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【星幽塔】第十二階層 獄炎の狂える竜
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● 蠍鉄鉱採掘場のゴブリン戦
採掘場の方向から現れたのは10匹のゴブリン。
味方の援護を受けるため、ザ・ストレイトと夏朝は、寝床の中ほどまで下がる。
ゴブリンの寝床と呼ばれたホール状の空間は、リリエルの土魔法によって無数の岩の柱がひしめく場所に変化していた。これからはゴブリンの鍛錬場と名を変えるほうがふさわしいかもしれない。
数多いたゴブリンたちは仲間たちの手によってすっかり撃破されてあちらこちらに延びていた。
採掘場から来たゴブリンは、この光景に驚き、怒りを露わにキィキィ叫ぶ。
「わお、またゴブリンだ。ゴブリンだらけだなー! でも、今までより少ないし。いける!」
メリィは今まで同様、軽快な動きで、岩の柱を蹴ってゴブリンに躍りかかる。
だが、今度のゴブリンは今までの者たちと歯ごたえが違った。ハンドクローが避けられる。
「おっとぉ?」
メリィはリリエルの魔法での援護を期待した。しかしこのときリリエルは土魔法を撃ちかねていた。岩の柱は十分突出させてしまったのだ。これ以上出すとメリィ以外の仲間が戦いづらくなってしまう。
そう考えた一瞬のスキを、ゴブリンの一体に突かれた。
躍りかかってきたゴブリンは、リリエルに向かって棍棒を振り上げている。
「リリエル!」
自分は間に合わない!
メリィは思わず目を瞑る。
鈍い打撃音。
ああ、リリエル!
目を瞑ってしまった自分を恥じ、まなこを開けたメリィの視界に飛び込んできたのは、リリエルの無事と、巨大な鍵を両手で持った
旅鴉 月詠
の姿だ。その赤い眼はまるでホームランを打った野球選手のように遠くを見ている。ゴブリンは、とメリィがあたりと見ると、上空に打ち上げられ、ひゅーんと落ちてきたところだった。
どすんッ!
落ちたゴブリンを月詠は鍵の先で突く。完全に気絶している。
「ありがとう。助かりました!」
「うむ。戦闘は柄ではないのだけどね」
柄でないわりに素晴らしい打撃力の巨大鍵であった。
また他方では、
アリス・ミーティア
が、胸の谷間で休むバーガンディを引っ張り出して、容赦なくゴブリンに投げつけていた。
「バーガンディ、お願い! あなたの素敵なしっぽの毒で、あのゴブリンを痺れさせて!」
「うぉーい! 何するんぢゃ! わしはただのじじいじゃぞーい!」
言いながらも尾の先を振り上げて、アリスの願いに応えようとするバーガンディ。刺されそうになったゴブリンは怒った。棍棒を振り上げては下し、下しては振り上げ、それはもう親の仇、害虫退治とばかりに本気でバーガンディを殴りつぶそうとする。
「誰か! このか弱いじじいを助けてくれ!」
ちょこまかと地面を逃げるバーガンディを、庚がむんずと掴みあげる。
サソリを襲っていたゴブリンの棍棒をもう片方の手で掴み、ゴブリンごと持ち上げると、別のゴブリンが助けにやってきた。庚はそいつに持ち上げたゴブリンを投げつける。
キィと声をあげ、ひっくり返るゴブリンたち。
「やるのぅ!」
「いや、大したダメージじゃねぇだろ。それより、てめぇは無理すんな」
バーガンディをアリスの胸の間に押し込み、庚は、鋭く左右を見遣る。
ゴブリンたちは隊列を組んでいる。倒れたゴブリンは仲間によって助け出され、後列に下げられた。前列にはイキのいい奴らが並ぶ。
「こいつら、寝床の奴らより統率が取れてる。ゴブリンが集団で動くのならばそいつを統率しているヤツがいるはずだ」
その声に応えたのは、礼二郎である。脳内ビデオガムでゴブリンたちの動きを何度も脳内再生したからこそ、皆より早く気づけた違和感。ぬばたまのように漆黒のゴブリンが仲間たちに指示を与えている。
「リーダーは後列中央の一際黒い奴だ!」
言うが早いか、礼二郎は星の力を借りて巨石を持ち上げ、ゴブリンたちの隊列に投じた。
ゴブリンたちは巨石を避けるため隊列を崩す。この分断こそが礼二郎の狙い!
幅広刃の大斧を一閃させ、リーダーに迫る!
気づいた仲間のゴブリンたちがそうはさせぬと礼二郎に向かってくるが、そこは庚とミリィが許さない。
「テメェらの相手はこっちだ!」
「虎の子メリィの名に賭けて! あんたたちに邪魔はさせない!」
拳が唸り、虎の爪がゴブリンたちを引き裂く。
「助かる!」
仲間の援護に礼を言い、礼二郎はぬばたま色のリーダーに向かって大斧を振り下ろした!
体重の乗った一撃に、ぬばたま色のリーダーはどうと倒れる。
リーダーを失ったゴブリンたちは狂乱に陥って、我先へと坑道入口へ向かって逃げ出した。
しかしこのまま別の仲間の元へ行かれては困ると考えた夏朝とザ・ストレイトによって確実に討ち取られてゆく。そんな中、梢の声が響く。
「如月君! 一匹生け捕りにしてください!」
「あ? なんだ?」
庚が逃げ遅れたゴブリンの首根っこを摑まえる。ゴブリンははじめ、じたばたもがいたが、逃げられぬと知ると大人しくなった。
梢は屈んでゴブリンの黒い瞳を覗き込む。ゴブリンは梢に恐れを抱いた様子で、震えはじめた。
「暴走してる竜がいるのに、ゴブリンが住んでるのは何か理由があるはず。竜は何らかの理由で、ゴブリンを襲わないのかも?」
「なるほど……元々守護者だった竜が何故ゴブリンを排除しねぇのか……少し探ってみるとしよう」
ゴブリンの目には、梢と庚、二人の影が、魔手のように黒く長く自分へと伸びたように映っていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月02日
参加申し込みの期限
2017年06月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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