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【お花見】桜の下で待ち合わせ
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ざわり、生き物のように夜桜が揺れた。
「……っ……」
街灯のほとんどない夜の山道に、
月守 輝夜
は思わず小さな悲鳴をあげる。
「月守?」
「あ、……ううん、平気」
月の光を頼りに先を歩いていた
青木 慎之介
が心配げに振り返った。それが嬉しくて、でも心配させてしまったことが申し訳なくて、輝夜は必死に首を横に振る。
「観覧車からじゃ見つけられなかったね……ごめんね」
「ネクスト、展望台な!」
いい案だと思ったのに、と輝夜は肩を落とす。二人きりで観覧車に乗れたのは楽しかったけれど、目当ての八夜城は夕暮れの九夜山に見つけられなかった。ならばと山頂展望台を目指すうち、春の陽は暮れて辺りは真っ暗。
「……っ、きゃ?!」
「月守」
蒼い月影と木立の暗さに足元を取られて転びそうになった手を、慎之介が掴んだ。危なっかしいな、と笑い、手を繋いだまま展望台への山道を登り始めようとして、
「……ん? んんー?」
慎之介は足を止めた。月影の森へ瞳を凝らして後、展望台を通り過ぎた先にある三夜湖へと足早に向かい始める。
「慎之介くん?」
「なんか、見えた……!」
月光を浴びた夜桜が仄かに光るようにも見えた。繋いだ手に舞い散る桜が触れて、輝夜は知らず頬を赤く染める。
「月守! ルック!」
赤い頬を気づかれぬよう、慎之介が指し示す森の向こうの三夜湖へと視線を伸ばして、
「あ……!」
輝夜と慎之介は確かに見た。桜の影を水面に映し花びらを万と浮かべた三夜湖のその央、幻の如く浮かぶ島を。精確に積み上げられた灰青の石垣の上、香箱を組んでうたた寝をする白猫のかたちした城と、城を支えるように梢を広げる巨大な桜を。
夕暮れの大観覧車からでも見えるはずなのに見えなかった不思議なその城に、ふたりは思わず見惚れる。
「あった! やっぱり幻の八夜城はあったんだ……!」
「見つかって良かったね」
感極まって叫ぶ慎之介に大きく頷きながら、輝夜は湖畔に立つ。この桜とお城を目に焼き付けながら、夜桜見物にしよう。お昼の予定だったお弁当をここで広げて、ふたりで食べよう。お母さんと一緒に作ったお弁当は、間違いなく美味しいはず。
(そうだ、お母さんに電話しなきゃ)
慎之介くんと夜桜を見て帰ることを伝えなくては、と携帯電話を取り出しつつ、輝夜は黒い瞳を輝かせる慎之介の横顔を見つめる。
「ねえ、慎之介くん」
「ん?」
「次に何か探しに行く時は誘ってね」
「デンジャーじゃないって俺が判断したらな!」
桜とお城を背に明るく笑う慎之介の顔は、なんだかとても頼もしく見えた。好き、の言葉を、輝夜はぎゅっと胸に抱いて閉じ込める。今はまだ言えないけれど、いつか、
(いつか……)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿瀬春
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
1000人
参加キャラクター数
110人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年05月13日
参加申し込みの期限
2017年05月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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