもるを掠めはしない。
クリムゾンの竜生の中で、このような動きで自分を翻弄するものはなかった。
だから、狙いをつけあぐねている。
そして、まもるは怯まない。
「なに、退屈はさせないさ。オレが、いや、オレ達が、クリムゾン足止めゲームで遊んでやる」
まもるは蜘蛛の刻印も美しい
星のリボルバー
に、カットダイヤに似た木の実、モグラダイヤを装填した。
「あんたが、もうちょいおとなしかったらチェスでもやって時間をつぶせたのにな」
放つ。
煌いて。
クリムゾンの瞳が今までとは違う色合いにギラリと光る。この炎の竜は、光物に目がないのだ。黒い光のせいで狂ってはいても、元からの習性には逆らえない。ブレスを吐くのをやめ、モグラダイヤを目で追う。モグラダイヤは鋭い爪のついた指先をすり抜けた。惜しそうに吐かれる蒸気交じりの息。
「ほんま強欲なやっちゃなあ!」
竜騎士・剛はアルスの背に乗り、クリムゾンの周りを飛んで、咆哮と衝撃波で挑発する。
クリムゾンは今度はそちらに気を取られる。
すると桜が後ろからクロスボウで矢を放つ。クリムゾンが振り返ると、もうそこに桜はいない。
代わりにまもるが目の前を横切りモグラダイヤの弾を撃つ。この繰り返しだ。
まもると剛と桜の攻撃は、即席ながらすばらしい連携だった。
これならしばらくクリムゾンの気を引いていられそうである。
その間、修と亮と美咲紀は、修の立てた作戦について小声かつ早口で話し合っていた。
「要は誰かがオーブを灯せば、クリムゾンも正気に戻るのではないかと思うです」
「俺もそう思う。だからこそ竜は傷つけずに生き埋めにしたい。新井にも手伝ってほしい。作戦はこうだ……」
耳打ちされ、亮はふむふむと頷く。
「俺や、俺が持ってきたアイテムが役に立ちそうだな。よし、手伝うぜ!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月02日
参加申し込みの期限
2017年06月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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