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~いぬイヌの国~満開のさくら祭り
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「やっぱり! ココと、シメ上げた中立共存の会のいぬガ言っていた通りデス!」
しかし、それをぶち破るように、高らかな声と共に
トワ・E・ライトフェロゥ
が、偶然目的地を同じにしていた
八神 修
と共に現れました。
その勢い溢れる登場に、その場にいたいぬ皇、
恵御納 夏朝
、
御剣 刀
が目を見開きます。
「トワ、詳しいコト全く知らないデスケド! 中立共存の会もドーカナと思いマスたけれども!
オサムの『人の提案一つ受け入れられない度量』もないトップなんて、さすがにドーカと思うデス!!」
「………………」
いぬ皇は沈黙しました。僅かに俯き言葉無く。
「いや、こちらもそういう事も想定しておくべきだった。俺が先走りすぎたのかも知れな──」
修の言葉に、いぬ皇が言葉を途中で止めました。
「否、とわの言う事にも一理ある……我ながら度量が知れた」
「……もし、意見が変わったらいつでも力を貸そうと思う」
「……ああ。
──済まぬ。客人を立たせていては申し訳がない。好きなところに座るといい」
修の言葉を取り立てながら、いぬ皇は二人にそう言いました。
「飲むマス! こんな葬式みたいな今イイ気分でない人は、皆飲むデス!!」
トワが、座った瞬間の空気に耐えかねるように、少し離れた所にある甘酒の振る舞い所へ駆けて行き、人数分の甘酒を持ってきました。
「ショーグーンも! そんな見るからに体に悪そうなモノでなく、飲むデス!!」
その勢いと甘酒を口にした空間が仄かに温かくなったような気がします。
その雰囲気に乗ったのは、最初から針の莚の上に座るかの如く、いぬ皇と会話もなく傍にいた刀でした。
「いぬとねこの中立共存、か……俺達は部外者だし、ここで何を言っても他の奴らには伝わらないよ。言いたい事ない? 」
短冊で見た不思議な言葉。
『斬り分けてしまった前に戻りたい』
それを一番聞きたかったのは刀だったのかも知れません。
沈黙の間にも、華やかで終盤に差し掛かった太鼓の演奏は最高潮に差し掛かろうとしていました。
「うわ~っ、うお~っ」
明るい篝火が櫓を照らし出す中、
岡野 丸美
はテンションマックスで、太鼓の演奏に身軽になった体に合わせ、うなるように飛び跳ねていました。
傍らでは、2本足にもしっかり完全に慣れきった
羽生 碧南
が、クルリと回った勢いに合わせて、太鼓から更に大きな音を叩き出しています。
それから、少し離れたところで。
いぬ達の群れの中央に静かに座る
大天使 天吏
が、さくらの花びらのカーテンの下でそれを見ていました。
「天吏殿っ、何かほしいものはござりませんですかワン!?」
その目線は、傍に置かれた空の甘酒の器に注がれています。
「ええ。ですが、いぬさんを使い走りに出させるわけにはいきません。
それでも、本当に素敵ですね。
いぬさん達は毎年、こんなに大規模なお祭りをしているのですか?」
「ござるワン! 毎年の見物だワンっ!」
天吏が櫓に目を奪われて質問し、いぬがそれに答えている間に、こっそり他のいぬがその傍らに甘酒を注ぎました。
何しろ初の異界から招待をしたお客さんです。皆、異界のお客さんに少しでもお祭りを楽しんでもらいたい気持ちで一杯なのです。
「そこの4本足のお嬢さん」
「私……?」
寝子島製のブルーシートの上に、お行儀良く4本足で座っていた
三宅 葉月
は、掛けられていた声に、浸っていた自分の世界からほんの少しだけ顔を上げました。
「せっかくだから、お嬢さんもいぬの国特製甘酒一皿どうワン?
飲むと健康的にほんの少し楽しい気分になれるワン」
そんな、とあるいぬの誘いに、葉月は内心の見えない表情で目を向けました。
「……さっき飲んでも、特に変わらなかったの……」
「そうかぁ……せっかく来てくれたのに振る舞えなくて残念だワン……」
しょんぼりとしているいぬは少し可哀相ではありましたが。
葉月には『頭の中での情景を焼き付ける所作』より楽しいことは無かったのかもしれません。
彼女は、それを少しだけ見送った後、再び遠くに響く花火と太鼓の演奏を、ただどこかで絵の『形の素材』となるように目と耳に焼き付け続けました──
──そうして、太鼓の最後の一音が広場中に鳴り響きました──
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【ハロウィン】いぬねこ合わせてハロウィンパーティ!!
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年04月24日
参加申し込みの期限
2017年05月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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