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●14日
「こんにちはー!」
老舗漬物屋『うめ河』の前で、可愛らしい声が響いた。
「らっしゃい! ……と、宮祀の嬢ちゃんじゃねぇか」
店の奥から出てきた
梅川 照喜
の強面の顔が和らいだ。
「どうした? この前の漬け物、口に合わんかったかのぅ?」
「ううん、あれ、凄く美味しかったです。今日は違う用事で来たの」
宮祀青果店の孫娘、
宮祀 智瑜
は後ろ手にしいていた両手をさっと差し出し、にっこりと笑った。
「お誕生日おめでとうございます!」
「え? 誕生日? 誕生日………あー、ワシか!」
「はい!」
差し出された智瑜の手には、何やらラッピングされた袋。それを見て照喜は自分のつるりとした頭を撫でた。
「そうじゃったそうじゃった。もう70年以上も生きてると、誕生日って感覚がなくてのぅ」
「ふふ、サプライズ成功です!」
「さぷらいず?」
怪訝な顔をした照喜に、智瑜は小さく舌を出しながら首を振った。そうだった、お爺ちゃん、横文字苦手だったっけ。
「ううん、なんでもないです。いつもお世話になってる梅川お爺ちゃんに、誕生日プレゼントです。受け取って下さい」
「そうか。ありがとな、嬢ちゃん」
照喜は差し出された袋を少し照れながら受け取った。70過ぎの強面の爺と、可愛らしくラッピングされた袋のコントラストが何とも微笑ましい。
照喜はガサゴソと袋を開けると、その顔を輝かせた。
「おお、これは……ぷろていんとかいうやつじゃ!」
可愛らしい袋から出てきたのは、金ピカの箱だった。黒光りしたマッチョなモデルが白い歯を見せて笑っている。
「ふふ、限定のプロテインなんですって。フルーツミックス味ですよ。お爺ちゃんの健康ドリンクと一緒に飲んでもらえたらいいかなって」
「おー、ありがとうなぁ! 今度嬢ちゃんにも飲ませてやろうかのぅ」
「え? えーと、あはは」
照喜の妙な健康ドリンクの噂を聞いている智瑜は微妙な返事だ。それに気付かず照喜はまたひょいと袋から何かを取りだした。
「ん? まだ何か……これはクッキーかのぅ?」
照喜の手には、透明なセロファンの袋に入った星形のクッキー。智瑜が頷いた。
「はい! 今日はホワイトデーだからと思って。それはいつも美味しい漬け物を作ってくれるお礼です」
「ほわいとでえ? なんじゃそれは?」
またもやの横文字に照喜は思いきり眉をひそめる。だが、すぐその眉を上げ、ポンと手を打った。
「白い……日。なるほど、頭の白くなった老人を労る日か! 素晴らしい敬老精神じゃ。いやいや、ありがとな、嬢ちゃん」
「……え~と……」
得意気にウインクする照喜に困り顔の智瑜だったが、小さく頷くと照喜に笑顔を見せた。
「―――これからも元気で長生きしてね、お爺ちゃん!」
ホワイトデーだろうが敬老の日だろうが。
お爺ちゃんにいつまでも元気でいて欲しい気持ちは、同じだから。
どんなプレゼントがいいか色々考えて悩んだけど。
喜んでもらえて、よかった。
その後智瑜は、ムッキムキの照喜の筋肉を触らせてもらったり、張り切る照喜の腕にぶら下がってみたりと楽しく過ごした。
(「お爺ちゃんの筋肉、本当に凄いですね!」「いや、それなら嬢ちゃんの胸の方が……げーっほげほげほ!」なんて会話が交わされてたのは内緒だ)
楽しく時間を過ごしていた智瑜は、店内の時計を見て言った。
「そろそろ帰りますね、お爺ちゃん。……そうだ、お祖母ちゃんから梅干し買ってくるように頼まれてたんだった」
「おう、そうかい。何にする?」
「やっぱり『金星』かな! ご飯と一緒に食べてもそのままでも美味しくて大好きなんです」
「へへ、そりゃあ嬉しいのぅ」
照れながら鼻をこする照喜。嬉しそうに『金星』を受け取る智瑜。
それはいつのも旧市街の日常。
「気をつけて帰るんじゃぞ!」
「はーい! またね、お爺ちゃん!」
笑顔の照喜に手を振って、智瑜はいつものように家路につくのだった。
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担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
22人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年04月30日
参加申し込みの期限
2017年05月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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