this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【星幽塔】第十二階層 獄炎の狂える竜
<< もどる
1
2
3
4
5
…
14
つぎへ >>
● ゴブリンの寝床戦
右手に進むと、広さのあった漆黒の空間は徐々に狭まり、細くくねった道となった。頭を屈めてさらに進むと、ギャ、グエ、という声と、獣くさい匂いが漂って来た。ゴブリンの気配だ。かなり数が多そうである。
「みんなストップ。様子を見てみよう」
白き戦隊ヒーロー、ザ・ストレイトこと
風雲児 轟
が慎重に仲間の歩みを手で制せば、慎重な
鮫ノ口 礼二郎
が斥候役を買って出る。
細い道の先には、巨大なホールのような空間が広がっていた。天井は高く、床面は岩肌むき出しでごつごつしてはいるものの、ほとんど平らと言って差し支えない。その空間に、小鬼のような黒いゴブリンがひしめいている。寝床とはいうが、床に転がって寝ているゴブリンは半数ほどで、もう半数は食べたり遊んだりケンカをしたりしているようだ。その様子は、どこか蟻の巣を思わせた。
礼二郎の身体を盾のようにして、彼の背後から
リリエル・エーテライト
と
メリィ・ランページ
がひょいひょいっと顔を出す。
「たくさんゴブリンがいますね……」
「わあー、うじゃうじゃいる! でも、腕が鳴るってもんよー」
礼二郎はふたりのやりとりに目を丸くする。並の女子なら悲鳴を上げそうな状況なのに、このふたりの可愛らしいほしびとの少女たちは、この状況を楽しんでいるように見える。
女の子という生き物は謎が多い。礼二郎は戸惑いながらふたりに尋ねる。
「ゴブリンたち、緊張感ないな。どうする? もう少し様子を見るか?」
「いえ。先手必勝。こっちから仕掛けましょう! 仲間のみなさんがクリムゾンさんの足止めしてくれてる隙に、出来るだけ先まで探索したいですしね。――メリィちゃん」
リリエルは、傍らの虎の子メリィに目配せする。
「私が魔法でドーンとするから撃ち漏らしたゴブリンをよろしくです!」
「了解!! あたしに任せて!」
リリエルとメリィは同時にひと息吸った。
魔土の光の宿った黒い手袋をはめて両手を前に翳し、リリエルが号令をかける。
「いくよー! せーのっ、
ドーン!!
」
魔土の光が迸り、ゴブリンたちの足元から無数の岩の柱が勢いよく突き出る!
吹き飛ばされる数匹のゴブリン多数。突然の地面の突起に、右往左往するゴブリンも多数。
そこにメリィが躍り出る。
「ガオー!! 虎は獲物を狩るのが得意なんだよ!」
魔水の力を宿したハンドクローが唸る。
一体。二体。
切り裂いて、リリエルが作った岩の柱の腹を壁蹴りならぬ柱蹴り、空中で宙返り。
「虎の名に賭けて……、負けられない!!」
着地点から半径1メートル内にいたゴブリンを一掃し、さらに柱を蹴って、リリエルが新たに生み出した岩柱の上に着地する。
リリエルの岩の柱は命中率こそよくないが、出来上がった柱自体がメリィのための遮蔽物や足場としてうまく機能するよう突起させる位置を考えてあった。
「すごい連携プレイだな」
礼二郎はひとしきり感心すると、自らも巨大な両手斧を振り上げる。
攻撃のためではない。強力な土の魔法を操るリリエルの盾役を務めるためだ。
両手斧を盾代わりに前衛で防御を固めつつ、ガムを噛んで<脳内ビデオガム>でゴブリンの様子を記録する。
交戦がはじまったので、ほかの仲間たちも駆けつけてきた。
「こういうの、嫌いじゃねぇ」
スカジャンの裾を靡かせ、
如月 庚
は拳を構える。
指輪に宿るは闘士の光。喧嘩上等、ゴブリンを殴り飛ばすに丁度いい。
嬉々としてゴブリンの群れに突っ込んでゆく庚の背後で、
屋敷野 梢
が「がんばれー」と応援している。大剣を携えてはいるが、理系で論理的な梢は、無双より観察。この先に備え、まだ考えたいことがある。
「思いのほか乱戦になったな」
ザ・ストレイトもまた、戦いの前線に躍り出る。闘士の光を宿した篭手
