this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
あたらしいこと、はじめよう!
<< もどる
1
2
3
4
5
…
13
つぎへ >>
【姉妹のクロール】
動画サイトにゲーム実況動画を配信していたりするくらいですから、
仙藤 蒼
は筋金入りのゲーマーです。ときおりゲームの大会なんかに参加しては、並みいる強豪を打ち破り見事入賞! なんてことだって、少なくないのです。
彼女がそんな才覚を保つために必要不可欠なこととは、一体なんでしょうか?
そう。筋トレですね!
「……ふう。腹筋終わり。よし、次は走り込みいこっかな」
寝子島スポーツセンターのトレーニングルームに、蒼の姿はありました。ランニングマシーンに乗っかり、延々と回転する足場の上を軽快に駆けております。
そう、筋トレなのです。ゲームと筋トレ、一見結びつかないようにも思えますけれど、これが馬鹿にはできません。
指先と頭脳のスポーツたるビデオゲームは多大なる集中力を要するものですから、ことに大会などに出場してライバルたちとシノギを削ろうものなら、思いのほか体力を消耗するわけなのですね。蒼は経験上、それを身に染みて理解しておりました。
何時間もブッ続けでゲームするのって、楽しいけど疲れるでしょう? つまり、そういうことです。
「ふっ……ふっ……はっ……はっ」
ダンベル、ベンチプレス、クランチにランニングと、蒼はひととおりのメニューをこなしていきます。普段から行っているもので、その流れにはよどみがありません。
30分ほどマシーンの上でえっほえっほと走り込んだ後、タイマーがぴぴぴと鳴って、蒼はトレーニングを切り上げました。
「ふう! 今日はこんなものかな」
額を流れる気持ちの良い汗、この清々しい充実感! その上大好きなゲームにも役立つというのですから、熱も入ろうというものです。
「さて、休憩休憩っと……」
蒼は身体に溜まった心地よい疲れを楽しみながら、休憩ルームへ向かいました。
さて、その蒼が姉である
仙藤 紫
に対して抱いている感情のひとつは、一種のコンプレックスでもあったかもしれません。
何しろこのお姉ちゃんが才色兼備の文武両道で、おまけに女子力全開です。どうしても自分と比べてしまいがちなのです。人生の素晴らしい先達として素直に認めるのには、中学生の蒼はまだまだフクザツなお年頃でありました。
さてそんな姉の紫ですけれど、本日は何とも偶然なことに、寝子島スポーツセンターを訪れておりました。示し合わせたことではなく、本当に単なる偶然です。
「何だか、ここへ来るのも久しぶりね……」
肌に馴染む空気に、紫はふっと微笑みます。
水泳をたしなむ紫はいつもここの温水プールで泳いでいるもので、妹と鉢合わせたとしてもそう驚くことではありません……けれど、ここしばらくは大学入試、合格後ももろもろの入学準備などに追われ、泳ぎに来るのは実に久方ぶりのことであったりもします。
「……あれぇ、お姉ちゃん?」
「あら、蒼?」
そんなわけで、姉妹がたまたまに顔を合わせるに至っては、ふたり揃って目をぱちくりとさせてしまいました。
「珍しいわね、お姉ちゃんとこんなふうに会うなんて」
「そうね。蒼は、トレーニング?」
「うん、もう終わったところ。お姉ちゃんは泳ぎ?」
「ええ、このところはなかなか、泳ぎにくることもできなかったものだから」
「ふうん。そういえば、プールのほうには行ったことなかったなぁ」
「あら、そうなの? あなた、泳ぐの苦手だものね。ここの温水プールなかなかのものよ?」
なんて、他愛のない姉妹トークをあれこれと交わした後に。
「……ねえ、お姉ちゃん」
どこか意を決したように、蒼は姉の澄んだ瞳を見つめて、言いました。
「せっかくだし……泳ぎ。教えてくれない?」
妹がそんなことを言い出したもので、紫は驚いてしまいました。
けれど同時に、嬉しくもあります。
「あなたが自分から教えて、だなんて。初めてよね?」
「だって体育でも、ほかの授業はそれなりにやれるのに、水泳だけ苦手なんだもの……なんか、悔しいじゃない」
確かに、良いタイミングではあったかもしれません。ずっと打ち込んできただけあって紫の泳ぎはかなりのものですし、部活では後輩たちへアドバイスをすることだってありました。妹の蒼へ教えてあげるのなら、彼女ほど適任はいないことでしょう。
そんなわけで蒼はトレーニングを終える予定のはずが、センター内の売店で競泳水着やら帽子やらゴーグルやらを一式購入し、紫と一緒に温水プールへざぶん!
「じゃあまずは、泳いでみて。気になることがあったら教えてあげる」
「うん。お願いしまーす、先生!」
元気にクロールを始めた蒼のフォームを、紫はじっと観察します。
「足首には力を入れないで、膝は真っすぐ! 腕は脇を閉じないように、そう、その調子!」
ちょっぴり、奇妙な感覚ではありました。後輩たちへ助言するのと同じようなものかと思っていたら、他でもない妹へそうするのは、どうも勝手が違うようです。
「……ふふ。何だか、不思議な感じね」
「ぷはっ。お姉ちゃーん? 息継ぎが上手くできないんだけど、どうしたらいいの?」
「ああ、それはね……」
紫の血のつながった妹であり、運動神経に問題はありません。日頃トレーニングしているだけあって、体力だってバッチリです。そして紫は、実に良い先生でありました。
教えたことはすぐにも身について、蒼はあっという間に、20メートルを泳げるようになってしまいました。このまま続けていれば、きっと記録はどんどん伸びていくことでしょう。
そんな妹を教えつつ見守ることは、紫にとって部活動とは少し違う、新鮮かつあたたかい感動を覚える経験でもありました。
「……ふうっ。泳げるって、こんなに気持ちいいんだ……」
水から顔を上げながら言った妹のそんな言葉には、水泳を始めた頃の自分の思い出までもが蘇ってくるようです。
「ありがと、お姉ちゃん。また教えてよね?」
「ええ、もちろんよ」
仙道姉妹は仲睦まじく、微笑み合いました。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
13
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
あたらしいこと、はじめよう!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年05月07日
参加申し込みの期限
2017年05月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!