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■くまさんの日 これはなかまですか?
さて今更ながらではあるが、ほしびとを見たことのない方のために幽星塔(アストラルタワー)についてちょっとだけ説明しておこう。
アストラルタワーとはなんかとってもファンタジーな異世界である。その割にちょこちょここちらの世界と似ている部分があるようで、なんやかんやあってタワーの住民たちがこちらの世界へ遊びにくるようになっていた。
そこへくると動物園なんてーものは異世界の皆さんにとって楽しい地球勉強の場なのである。
「わあっ、不思議なところなんですねえ。動物園!」
「熱いのが好きそうなのから寒いのが好きそうなのまで……へぇ、よくあつめたもんだねえ」
ゲートを入ってすぐのきりん食堂前。ある意味非常に人類文明っぽい空間で、
リリエル・エーテライト
はつま先立ちになってくるりと回った。ちょっと見回すつもりが360度回ってしまった具合である。
一方の
吉田 ベルンハルト
といえば、きりんやフラミンゴといったぱっと見フシギな生き物を前にいきなりカルチャーショックを受けていた。
今ではみんな知ってるキリンさんも、初めて見る人々にとっては『首ながっ! こわっ!』なのである。江戸時代の日本とかすごかったらしいよそれで。
「ずっと片足で立ってて、つかれないのかなー」
「挑戦してみますか?」
リリエルに言われて、よしきたとばかりに同じポーズをとってみる二人。
……の、一方で。
笹木 すず
が顔出し看板の前で『これなにするものなんだろう』とばかりに首を左右にかったんかったん傾げていた。
ひとりで動物園に来てみたはいいものの、人生初動物園なもんでなにをどうすればいいのかわからないすずである。
ほしびとに限らず、こういう施設のない国から来た人は動物園にかなり動揺するとはいうが。
「こんにちはっ、なにを見てるの?」
メリィ・ランページ
が顔出し看板から顔を出した。
『ぴえっ!』といって身をひいたすずに、にっこりと笑うメリィ。
「びっくりさせてごめんね。あたしメリィ」
「すずだよ。ほしびとさんかな」
看板の裏から出てきたメリィは、こっくりと頷いて手を出した。
その手を握って握手を交わす。
メリィは後からやってきたベルンハルトやリリエルにすずを紹介すると、早速四人の動物園旅行に繰り出したのだった。
すずめ獣人のすず。
とら獣人のメリィ。
くま獣人のベルンハルト。
白い翼のついたリリエル。
ある意味動物園みたいな四人が動物園をあちこちエンジョイするさまをここぞとばかりにお届けしたい、したいのだが、あまりのテンションに尺という最大の壁を十倍近く超える予感がするのでダイジェストでお届けしたい。
「がお?」
「ちゅん?」
「がおー!」
「ぴぇっ!? すずは食べても美味しくないよ!?」
虎を間近で見ることが出来るボックスから、野生をどっかにおいてきた巨大なネコを観察する四人。けど虎は虎。一瞬ちらりと見せる鋭い目つきやふとい牙に、動物の本能がぞくりとするものだ。
「やっぱりトラは強そう! 吠えないかな、がおー!」
「吠えたらみんなびっくりしちゃいそうですね。大きくて、すごい迫力です!」
メリィとよく似た耳を彼女と交互にみながら手をぱちぱちするリリエルである。
その後はベルンハルトが覚え立てのフラミンゴダンス(片足で腕組みをするなにか)と共に森でくまさんに出会う的な歌をすずのちゅんちゅんコーラスと共に口ずさんだり……。
富山県では割とその辺を歩いてることがある熊さんを強化ガラス越しに眺めて『こいつはのんびり生きてそうだなー』と呟いたり……。
リリエルが『こんなに大きな熊さんだったなんて、何を食べたらこうなるんでしょう!』といった具合のテンションに飼育員さんが『なんでもだよ』とめちゃくちゃざっくり応えたり……。
余談だが熊の餌はキャベツやリンゴやなんかを一度に大量に食べる。飼育施設によって異なるが肉をあえてあげないパターンもあるという。富山は野生の熊と住民がリアルに死闘を繰り広げるから結構恐いのだとか。