ホープ・ストライク
と脛当
ホープ・グリーブ
は身体によく馴染んでいる。鍛冶屋のクレイグの元で鍛えたこれらの武具は、名の通り『希望』だ。轟は胸に熱く灯る勇気を感じた。
「ゴブリンども! こっちだ!」
積極的に前に出てゴブリンたちの気をひけば、容易に数匹がザ・ストレイトに向かってくる。ゴブリンの棍棒をホープ・ストライクで防ぎ、グリーブを嵌めた左足で蹴りを繰り出す。そうして迎撃しながらも、彼はさりげなく目的の場所へゴブリンたちを誘導していた。
それは、ゴブリンの寝床の奥、細く窄まった通路。
ザ・ストレイトに圧されて通路に入り込んだゴブリンたちは、自然、1列に並ぶようなかたちになる。そのまま並んでいればいいのに、ゴブリンたちは我先にザ・ストレイトに攻撃しようとするものだから、逆に詰まって身動きとれぬようになってしまった。
ギィ、ギャア、と互いに文句らしき声を上げ始めるゴブリンたち。仕舞いには、互いに殴りかかる始末だ。
「おいおい。敵はこっちだっての……」
ザ・ストレイトは思わず呆れ返る。
だが、一匹のゴブリンがザ・ストレイトのことを思い出すと、ゴブリンたちは一斉に自らの敵が誰なのかを思い出したようで、今度は間違いなくザ・ストレイトに向かって棍棒を振り上げ襲い掛かってきた。
「極端だな。……ッと、落ち着け! 一人ずつ相手してやる。いっぺんに来るなって!」
まるでやんちゃな子どもの集団を相手しているかのようだ。一体なら簡単にあしらえるが、次から次へと体に取りつかれると、一体はがしてももう一体しがみついてくるような有様でキリがない。然しものザ・ストレイトも参っていると、一筋の金の光が空間を切り裂いた。
「頭、下げて」
細道の先から
恵御納 夏朝
が現れた。
何故、採掘場の方から? そんな疑問を発する間はない。
ザ・ストレイトが地面に伏せたその上を、金の戦輪が通過する。
遠心力に従って弧を描く戦輪に薙がれ、ザ・ストレイトにしつこく迫っていたゴブリンがバタリと倒れた。
「サンキュ! これで必殺技を使えるぜ!」
ザ・ストレイトは残るゴブリンに、グリーブの力を使った全力の震脚を叩きこむと、星の力の宿るホープ・ストライクに賭けて祈る。
「塔全てに希望を取り戻すという誓いと、皆の希望をこの拳に込めて――敵を打ち倒す!」
「スター・バースト・スマッシャアアアアッッッッ!!!!」
叩き込むは全力の右ストレート!
「援護します!」
タイミングを合わせて放たれたリリエルの土魔法と合わさって、ゴブリンたちを派手に吹き飛ばす。
ザ・ストレイトは肩で息を吐く。
これでホールの中にいたゴブリンはあらかた片付いたように見えた。
「終わり、か?」
「気を抜かないで。まだ、だよ」
夏朝が振り返って戦輪を投げる。
戦輪は空を切り、何かに弾かれて戻ってくる。
「そういやどうして採掘場の方から来たんだ?」
ザ・ストレイトが戦闘に備えてホープ・ストライクを眼前に構えると、夏朝も戦輪を構え直した。
「数が多いから、一部でも他に向かわれたらまずい、と思って。火口を経由して、回り込んだんだよ。リリエルと
アンテナアスパラ
でタイミングを計って」
リリエルが手を振っている。
夏朝から事前に受け取ったアンテナアスパラで、連絡をとっていたのだ。
「で、さ。みんなを助けられてよかったんだけど、どうやら採掘場の方にいたゴブリンに見つかったみたい。あっちのゴブリンさん、連れてきちゃった。連戦になるけど、援護、お願い!」
<< もどる
1
2
3
4
5
…
14
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【星幽塔】第十二階層 獄炎の狂える竜
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月02日
参加申し込みの期限
2017年06月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!