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ぼくらのフツウをまもるため
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【そのミルク、濃厚につき】
それは、何度目の叫びだっただろうか。
「ミィィィーーーーールゥゥゥゥーーー!!!」
ミルミルカラス山の遥か上空から、その咆哮が聞こえたとき、誰もが本能的に理解した。
ついに、『そのとき』が来てしまったのだと。
「おーっほっほ~~~♪ ついにミルちゃんのミルクが満タンになったわぁ♪」
クローネの声が頭上に響く。
「ふふふ♪ それじゃあいっただきま――」
「――そうはさせないよっ!!!」
刹那、強い意志を感じさせる叫びとともに、鋭い超音波が煙を散らしながらクローネのもとに殺到した。
「……って、あらぁ。お邪魔虫がいるわねぇ」
クローネの視線の先にいたのは、頭に兎の耳を生やした
雨寺 凛
だった。
彼女はろっこんによる超音波連射で、クローネの行く手を阻み、その野望を阻止しようとする。
「神魂は、みんなのところにちゃんと返して貰う! 邪魔はさせないよ!」
凛が声を限りに叫び、超音波を立て続けに放とうとする。
だが、それを黒豹ミルとカラスミルが邪魔立てした。
「あ、こ、こら、邪魔しないでよっ!」
「おーほっほっ♪ ミルちゃんはみんな私のお友達なのよぉ♪」
焦る凛の声に、クローネの嘲笑が響く。
同時に、黒豹ミルの牙が凛に迫る。
「あ、や、やばっ……」
思わず身をすくめた凛の目の前で、そのとき拳大の岩が黒豹ミルの側頭にぶつかり、ミルを昏倒させた。
「え……?」
「……なるほど。あれがクローネか。あんた、黒豹は俺がなんとかする。気にせず撃ち続けろ!」
やってきたのは、
曖浜 鴻
だった。
「は、はい!」
凛は頷き、攻撃を再開する。
「あらあら……。ちょっとアンタ達。攻撃が手温いんじゃなぁい?」
クローネの不機嫌な声が響くと、焦ったようにミル達の攻撃が勢いを増す。
しかし、それに対応するように、もれいび達の地上部隊も続々増援に駆けつける。
「加代、カラスは任せるっちゃよ!」
「兄さんこそ、黒豹ミルの撃ち漏らしは厳禁ですよ……!」
鈴野 海斗
、
鈴野 加代
の兄妹が援護に駆けつけ、
「カラスも、ミルもボクが狩る」
アスワドが兎の体躯をいかして、縦横無尽に狩りを続ける。
「俺もいるぜ! ザ・ストレイト/フェザーの名前は伊達じゃねぇ!」
風雲児 轟
も、鷹の翼を使った立体機動とろっこんによる肉体強化で、カラスを挑発しながら、千切っては投げ、千切っては投げを繰りかえして、凛に敵を寄せ付けないようにする。
「みんな、ありがとう!」
その期待と援護に、凛も応えようとさらなる超音波を発射する。
兎の耳をぎゅっと掴み、力の尽きるまで、超音波を発射し続ける。
「もー。これじゃあミルクが飲みに行けないじゃなぁい」
クローネがぼやくと、そこに後ろから追いついた
大天使 天吏
が協力を申し出る。
「クローネ様、ここは私が」
「あら、そう? じゃあ、よろしくね~♪」
クローネはそう言うと、天吏の身体を盾にするようにビッグマザーミルに向かって飛んだ。
「……天吏センパイ、邪魔しないでくださいっ!」
凛が天吏にそう叫ぶが、天吏は取り合うそぶりを見せない。
「貴方達こそクローネ様の邪魔をしないで」
まるで会話が噛みあわない。
そうしているうちにも、クローネはマザーミルに接近していく。
† † †
三夜 深夜子
は、クローネへの接触を試みようとしていた。
(初対面だし。趣味とかわからないから笑顔で日常会話等からかしら?)
