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・
初島 優
&
御巫 時子
の場合
「御巫さん、難易度6のヒント解明できそう?」
理化特別教室に向かう途中の廊下。ヒント内容が書かれた紙を見つめながら、
初島 優
はすぐ隣を歩く
御巫 時子
に問いかけてみた。
「考えてはみたのですが、なかなか思い当たるものがなくて……。優さんはどうですか……?」
「うーん……俺もちょっとこれはお手上げかなぁ。考える時間があればわかりそうな気もするんだけど」
「ではやっぱり、難易度5のほうを探したほうがいいでしょうか……?」
「そうだねぇ。でもできれば最高難易度の景品をゲットしたい気も……あっ、着いた着いた」
理科特別教室。近づいても室内から音は聞こえてこず、戸を開けても人影はなかった。どうやら一番乗りのようだ。
中に入り、室内を見回す。そうしながら、難易度6のヒントを頭に浮かべ、それらしい場所を探してみた。
「朽ちた父と母……父と母……うーん、やっぱりわかんないなぁ」
「そうですね、父と母がいったい何を示すのか……あら?」
「どうしたの?」
「あそこ、何か白いものが動いて……」
時子が指し示したのは、室内の隅のほうだった。目をやると、たしかに白い布のようなものが動いている。でも机で遮られているのでよく見えない。
しかし次の瞬間、その白い何かがぬっ、と立ち上がった。
「……ん? なんですか、あなたたち……?」
白の正体は、白衣を着た
五十嵐 尚輝
先生だった。
「えっと……俺たちイベントで景品を探しに来たんですけど」
「イベント……? あぁ……そういえばそんなのあったなぁ……今日だったか……」
ぶつぶつとつぶやきながら、五十嵐先生が長いボサボサ頭をポリポリと掻く。
「これは失礼……僕は邪魔にならぬよう引き上げますので……」
「別にいてくださっても構わないと思いますけど……」
時子が言う。たしかに室内に誰かがいても邪魔になどはならない。実際、いずれ他のイベント参加者もここを探しにやってくるだろう。
「いえ、いいんです……ちょうど他の場所でもやることがあったので……それでは」
「あ……あの、五十嵐先生」
部屋を出て行こうとする五十嵐先生を、時子が呼び止める。
「はい、なんですか……?」
「あの……この部屋に、父と母を示すものって何かありませんか?」
「父と母……?」
「景品のありかを示すヒントが『朽ちた父と母』というもので、よくここにいらっしゃる五十嵐先生ならわかるのではないかと思って……」
「さぁ……特に思い当たりませんね。身ごもった動物の死骸などを保管してるわけでもないですし……」
「そうですか……」
「……あぁそれと、そこにあるコーヒー飲みたかったら飲んでもいいですよ。それでは、僕はこれで……」
最後に黒い液体が入ったビーカーを指さしてそう言い、五十嵐先生は部屋を出て行った。
「コーヒー……飲みます?」
2人きりになると、時子は優に聞いてみた。
「え……うーん……。せっかくだけど、今は遠慮しておこうかな……」
「そうですよね……」
時子もさすがに手を伸ばす気にはなれなかった。コーヒーが嫌いなわけではないけれど、あの実験器具に入れられた黒い液体を見ていると、どうしても飲もうという気にはなれない。
「さて、じゃあどうしよっか。ここはおとなしく難易度5のほうを調べてみる? 御巫さん、答えの見当ついてるって言ってたよね?」
「間違ってるかもしれませんけど……優さんはどうですか?」
「実は俺もあそこじゃないかっていうのがあるんだよね。『露出した沈黙』って、つまりは……」
優が視線を動かす。その先にあるものは、人体模型だ。
「どうやら、同じ答えみたいですね」
露出した、というのは外から見えている状態ということ。そして沈黙は、前に何かで肝臓が『沈黙の臓器』と呼ばれているのを聞いた覚えがある。
つまりは、外から見える肝臓。人体模型の肝臓部分。
「だよね。絶対あそこで間違いない!」
優が勇んだ様子で人体模型に近付いていく。そして模型のお腹に手を入れ、肝臓を掴み出そうとした。
『イタイイタイ!」
「きゃっ!」
その時いきなり聞こえてきた声。思わず悲鳴が出てしまう。
「な、なんだ?」
「い、今、喋って……」
人体模型が喋るなどありえない。でもたしかに聞こえた。痛いと言った。
「イタイイタイ」
また聞こえた。さっきとまったく同じ口調だった。
「ゆ、優さん……これって……」
「ははぁ、うまく仕掛けたものだね」
「……えっ?」
「ほら、この部分に線が貼り付けられてる。肝臓を取り出そうとすると引っ張られて、ここにあるテープレコーダーが再生されるようになってるんだ」
優が示した場所には、たしかにテープレコーダーがあった。優が手を伸ばして停止させると、それきり音は聞こえなくなる。
「例の放送のヒトハっていう人の悪戯だね、たぶん」
「驚きました……」
「ベタな仕掛けだけど、たしかにいきなりだと驚くね」
しかし声が聞こえた時、優に取り乱した様子は見られなかった。すぐに仕掛けを見破ったことといい、時子は彼を少し尊敬するような気持ちになった。
「さて、それじゃあ改めて……はつしまゆう は かんぞう を てにいれた!」
優が肝臓に手を伸ばし、取り出す。そしてそう言いながら、高々と頭上に掲げた。
「えっと……優さん……?」
今の行動の意味がよくわからなず、問いかけてしまう。何かの真似……なんだろうか。
「あっ、いや……ごめんごめん。ちょっとやってみたかっただけで……ん?」
「どうしました?」
「肝臓があった場所に何か置かれてる……紙と……なんだろう?」
優が再び模型のお腹に手を入れて、折りたたまれた紙と、袋でラッピングされた何かを取り出した。その何かは2つあり、長さからしてペンか何かが包まれているように思える。
「えっと……あっ、どうやらこの袋に入ってるのが景品みたいだよ。なんだろうこれ、シャーペンか何かかな?」
優が2つの紙袋のうちの1つを手渡してくる。それから2人同時に、包装を解いてみた。
「あっ、箸だ」
優の言葉通り、出てきたのは箸だった。優が開けたものは黒色で、時子が開けたのが赤色。色以外はお揃いのもののようだ。
「ずいぶんと渋い景品だね。まぁでも実用的だし、悪くないかな」
「そうですね。学食などでもマイ箸として使えますし」
「できればもう1つのほうの景品も確認してみたいけど……どうする?」
「でも、いつ他の人が探しに来るかわかりませんし……景品を確認しているところに入ってこられたら、その人たちが探す楽しみがなくなってしまうかもしれませんよ……?」
「そっか。そうだね。じゃあ他の参加者の邪魔にならないように、僕らはもう行こうか」
「はい」
優が肝臓を元の場所に戻す。それから2人一緒に理科特別教室を出た。
「御巫さん、楽しかった?」
「もちろんです。優さんは?」
「俺も楽しかった。ありがとうね」
「どういたしまして」
廊下を歩きながら、互いに笑い合う。
素敵な友達がまた1人できたなと、大きな嬉しさの中で時子はそう思っていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
北見直弥
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
推理・サスペンス
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年12月18日
参加申し込みの期限
2012年12月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年12月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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