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【お花見】しづ心なく花の散るらむ
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寝子島は緑が豊富だ。
川沿いの道を少しだけ外れれば、そこはもう、森かと見まがうような緑地公園だったりする。
ここも桜の見所だというのに、ほとんどの人は川原に向かったらしく、まるで人の姿は見あたらない。
花風 冴来
は振り袖姿、くるくると丸めていたござを敷き、履物を脱いでそこに膝をつく。
今日は天気もいいし――冴来は空を見上げた。
悪い日になんて、なりようがないだろう。なぜって――。
「ふふっ、こっちよ」
冴来は静かに立ち上がって、待ち合わせの相手に手を振った。左手で袖を押さえ、右手は白い肘まで見せて。
ひとつ年下の大切な友達。大切な友達。親友という言葉を使うのが一番適切だと思うが、もっと親密な表現があるのならばそうしたい相手……そう、酒浸朱蘭だ。
朱蘭はちゃんと冴来とお揃いの着物を着ている。橙色の生地に、花咲く春を散らした振り袖だ。
目の下がほんのり色づいているのは、さっそく少々聞こし召してきたせいか、それとも揃いの和服に照れているせいか。
「待ったでしょう?」
「それ、後から着たあたしが言うべきセリフじゃないのか?」
「ううん。朱蘭、私とふたりきりで過ごすお花見の日が来るのを指折り数えて待ったでしょう? って言いたいの」
「ちょ、なに言ってんだ冴来、あたしは別に……」
「待たなかった?」
拗ねたように冴来が肩をすぼめたので、勢い朱蘭は、
「そ、そりゃあ楽しみにはしてたぞ……それなりに」
と言わざるを得なくなっている。冴来はくすくすと笑っていた。
いかん、と朱蘭は思う。
また冴来のペースだ。
このままでは通常パターンとして、自分が軽く冴来をからかって、怒った冴来から、思い出すだけでキュッと切ない気分になるような甘いお仕置きをされてしまうような気がする……いつぞやのように。
冴来の細い指先で首筋から鎖骨の辺り、そして胸元まで撫でられ、押しつけられた唇から、熱い囁きを耳にあてられる。身をよじって逃れようとするも彼女は許さず、ついには舌で――いけない、いけない。
思い出すだけで胸の先が痛くなるような気がして、朱蘭はわざと大きな声で、
「持ってきたんだ」
どん、と自分と冴来の間にコンビニの袋を置く。ずっしり重量があるのは、大量のジュースやらお菓子やらが詰め込まれているからだ。
「それなら私も持ってきてるの」
冴来は自分の包みを解いた。
そこあら現れたのは花見弁当、それも三段重ねの重箱だ。
「見て。全部朱蘭の好物を用意したのよ」
紹介しながら、朱蘭が驚き言葉を失っているのを冴来は感じ取っている。味付けや盛りつけ方も朱蘭の好みに合わせたつもりである。
きっと朱蘭は言いたいに違いない。「どうして知ってるんだ?」と。
いずれも冴来は、これまでの朱蘭とのつきあいで学習したのだ。朱蘭がはっきりと「これが好き」と言わなかった食べ物であっても、雑談の話題や、昼食時の朱蘭の何気ない箸使いで読み取っていた。
弁当にいささか圧倒されながらも、
「そういやもうすぐ一年になるな」
と朱蘭は言った。互いに知り合ってから。
「せっかくの機会だしこれまでを振り返ってみないか? 月に行った時の話とか……」
「喫茶店に行った時の話とか?」
「そうそう。昔話ってやつだよな」
「そうね、そうしましょう」
何やら企んでいる様子ではあったけれど――。
せっかくだし見届けてみたい、と冴来は思った。
たまには朱蘭のくわだてに乗ってみるのもいいだろう。
北条 冬華
は自室で、はてなと首をかしげていた。
本日彼女は、友人たちとともに屋形船で桜の遊覧を楽しむ予定だ。
持参するものは少なくない。花見団子や桜餅、草餅にお茶……。
こうして楽しく準備を整えていたとき、冬華は意外なものに出くわしたのだった。
原因は、夜に合流予定のメンバーで、恋人でもある桜月から前日に渡されていた包みだった。忙しさから、つい確認せぬままに今に至っていた。ようやくこれを解いたところで戸惑ったのである。
「今日はモデルの予定はありませんよね……」
とつぶやく。
なぜなのか、包みのなかにはまっさらの、際どい下着の上下が含まれていたのだった。実用的な下着というよりは、セクシーなランジェリーと呼ぶ方が近い。ガーターベルトまであった。おそらくは月の新作だ。その意図は……?
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
117人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年05月20日
参加申し込みの期限
2017年05月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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