深夜子は、黒い鳥の翼を持つ獣人になっていたから、格好としては悪くないはずだった。
だが、
「あらぁ? ちょっとあんた邪魔よぉ♪」
「いきなり出た!?」
不意打ちでご対面するのは予想外だった。
「え、えっと、初めまして、ご趣味は?」
「はあ? あんた、もしかして馬鹿なのぉ?」
こちらの切り出しもヒドかったが、クローネの返しも大概だった。
おかげで、笑顔がひきつって、ろっこんの発動が失敗した。
と、そのとき。
「もういいわぁ♪ あんたたちやっちゃいなさい♪」
「……え? あ、きゃあああああああああああああ!?」
クローネの鶴の一声で集まったカラスの集団に突きまわされ、深夜子の試みは失敗に終わった。
† † †
常闇 虚
は吸血コウモリの姿になり、機会を覗っていた。
(偶然、ミルとか、神魂ミルクの話を聞いてしまったわけだけど……)
虚は、そこで、クローネとやらがそのミルクを飲んで勝ち誇った瞬間が狙い目でないかと考えた。
(そもそも神様って、どんな血の味がするのかしら)
それを考えると、ゾクゾクする。
神様が、自分が出し抜かれたと知ったとき、どんな顔をするのかも。
(……だから、私は機会を狙うの。こっそりね)
心の中で呟いて、虚はコウモリの姿でその機会を待つ。
† † †
その頃、ビッグマザーミル周辺はおびただしいカラスの群れともれいび達との衝突で大混戦の様相を呈していた。
「あー、もう! こんなにカラスがいたら、どうにもならないじゃない!」
アリス・ミーティア
は、水鉄砲を乱射しながら、ムキーと叫んだ。
「諦めるな、アリス。勇者の心得64――諦めたらそこでゲーム終――って、うわああ!?」
「ちょ、ルーク!?」
暴れた拍子にアリスの手を離してしまいそうになった
ルーク・ポーラスター
をそこにいたカラスにまぎれていた
山田 勘三郎
が変身を解いて救出し、地上に下してやる。
「た、助かったぜ……!」
「いいってことよ。それにしても、いい加減にこの数じゃどうにもならねーな」
と、勘三郎がマザーミルを見上げたとき、一匹の鶴(
音羽 紫鶴
)とハゲワシ(
後木 真央
)がそれぞれビッグマザーミルの羽部分と乳首部分に取りつこうとしているのが見えた。
「鶴の方は羽を抜こうとしてるとして、ハゲワシの方はいったい何を――ってまさか……!?」
勘三郎は、その神をも恐れぬ発想に思わず目を丸くして、そのハゲワシを二度見した。
† † †
「そのまさかだったりしたりするのだ~♪」
真央は、苦労の末、ようやくビッグマザーミルの乳首に取りついた。
「よしよし、まだクローネは来てないのだ?」
と、真央があたりを見まわしたとき、真央が取りついたのとはまた別の乳首に
神薙 焔
が取りつく姿が見えた。
「あら、乳搾り仲間かしら? 空を飛べるっていいわよねー」
などと言う焔は、兎の跳躍力を活かして、カラスミルをどんどん踏んで、ここまで来たらしい。
「むしろ、その跳躍力の方が羨ましい気がするのだ……。と、とにかく、今の内に、逆さに止まって足でお乳を掴んで、首を伸ばして――届かないのだっ!?」
真央は愕然とした。
せっかく目論みどおり、上手く乳を搾り出すことができたのに、ハゲワシの短い首では上手くミルクに頭が届かなかったのだ。
「……ていうか、飲む気だったんだ。そういえば、飲んだらどうなるんだろ?」
焔が見た限り、神魂ミルクは絞り取られる段階で、相当に凝縮・圧縮されて乳から噴き出しているようだった。
(つまり凄い濃厚な神魂が入ってるってことよね? それって、結構ヤバいんじゃ……)
と、焔が思ったそのときだ。
「ミィィィーーーーールゥゥゥゥーーー!!!」
乳を搾られた痛みに耐えかねたマザーミルの尻尾の一撃が真央と焔を襲った。
「ぎゃふん……!?」
「きゃああ……!?」
尻尾の勢いは思いのほか強く、二人は無数のカラスを巻き添えにしつつ地面に墜落し、そのまま気を失った。
† † †
恵御納 夏朝
は、山のてっぺんで、神魂ミルクが目の前に降り注ぐのを目の当たりにした。
「……っ。遅かったのっ!?」
ミルクの量は相当で、すでに山の頂上にはミルクの小さな池ができつつある。
「なんとかしなきゃ……」
夏朝がそう思った時、ぬるりとミルクの池に忍びよる何かの姿が視界に飛び込んできた。
(……クローネ!?)
と、夏朝は目を見開き、同時に進化能力でねこシールを放つ構えを取った。
だが、そこにいたのはクローネではなく――
「クローネかと思ったかい! あっしだよ!!」
大蛇の姿になった
骨削 瓢
だった。
「ほ、骨削君!? いったい何を……」
「決まってるじゃないかぁ。新世界の神に相応しいのはあの駝鳥ではなく、このあっしさぁ! かーさ嬢もそうは思わないかい?」
「……な、何を言っているの? 僕達は人間だよ? 神様になんてなれるわけが」
「だが、ただの『ひと』でもない。『ひと』が神魂で『もれいび』になれるんなら、『もれいび』が『神』になれたっておかしかないよぃ?」
「……っ。そんなことはさせないっ!」
夏朝はねこシールを瓢に発射した。重くして、動きを止めるのが狙いだ。
だが、
「甘いよぉっ!」
瓢は、ぐるりとその場でとぐろを巻くことで、疑似的にろっこんの発動条件を満たし、巨大な竜巻を発生させて、ねこシールを弾いた。
そして、
「さあ、新しい喜劇をあっしの手で創ろうじゃないかぁ……!」
そして、瓢がミルクの池に飛び込み、ごくりごくりと飲み干した。
「……しまった!?」
「えひゃひゃひゃ! なんだか力が漲ってくるような気がするよぉ! おお、おお、見える――今まで見えなかったものが見えるよぉ! これが新世界の――おぼぇええええええええええええええええええ!?」
次の瞬間、瓢は青い顔をしてミルクを全部吐き出した。
「え……?」
思いもよらない展開に、夏朝の目が点になった。
「ば、バカな……こんなはずじゃ……」
瓢は泡を噴きながら、その場で倒れた。
「……い、いったい何が?」
わけがわからず慄く夏朝。
いったい瓢の身に何が起きたのか、それを説明するには少しばかり時間を遡らねばならない。
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担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
動物・自然
定員
1000人
参加キャラクター数
126人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年05月06日
参加申し込みの期限
2017年05月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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