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【カラス×カラス×カラス】
落とし穴の中は、まさしくカラスの巣窟であった。
黒いカラスの羽で埋め尽くされた大地の奥に、廃墟のような二階建ての建物がある。
あそこが、クローネの根城なのだろうか。
「まったく。退屈しないね、異世界ってやつは……!」
サキリ・デイジーカッター
は無数のカラスの群れの攻撃をビニール傘で防ぎつつ、適宜、ナイフを投じて、雑魚カラスの息の根を止めていった。
「いつまでも雑魚に構っていられねぇ。さっさと突破するぞ……!」
如月 庚
が、ろっこんを発動し、強化された肉体でカラスをまとめてぶちのめす。
「海ちゃん、気をつけて。物凄い数のカラスだよ!」
『うん。円ちゃんも気をつけて!』
桜庭 円
が毛糸玉と石でつくったポーラを振りまわして攻撃し、
小山内 海
がスケッチブックを振りまわしてカラスの攻撃を振り払う。
「あんたたち、こっちが敵の守りが手薄だよ!」
チワワになった
化神 小次郎
が小柄な身体を活かして、仲間達を導いていく。
そうして、彼らは正面から一気呵成に建物を目指していった。
† † †
その少し後方を、
大天使 天吏
は単独で、こっそりと後をつけるように歩いていた。
(あれだけ派手に暴れてくれると、隠れる必要がなくていいわね……)
胸中で呟くも、喜んでばかりもいられない。
(なんとか彼らより先にクローネさまのもとに辿り着かなくては……)
天吏は身を低くして、遠回りをしつつ、建物の裏口のような場所がないかを探った。
幸い、おびただしいカラスの群れが足止めをしていてくれたおかげで、遠回りをしても、天吏は建物の裏側に正面突破組よりも早く辿り着くことができた。
「ここまで来れば飛んでもバレないかしら……?」
天吏はそこでイヌワシの翼で空を飛ぶと、建物の二階部分へ直接入れる場所がないか探した。
「……あった」
幸運にも、天吏はすぐに入口を見つけた。
中に入ると、広い廊下があり、突き当りに大きな扉があった。
天吏は、ぱたぱたと走って、その扉を開けた。
はたして、そこにクローネはいた。
「あらぁ、早かったわねぇ」
クローネは部屋の窓から外でカラス達と戦う者達の様子を眺めていた。
「クローネさま。もうすぐ彼らがあなたを倒そうとここにやってきます」
「見ればわかるわよぉ♪ まあ、最後に勝つのは私だけどぉ♪」
からからとクローネは余裕綽々に笑った。
それに、天吏は頼もしさすら感じる。
だけど、あえてそこで天吏は懸念を伝える。
「では、一つだけ進言させてください。彼らはおそらくビッグマザーミルの力を利用して、クローネさまの魂を奪おうとしてきます。たかだか人間にクローネさまの邪魔ができるとは思いませんが……」
「……ふぅん? それはなかなかオモシロイ話を聞けたわぁ♪」
そこで、クローネはようやく天吏の話に興味を持ち始めたようだった。
そのことに、天吏は小躍りしたいほど嬉しくなる。
「ですから、どうか私とここから逃げてくれませ――」
そう天吏が言いかけたときだった。
『ワオオオオオオオオオオオオオオオオっ!』
狼の咆哮が聞こえた。
「……っ!?」
天吏が驚きに後ろを振り返る。
そこにいたのは、紛れもなくさっき異世界の入口を通っていたあの狼だった。
「……あらぁ? いつもまに私のお部屋に入ってきてたのかしら……!」
クローネは羽ばたくと同時に、三枚の羽を狼に投じた。
『ワオオオオオオオオオオオオオオオオっ!』
だが、羽は狼に刺さるも、すぐに抜け落ちて、狼を止めることも、暴走させることもなかった。
「……あら、
入ってない
のねぇ?」
クローネはくつくつと笑いつつ、小さく飛んで狼のタックルをかわす。
「それでも私を追ってくるなんて、なかなかニクいワンちゃんじゃなぁい♪」
嫌いじゃないわ、と呟きつつ、クローネは踵を返すと窓辺から飛び立つ。
飛び立つ瞬間、窓の手前にこれ見よがしにあった窓の外向きの看板を蹴って部屋の内向きに変えた。狼もそれを追って、窓の外へ飛ぶ。
「クローネさまっ……」
天吏もまたクローネの背中を追って、窓辺から飛んだ。
それと、ほぼ同時に、部屋の扉が蹴破られて、正面突破組が中に踏み込んでくる。
結果的に、正面突破組がその部屋の中で見たものは――
「留守にしてます♪ ザンネンでしたぁ♪」
もぬけの殻と化した空間と、デフォルメされたカラスがあかんべーをする挑発的な看板一枚だけだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
動物・自然
定員
1000人
参加キャラクター数
126人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年05月06日
参加申し込みの期限
2017年05月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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