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【お花見】しづ心なく花の散るらむ
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水上桜たち女子中学生一行はこのとき、すらりと背の高い女性の横を通り過ぎた。
いわゆるハードコアパンク風の格好をした女性だ。
鈍い光沢のスタッドを施したレザージャケット、インナーはストラップのないバンドゥビキニ、穴の開いたスリムなパンツを履き、やはり鋲打ちの攻撃的な印象のブーツで足元を固めている。耳とへそにはピアスを飾り、腹には薔薇のタトゥーが描かれていた。さらにはシルバーチェーンやクロスなどのアクセサリー類を一見乱雑に、しかしよく見れば整然と身につけていた。
完璧に決まっているようだが、さにあらず、実は彼女
ティオレ・ユリウェイス
は、戸惑っていたのである。
ここはどこだ……?
これが最初の戸惑いだった。
といっても彼女記憶喪失なのではない。昨夜までの記憶ならちゃんとある。
まず、彼女は星幽塔にいたはずだ。間違いない。
ねぐらのベッドで泥のように眠っていたはず……そこにもティオレは自信があった。
それなのに……?
いま、自分はまったく見知らぬ場所にいる。
理解ができない。どうやら自分は異世界の地にたったひとりで、喧騒の中、立ち尽くしているようなのだ。
夢ではなさそうだ。夢にしても、奇妙すぎる。。
異国のバザールというのが印象としては近いだろうか。物売りの声が聞こえるし、胃を刺激しそうないい香りがする。おそらくは屋台なのだろう。店らしき軒がつらなっており、賑やかに売り買いが行われているようだ。人通りも激しく、様々な風体の人間が行き交っていた。
しかし気になるものはこれにとどまらない。
むしろ気になるものは、頭上にあった。
「ピンクの……花か?」
今まで見たことのないピンク色の花が、ティオレを見おろしていた。ただしくは、ピンクの花を付けた樹だ。花は満開らしい。もう、ちらちらと散りはじめている。そんな樹は一本や二本ではなかった。ぎっしりとどこまでも立ち並んでいるのだった。
風に吹かれて花びらが舞い、その何枚かがティオレの元にも運ばれてきた。
花を眺めている人はそろって楽しげに見えた。
ティオレも、悪くはないなと思い始めている。
――最近星幽塔に「ネコジマ」から来た連中を見かけるが、今回は自分がここへ来たらしい。
なるほど、ここがネコジマというところか。
ならばしばらく、見物して回ることにしよう。
じたばたしても始まらない。ティオレは悠々と歩き出した。
改めて自分の格好を見れば、星幽塔のときとはまったく違う奇矯な服装だったものの、なんとなく自分の好みに通底しているという気がした。今のところ奇異の目では見られていないので、これは「ネコジマ」ではよくある(?)格好なのだろう。
なら、これでいい。
鬼河内 萌
にとって今日の海浜公園は、今シーズン三度目の『お花見』だった。
といっても一度目、二度目は時期が早すぎて、桜はまるで拝めないという状況だった。
しかし!
「今度という今度は大丈夫だよ! ユウくん!」
萌は両手を腰に当て、
野菜原 ユウ
に堂々、宣言している。彼女は、寝子島海浜公園の前でユウを待ち受けていたのだった。
「レッツお花見、三度目のお花見正直! 勝てば官軍、咲けばお花見! 咲いて兜の緒をお花見! イエー!」
もうなんだか自分でもわけがわからなくなっているようだが、とにかく萌が口にしたいのは勝利宣言のようであった。
だってそうだろう、ついに寝子島にもお花見のシーズンが到来したのだから。公園のいたるところで、これ以上ないほど満開の桜が、狂ったように咲き乱れているではないか。
「鬼河内も懲りねーなぁ……」
ユウのほうは軽く溜息をついていた。昨日の夜、猛烈な勢いで萌からの電話がかかってきて、『サイタ サイタ サクラ ガ サイタ! ススメ ススメ ヘイタイ ススメ!』という怪文書みたいなお誘いメールも届いたのである。花見に行かないとは言えそうもない状況であった。
「なあ俺、実は桃の花のほーが好きだったりするし、今年はもうそんな花見行きてえわけじゃないんだが……」
弱々しく言うものの、萌が満面の笑みなので、仕方ない、とユウは顔を上げた。
「じゃあ行くか……お花見」
「そう! 行こう! 祝・リベンジ達成!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
117人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年05月20日
参加申し込みの期限
2017年05月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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