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それゆけアニマルパーク!
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■やまねこさんの日 いっしょに遊ぼう
タワーを見れば東京に来たことを思うように、山々を見れば富山へ来たことを思う。
県庁所在地であるにも関わらず、もっというと新幹線の駅がすぐそばにあるというのに、あいもかわらず低い建物だらけである。右から左までぐるりと囲むパノラマの山脈。
振り向けばそこに、富山アニマルパーク。
「ぉー……」
一人でやってきたのであまり大きな声は出さないが、思わず声が漏れてしまう。
この、なんというか、地元の人が意識せずにやっているであろう天然の遠近感が凄まじいのだ。
しかも恐るべきことに、ゲートに掲げられたスローガン(?)は『森を元気に! 人も元気に!』である。森主体の動物園とか聞いたことが無かった。
「「元気な森……」」
つい声に出したところで、ふと誰かと声が重なった。
思わず見やると、革のリュックサックを背負った少女がいた。夕焼け前の海のような、金色の髪と青い目。
直感的に『ああ』と思った夏朝は、こんにちわと声をかけてから、自分の胸に手を当てた。
「僕は、
恵御納 夏朝
……だよ。きみは?」
「わたしは」
えっと、と右下に視線を傾けてから。
「
幸鳥 ミハネ
。寝子島のひと、かな」
二人は言葉少なに手をそっと出し合い、小さく握手を交わした。
どちらかが笑って、相手もつられて笑って、最初からそうするつもりだったかのように声が重なった。
「「一緒に行こうか」」
森を元気にと言うだけあって、ゲートを潜るといきなり木であった。自然公園でももっと落ち着くだろいうというくらい木々が生い茂っているが、それもそのはず。森の端っこを切り開いた動物園である。足場はコンクリート舗装されているので歩きやすいぶん森とは違うのだが……。
「きりん食堂? きりんさんがいるのかな……」
「えっと、中にはいないと思うけど、本物はあっちだね」
向かいあうようにフェンスごしにこちらをぼーっと見つめてくるきりん。その横には突然のフラミンゴである。
土地が有り余っているのか、それぞれのエリアがやたらめったらに広かった。
「不思議な鳥さん。綺麗な色だね」
「フラミンゴっていって、いつも片足で立ってるんだよ」
「片足……大変じゃないのかな」
あっちにきりん、こっちにフラミンゴ、そのまたあっちはトラでペンギンでシマウマでタヌキでウサギでいきなり森で……と、そこらの動物園と同じ感覚で歩こうとするとみるみる足が疲れてきた。これは見る場所を絞らねばならないぞと気づくには充分な広さである。
ということで。
トラを至近距離から眺めるボックスで『野生をどっかに置いてきたトラ』に軽く和みつつ……。
「どこか、見たいところはある? 僕は、ヤマネコさんかな」
「わたしは……ウサギを撫でたり、土地で有名な動物を見たりしたいかな」
「じゃあ、最初はあっちかな……」
二人がやってきたのはその名も愉快な『こどもどうぶつえん』。
別に大人お断わりというわけじゃあないが、放し飼いにされたヤギやヒツジといった牧場でおなじみの動物とふれあえたり、ウサギやモルモットといった人に慣れやすくて安全な動物を膝に乗っけて撫でられる施設でできていた。
「わあ……」
柔らかくて暖かくて、どこかもごもごしているウサギを膝に乗っけて、おそるおそる撫でてみるヨハネ。耳がぴこぴこ動くさまに、なんだかはしゃいでいるようだった。
アストラルタワーもだいぶ不思議なところだが、あちら側から見るとこちらの世界も充分不思議なのかもしれない。夏朝もモルモットを抱っこしてみて、なんかもちもちした手触りを楽しんでみた。
二人は園内バスに乗ってライチョウの展示室へとやってきた。キツネザル、レッサーパンダ、ライチョウ。それぞれが建物内に作られた人工環境によって暮らしている。
この時点でもうちょっとした施設規模なのだが、この動物園はそこかしこにこの規模の建物が点在している。経済の概念を少なからず知っている夏朝は園の経営状態が軽く心配になったが、ここは一旦飲み込んでライチョウさんタイムである。
大きく張り出した幕の下に入って、ガラス越しに真っ白いライチョウを眺めてみる。
「雪みたい……ふわふわ……!」
「寒いところで暮らしてるんだ。雪の中でも見つかりにくいんだね」
と、こうしている間にも時間というか尺というかが迫ってくる。現にこの園を回ろうとすると半分も回らないうちに日が暮れるので、結構よくある現象である。
「あっ、ヤマネコさん見てない! 急がなきゃ!」
かくして再びバスにのって園の端っこ(といってもこの隣に遊園地とか大きな池とかくっついている)にやってきた二人は、ヤマネコゲージの前へとやってきた。
ヤマネコとはネコの祖先にあたる、なかなか希少な動物である。やはりというかかなりネコっぽく、野性的な毛皮とキリッとしたまなざしを除けば大体ネコである。
「ネコ、すきなの?」
「だいすき……」
うっとりというかほっこり見つめる夏朝。
解説プレートに『目指せ百頭!』とか書かれているだけあってとても希少らしく、ゲージもかなり小さなものだった。部屋でいうと……四畳半くらい?
「なんとかヤマネコさんを見れた……ほっとしたら、なんだかお腹すいてきたな」
「この近くに、ご飯を食べられる場所があったよね」
二人はてくてく歩いてすぐ近くのカフェへとやってきた。
自然体験センターというこれまた大層な施設にくっつく形で存在しているカフェである。天気もよいのでテラス席に座った彼女たちは、ここぞとばかりにカレーライスを注文してみた。
一回見てみたかったタヌキさんカレーである。
やがて二人の前にやってきたのは、ご想像の通りのタヌキさん型にライスをぽこっとやったカレーである。
二人は目をぱっちり開いて、顔を見合わせ、そしてぱちんと手を合わせた。
「「いただきますっ」」
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担当ゲームマスター
青空綿飴
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年04月14日
参加申し込みの期限
2017年04月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年04月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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