しかして小道を抜けていくと大きな森にさしかかり、小鳥がそこかしこを飛んでいく。
特にすずめはよく見かけるようで、すずはちゅんちゅん言いながら会話めいたことをしていた。
雪深く草のすくない高山地帯に生息するライチョウ。ヒナは岩場に紛れやすく茶色い柄となり、大人になると雪に紛れやすく白い色に育つ。一年中雪のある土地なだけに、羽毛はとにかく暖かそうだった。
そんなせいで……。
「私の羽根とはちょっぴり違うんですね。私の羽根は、湖の鳥さんに似てるんでしょうか……」
「あたいのとも違うみたい。でも暖かそうだね!」
鳥系(?)のすずとリリエルの間で羽根トークが盛り上がったりした。
こうして四人はキリンやトラやクマや、森の野生動物や水辺の生き物や、大きな肉食の鳥や珍しい南国のほ乳類や、あれやこれやを沢山見て楽しんだ。
地球の民が見ても楽しい場所である。いわんやほしびとにおいてをや。
「沢山見て回ったら、なんだかお腹がすいてきましたね」
がま口のお財布を手にとって、中身のコインやお札をつまんでみるリリエル。
ほしびとさんの経済感覚はよくしらないんですけど、一万円札みたいなものってあるんですね。火の粉ひとつでダメになりそうな紙式貨幣は、あの環境下であまり流通しそうにないのですが。
一方でベルンハルトはお腹をすかせるために歩いていたのだとばかりにお腹をぽこんとやった。
「まってました! ごはん!」
パーカーや裾の細くないジーパンといった、全体的にだぼっとした服装と繊細そうな顔立ちのせいで誤解しがちだが、ベルンハルトは大柄でカロリー消費の激しそうなぎゅっとした体つきをしていた。実際の熊じゃあないが、よく食べてよく寝る健康的な子(21歳)なのである。
「お出かけ先で食べるご飯は格別だよね! えーっと……どこで食べるのかな? 酒場とかがあるわけじゃないよね」
背景が森と池なのでうっかりするとファンタジックな冒険酒場がありそうな雰囲気だが、あったのはファンシーなカフェだった。
軒先に大きなソフトクリームのオブジェがあるようなお店である。
メニューが写真付きで紹介された看板を見て、すずがびしっとたぬきさんカレーを指さした。
「これ! これ食べてみたい!」
「あたしはどうしよっかな」
クマにしろトラにしろ、沢山食べて大きくなると聞いたメリィはこの際だから沢山食べて自分も強い子になりたいな……と思いもしたが、急に沢山食べてもよろしくない。
じゃあこれっ、といってすずと同じたぬきさんカレーを選んでみた。
やがてやってきたたぬきさんカレーはハチミツを使った甘口カレー。一方でリリエルの注文したのは中辛のオーソドックスなカレーだった。
「炊いたお米をカタにはめるなんて、可愛らしい盛りつけですね! それにこのカレーという食べ物……」
スプーンでルーをひとすくいして、はむっとくわえるリリエル。
様々なスパイスの組み合わせで生まれる不思議な味わいに、しばしうっとりした。
「帰ったら挑戦してみたいです。どんな材料を使っているんでしょう……」
「何杯でも食べられちゃうよね。塔でも食べれたらいいなあ」
ベルンハルトが食いしん坊の鏡みたいなことを言って同じくカレーを頬張った。
やがて日も暮れていく。
彼らは夜の新幹線にのって帰って行くだろう。
またひとつ、思い出を自分のおみやげにして。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年04月14日
参加申し込みの期限
2017年04月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年04月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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