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メリーさんの思い付きでお散歩、なの
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昨日に引き続いて晴天に恵まれた。
「今日もお散歩なの」
古めかしい洋館から着物姿の女の子が現れた。黒々としたおかっぱ頭には陽光が当たり、天使の輪を形成する。
開いたドアの向こうでは老紳士然とした人物が微笑んでいる。
「行ってくるの」
女の子は振り返ることなく、光の中に消えていった。
シーサイドタウンを
トワ・E・ライトフェロゥ
がゆく。元気に腕を振って弾むように歩いていた。ふわふわとした金髪に付けられた赤いリボンは空に憧れる蝶のように健気に羽ばたく。
突然、足を止める。ピンクのワンピースのスカートが軽く翻った。
「ふつーのwalkはポイするデス」
すぐには思い付かないのか。手掛かりを探すように青い瞳を動かした。スカートに取り付けたサンタのバッジに目が留まる。
「今こーそー、my friendsを呼ぶのデス! メリーGO!」
「信じる者はたまに救われるの」
女の子が忽然と現れた。トワは反射的に抱き締める。
「信じたトワは救われたデス!」
「ふわふわの髪で鼻がむず痒いの」
抱擁を終えたトワが笑顔で離れる。女の子はおかっぱ頭を素早く手で整えた。
「朝からお散歩なの?」
「いつもと違うwalkしたくてー、メリー呼んだデス」
「行きたいところはどこなの。あたしが連れて行ってあげるの」
女の子は手を差し出した。トワは握って緩やかに頭を振った。
「ネコジマはー、トワ、回ったデス。Going メリーは前にやるマシタカラー、flying メリーするデス?」
「高いところを目指して瞬間移動するの」
「クウチュウサンポをenjoyするデスヨ!」
「行き先をどうぞなの」
話を振られたトワは数秒の間を空けて叫んだ。
「九夜山のtopトーカー」
街が眼下に見える。二人は九夜山の頂上展望台にいた。
「ビュンってするマス! カメラがあるデスよ! Photoとるまくるデス!」
カメラを構えて連続でシャッターを切った。
「次はどこに行くの」
「エノコロみさーきのlighthouse」
「光っている家は灯台なの?」
「それデス!」
手を繋いだ状態で二人は消えた。
目の前に青い海が広がる。灯台の尖端に二人は並んで立っていた。少し足場が悪く、トワは波打つように上体を動かす。
「こ、根性でー、カメラ!」
踊るような格好で適当にボタンを押した。
数秒後、二人は墨田区にいた。地上、数百メートルの高さに身を寄せ合うようにして立っていた。
「高いデス! 目がクラクラするマス!」
「写真は撮らないの」
「やってやるデス! カメラでパシャパシャ!」
その場で二人は小刻みに回る。トワは笑ったままの表情で何枚もカメラに収めた。
「満足したの」
「ここは終わりヨ。ヒマラヤはGOデス?」
「海外はGOしないの。そういう気分じゃないの」
「日本だけーデス? そーれーなーらー、日本高い100選にchallengeデスネ!」
津軽に瞬間移動。高台から海を眺める。カメラの扱いに慣れてきたトワはアングルを気にしながら撮った。
「次に行くの」
二人は佐渡島に降り立つ。島とは思えない山の連なりにトワは両腕を広げた。
「ネコジマーよりもー、山がたくさんデス!」
「誰もいないの」
雑草に浸食された道に二人は立っていた。そこかしこで野鳥の声が聞こえる。近場には可憐な花々が多く見られ、大気に甘い匂いがほんのりと含まれていた。
「この匂いは身体に毒なの。空腹が強調されるの」
「おいしいものを食べながら、ビュンするマス? 高いところでお団子モシャモシャー、いい感じするデス!」
「お団子にするマス」
女の子はトワの口真似で言った。
「浅草にGOなの」
同じように返したトワは照れ臭そうに笑った。
浅草に立ち寄った二人はみたらし団子を購入した。カードではなく、トワが現金で支払った。
「トワはlearningしたデスヨ」
「早く次のところに行くの」
「高い山デスネ」
本格的な格好の登山客で賑わう富士山の山頂。二人は記念碑の出っ張りに腰掛けて団子を食べていた。
トワが合間に写真を撮る。その姿に登山客は驚きを隠せない。二人の容姿は幼く、しかも荷物らしい物を持っていなかった。
一人の男性が悩んだ末に声を掛けようとした。その時には二人の姿は幻のように消え去っていた。
太陽が西に傾く頃、二人は寝子島に戻ってきた。
「メリー、ありがとうデス。今日のこと、SNSにアップするヨ!」
「誰にも信じて貰えないと思うの」
トワは笑顔で頭を左右に振った。
「これがー、ウソ、ホントー。トワとメリーだけ、知ってたらー、いいのデス」
「信じる者は救われるの」
小さく手を振った姿で女の子は消えた。
「トワにはわかるデス。メリー、smileネ」
オレンジ色に染まる道に元気な足音が響いた。
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あとがき
担当マスター:
黒羽カラス
ファンレターはマスターページから!
お散歩シナリオは無事に終わりを迎えることができました。ありがとうございます。
メリーさんの毒舌はマイルドで、ほんの少し愛されキャラに進化したでしょうか。
それはともかく、今回もPCさんの特徴がよく表れたリアクションになりました。
具体的なお散歩の場所があれば、どこかわからないところを散策する場面もありました。
そこにはPCさんの確固たる想いがあり、何となく察したメリーさんは控え目な対応をしていました。
今回はメリーさんの活躍で私も大いに助けられました。困った時のメリーさん頼みですね!
リアクションでは彼女の生活の一端が見えました。PCさんのアクションに触発された結果です。
これからもメリーさんは、たくさんの人々と関わって成長していくのでしょう。
「あたしは十分に成長した淑女でナイスバディーなの」
平らな胸を張って、爪先立ちをするメリーさんの姿が目に浮かびます。
このような態度も彼女らしいと言えば、そうなのですが(大汗)。
最後になりましたが、メリーさんにお付き合い頂き、ありがとうございました。
2ndシーズンが始まりました。今後ともよろしくお願いします。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
冒険
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年05月26日
参加申し込みの期限
2017年06月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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