this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ぼくらのフツウをまもるため
<< もどる
1
…
16
17
18
19
20
…
30
つぎへ >>
【暴れる牛】
曖浜 瑠樹
は和んでいた。
「いろんなどうぶつさん達がいっぱいいるねぇ~。かわいいなぁ~」
瑠樹は、あまり物事に動じない性格で、気がつけばミール大草原にいてもやはり驚かなかった。むしろ、寝子島では稀によくある現象である。
「……またクマか。いや、いいさ。もう慣れた」
ぽつり、と湖に映る己の姿(熊)に溜め息を吐いたのは
邪衣 士
だった。
彼は日頃からクマの毛皮をよく被っており、そのせいか(?)、何かとクマに縁があり、今回はクマそのものになっていた。やはり寝子島では稀によくあることなので、もう慣れてしまって突っ込む気もおきない。
「わー。クマのおにーさん喋れるんだねぇ。和むなぁ」
相変わらず和みのツボが謎な瑠樹に和まれて、ろっこんが発動し、士も和む。
「……まあな。そういう君も翼が生えているが?」
「あれぇ? ほんとだぁ! オレ、今の今まで気づかなかったよぉ!」
士の言葉に、瑠樹は自らの背中についた羽を嬉しそうに羽ばたかせる。
そんな瑠樹の姿を見ていると、ろっこんとか関係になしに、もう色々とどうでもよくなってくる。
「よし、穴掘って寝るか」
「わぁ! ほんもののクマみたいだねぇ!」
サンマさんのキーホルダーを手にぎゅっと、心を和ませる瑠樹に周囲の動物達も和んでいる気がする。
(……しかし、魂を喰われるか。思えば、俺も何度か試したことあったが……上手くいかなかったな。そう考えると、色々とアレな話だ。妙なことにならなければいいが)
士が、そんなことを考えていると、見透かしたようなタイミングで瑠樹も口を開く。
「……それにしても、どうしてみんな魂とか記憶とか食べたがるのかねぇ。お菓子やごはんじゃ駄目なのかねぇ……」
少し悲しげに眉を寄せる瑠樹の表情からは、クローネを責めているというよりは、ただ皆でゆるゆる過ごせないことへの悲しみが自然と零れ落ちているように見えた。
(……記憶、か。そういえば、クローネに関する記憶といえば……)
ふと士が思い出したのは、はからずも熊の状態でクローネのはじめて(ファーストキス)を奪ってしまったことがあるというかつての記憶。
「……まあ、向こうは神で大人の女だ。もうとっくに忘れていると思うが……」
士がふっと息を漏らした、そのとき。
「……あらぁ? 乙女のはじめてを奪った罪は重大よぉ?」
どこからともなく、言葉とは裏腹にむしろあっけらかんとした口調の一羽のカラスが士と瑠樹の目の前に現れた。
「……ク、クローネ!?」
士が目を見開いたのとほぼ同時、彼はクローネに自ら掘った穴の底に蹴り込まれた。
「く、クマのおにーさん!?」
慌てて瑠樹が穴の底を覗き込む。そこには幸い怪我はないものの、スヤァと良い感じに頭を打って気を失っている士の姿があった。
「……も、もしかして魂抜かれちゃったのぉ!?」
むしろどう見ても冬眠です。本当にありがとうございました。
「おーほっほ! ボウヤ、他人のいいえ、他熊の心配をしてる場合じゃないんじゃない?」
「え?」
はっと瑠樹が顔を上げると、クローネの視線の先には無数の暴れ牛ミルがこちらにやってくる姿があった。
「わ、ど、どうしようぉ!?」
「おーほっほっほぉ♪」
慌てふためく瑠樹をよそにクローネは悠然とどこかへ消えていく。
空に浮かぶビッグマザーミルの神魂ミルクは今も溜まり続けてはいるが、MAXにはまだ遠い。
というか、まさかまさか、士を穴に蹴り落とすためだけに、わざわざ出てきたのだろうか。
(……く、熊のおにーさん、いったいクローネに何をしたのぉ!?)
それを理解するには、瑠樹は少々幼すぎた。
さておき、瑠樹は暴れ牛をなんとかするために、サンマさんキーホルダーを握りしめなおすのだった。
† † †
志波 拓郎
はあくびを噛み殺していた。
「ふぁああ……気がついたら、大自然……?」
兄弟の中で、もっとも穏やかでおっとりな拓郎の性格は、大自然の中でもそんなには変わらなかった。
耳と手足が柴犬化した大きめ獣人になっても、やっぱりもって生まれた人格というのはそうそう変わらないのである。
「……お腹すいたなぁ。とりあえず……狩り?」
さて、そんな拓郎が、小さく首を傾げつつ、ちらりと視線を動かすと――。
「おにーさん、逃げてー! 荒ぶるウシさんがそっちにむかってるよぉ!」
どことなく和み系オーラを持った少年――瑠樹が声を限りに叫ぶ様子が見えた。
そのはるか後方では、確かに大勢のウシミルが砂煙を上げてこちらに走ってきている。
その様子を見て――。
「……ウシ……!(じゅるり)」
拓郎の狩猟本能に、火が点いた。
刹那、頬を叩いて、助走開始。
そのままろっこんで一気に跳躍し、ウシの側面に回り込むと一気にタックルをかました。
いきなり飛んできた柴犬の獣人に、暴れ牛の群れはわずかにその進行速度を緩める。
それは、戦う力を持たない者達にとって逃げる時間を稼ぐ大きな助けとなった。
もっとも、今の拓郎には、そのような考えは頭の中に一切ない。
彼はすでに大部分がどうぶつ化し、それゆえに狩猟本能のみが研ぎ澄まされ、戦う意欲が高揚している。
「……がるる……負けない……」
次の瞬間、拓郎犬は次の獲物を目掛けて、大きく地面から跳躍(テイクオフ)していた。
<< もどる
1
…
16
17
18
19
20
…
30
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ぼくらのフツウをまもるため
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
動物・自然
定員
1000人
参加キャラクター数
126人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年05月06日
参加申し込みの期限
2017年05月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!