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【プリ尻なアイツ】
「ああっ、そこの素敵なお嬢さま……! 貴女のお時間を少々、私にいただけないでしょうか?」
「えっ?」
一部の隙も無い、ピッシーっとキメたスーツ姿のイケメンがこんなことを言ってきたら、あなたはどうするでしょうか?
ちなみに場所は寝子ヶ浜海浜公園、緩い風の中さざ波の音が聞こえるロケーションもバッチリです。
「……ふ、ふふ。私、絵を描くのが好きでして。ぜひこの寝子島で、似顔絵描きを生業にしたいと考えております。貴女はその初めてのお客様、というわけです」
「こ、光栄です、あの、私……どうしよ、こんなイケメンにナンパされちゃった♪ 今日はツイてるわっ」
彼が声をかけたのは妙齢でなかなか見目のよろしいお姉さんで、島内のとある商社にお勤めのOLさんでありましたけれど、そこはお話の本筋とは絡みませんもので割愛するとしまして。
素敵な男性に声をかけられ、もじもじくねくねとしつつ顔を赤らめるお姉さん。
「おっと! 申し遅れました。私、明智と申します。チャームポイントはプリ尻です」
「えっ、プリ?」
「プリ尻です」
イケメンな上に、小粋なジョークで女性を楽しませるユーモアまでお持ちだなんて、どこまで素敵な紳士なのかしら!
とは、お姉さんは思いませんでした。何でかってスーツの彼はにこにこ笑顔を浮かべておりましたけれど、目だけはガッツリ真剣、マジだったからです。
「あなたの麗しいお姿、その立ち居振る舞い! 全てが私の創作意欲をビンビンに刺激して止まないのです! ぜひあなたの今、この一瞬を描かせていただきたい!」
「ひえっ!? め、目が怖いんですけど……!?」
「そうして似顔絵描きで得た収入をもとに、ゆくゆくはこの寝子島に我が別荘を、マイホームを……ッ!! ふ、ふふ。夢や希望や、色んな部分が膨らんでしまいますね?」
「えっ、色んなってどこが……い、いやーーーっ!?」
彼らがお互いに不幸であったのは、お姉さんが日々のストレスを仕事帰りのボクササイズで解消する肉体派女子であったことと、明智さんこと
アケーチ・タッマーキ
がすこぶる変態であったことです。
ずぎゃんっ! 渾身の右ストレートが炸裂し、タッマーキは爽やかな公園の空気の中をかっとんだ後、ぼてぼてっと十数メートルもすっ転がりました。
「ああ、お嬢さん! 素晴らしいものをお持ちですね、実に素敵です! さあ、もっと私に見せてください、あなたのありのままを! 私はその一瞬をキャンバスへと克明に写し取り……おや? お嬢さん?」
訂正、不幸なのは一目散に逃げ去るお姉さんのみでした。タッマーキさんはつれない反応に喜ぶ系の変態さんです。
ついでに言うなら、踏まれて見下ろされる系も大好きです。
「ぶぎゅるっ!」
「あら? んふふ。そのようなところに寝ておられますと、風邪を引かれてしまいますよ?」
うっかり彼を踏んづけたのは、春めく公園を何となくお散歩中な、
胡乱路 秘子
でありました。
にちゃりと唾液を引く口を開いて、秘子は言いました。
「そんなに見つめられると、照れてしまいますね。んふふっ」
「ええ、せっかくモデルになっていただけるのですから。この良き出会いに感謝しながら、あなたの全てをこの一枚に込めなければ……!」
じいいいい……タッマーキの注ぐ熱いマナザシは、まさしくあふれんばかりの創作意欲のたまものであります。先ほどのお姉さんへ寄せた情熱を、今度は目の前の彼女へと向け、さらさらさらとペンは軽快に走ります。
やがて、
「さて、なかなか良い出来に仕上がりましたよ。さあどうぞ!」
「まあ、素敵♪」
滞ることもなくさらさらりと描き上げた秘子の似顔絵は、柔らかであたたかみのあるタッチ。傍目にはもろもろアヤシイところのある彼女も、タッマーキの手にかかれば、公園にそよぐ風へ目を細める穏やかな少女像へ早変わり!
職業は『(自称)アーティスト』なだけあって、確かにこれがかなりの出来栄えなのです。
「こんなに可愛らしく描いていただけるなんて、わたくし感動です。ありがとうございます、んふふ! それで、お代はおいくらでしょうか?」
「いえ、いえ! お気に召していただけたなら、お代なぞ要りませんとも……! あなたという素材を描かせていただけただけで……」
「あら。そういうわけにはいきませんよ」
アルバイトを始めて最近ちょっぴりお金に余裕がある秘子は、お財布から千円札を三枚ほど取り出して、ぶんぶんと首を振るタッマーキへ手渡しつつ、きゅっとその手を握りました。
「似顔絵屋さん、とても素敵なお仕事だと思います。これからも頑張ってくださいね? わたくし、応援しておりますから……んふふふ♪」
機嫌良く去っていく彼女の背を見送りながら、タッマーキは受け取ったお代をぐっと拳を握り込み、つぶやくのでした。
「……ふ、ふふ! 夢のマイホームへの、これが第一歩ですね!」
その後、似顔絵業も少しずつ軌道に乗ってきた頃。
「ああっ、そこの素敵なお嬢さま!」
「えっ、私? えっ、似顔絵!? いいんですか? わぁ、お願いしまーす♪」
意気揚々、軽い足取りでやってきた
雨寺 凛
へもタッマーキは声をかけ、彼女の一世一代のゴスロリ姿をキャンバスへと写し取り、大変に喜ばれることとなったのでした。
明智さんこと、タッマーキ。これより彼のたどってゆく華麗なる寝子島ライフの、これが輝かしい第一歩でありました!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年05月07日
参加申し込みの期限
2017年05月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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