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【お花見】しづ心なく花の散るらむ
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あれ、とレント・イナホはまばたきした。
なんだかあの人……。
様子が違う、と思ったのだ。
レントはこのとき、屋台で購入した缶の甘酒とお団子を手にしていた。
――鑑賞スタイルがおっさんくさいかなーって気はしますけど……ま、そこはおいときましょ!!
などと自分に苦笑しつつ、ステージ前に戻ろうと歩いていたところ、どこかこの寝子島に馴染まぬ雰囲気をまとった姿を目にしたのだった。
女性だ。ひどく美しい。けれど現世から解離しているように見える。
まさか星幽塔民だろうか。自分のように、正体を隠して寝子島に紛れて紛れているのか。
けれどレントは考え直す。
たとえそうだとして、だしぬけに「星幽塔民ですか?」と訊くわけにもいかないだろう。下手な行動は、自分の首を絞めるだけだ。
なのでレントは何食わぬ顔をして女性の前を通り過ぎた。まだ甘酒は温かいし、団子もみつがトロトロにかかっていてたまらない。
声をかけなくて正解だったといえよう。
なぜならその女性は、れっきとした寝子島島民
三宅 葉月
だったからである。
レントが感じた『現世から解離しているような』雰囲気は見間違いではなかった。
白い肌、翡翠色の瞳、ソバージュのかかった黒い髪、黒一色のドレス、彼女の周囲だけ、二度ほど気温が低いのではないか、そんな印象があった。
葉月が歩いていると、アンティークドールが動いているように見える。高貴な森の精霊が人間界に彷徨い出ているようにも。
夜が人の形をとって、昼間の公園に現れたという錯覚を覚える者もあるのではなかろうか。
だが葉月自身は、自分が他人にどう見られているかなど気にしない。今日は珍しく手ぶらで来たので、少々手持ち無沙汰を感じていただけだ。たまには見て回るだけでもいいと思ったので、普段使いのスケッチブックと72色の色鉛筆を家においてきたのである。
葉月は今年、3年生に進級する。最終学年。つまり、寝子高での最後の一年が始まるということだ。
今は亡き祖父は彼女を、自分の母校である寝子高へ入学させることで、その才能をつぶそうとする父の悪意から守ってくれた。だからこの2年間、葉月は自分の才能という翼を、思いっきりひろげることができた。その翼で想像の空を飛翔することもできた。
しかしそれも、あと1年で終わる。
彼女の進路は既に決まっていた。だが、当然それに対する妨害はいよいよ苛烈さを極めようとしている。
そのことは葉月自身、よく知っている。
こんなふうに過ごせるのも、もしかすると最後かもしれない――と。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
117人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年05月20日
参加申し込みの期限
2017年05月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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