this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
それゆけアニマルパーク!
<< もどる
1
2
3
4
5
つぎへ >>
■きりんさんの日 アイデアは森のなかに
佐藤 瀬莉
は時計いじりが大好きな女の子である。
学校から帰ると時計のパーツを使って組み立てる遊びをしてみるし、アルミを削って飾りを作ってみるし、休みの日となれば待ちへ繰り出してパーツ探しに没頭してみる女の子である。
そんな一風変わった瀬莉とて、休みの日に動物園へ行くことだってある。
「へえ、ここがアニマルパークかあ……」
鞄にあれこれ詰め込んで、ゲートの前に立つ瀬莉。
くるりと見回してみるが時計らしいものはない。試しにゲートを潜ってみても、時計らしいものはまるでなかった。
とんでもなく広い園内に時計を配置してもきりがないというのもありそうだが、時間を気にして歩こうとすると園内をひたすらダッシュしかねないからかもしれない。
そんなわけである意味、この動物園は時計から離れた施設だった。
瀬莉も瀬莉で、『時計を見ていると時間を忘れる』というちょっと変わった子なので、このあたりはいつも通りやもしれないが。
「最初はどこに行こうかな。見たこと無い動物さんは……沢山いそうっ」
案内板をじーっと見つめて先の計画を立ててみる。
キリンさんやトラさんはすぐ近くにいるので、まずはそれを眺めながら考えてみよう。
趣味は人の一部というのは、どこへ言ってもついて回るからだろうか。
瀬莉はキリンさんの餌やり風景を見ながら、キリンの首がぐるぐる回る時計を想像していた。
しかし足を投げ出してべたーんと座るキリンを見た途端、月針(一ヶ月の流れを針で表わしたもの)を足にした時計がぱっと思い浮かんでしまった。
頭で想像するものと実物の違いは、見るものに新しい扉を開いてくれる。
たとえばトラ。岩場に登ってガオーとやる姿ばかりを想像していたが、実際見てみると巨大なネコである。
ボールにじゃれついたり寝そべってひなたぼっこしたり、たまに伸びたり転がったりだ。
迫力と愛嬌が同居している。
まるで仕掛けのついた大時計のように、瀬莉の脳内でアイデアというアイデアがバネ仕掛けで飛び出してくる。
山暮らしの人が日常的に見るタヌキやシカなんかも、瀬莉にとっては珍しい動物だ。
動物をモチーフにした時計から、歯車すべてに動物のモチーフを取り込んでクリアケースで包んでみたら……なんていうアイデアまでわき出てくる始末である。途中から実現可能かどうかを無視してアイデアが爆発的に広がっていく。そんなうっとりとした感覚を味わっていた。
望遠鏡でのぞくムササビの『飛んでいないところ』。
窓の向こうでくつろぐライチョウや、ちょっとかわった顔つきのヤマネコや……。
そんな、瀬莉にとってはどこか非現実的な光景をめいっぱい楽しんでから、カフェムームーでたぬきさんカレーを注文してみた。
シンプルな型にニンジンやレーズンで顔を作った、いい意味で子供向けのメニューだ。
ほっこりとした甘口のカレーをぱくりとやって、振り返ると大きな池。
空は広くて、森は向こう側が見えないくらいに広がっている。
「楽しかったな……」
帰ったら、わき上がったアイデアをノートに書き付けなくちゃ。
そんな風に想いながら、瀬莉は暖かな昼下がりを過ごした。
一方こちらは
ダルディ・ラ・チェルディ
。昼過ぎごろにパークへとやってきた。
「人間の絵本に動物はつきもの。なら、実物を見ないわけにはいかないね」
スケッチブックを小脇に抱え、ダルディはパークのゲートを潜った。
潜ってすぐに、キリンさんと目が合った。
巨大な身体とながーい首。しかし思った以上につぶらな瞳でこちらを見つめるのだ。
寝子島で手に入れた絵本にもずいぶんと『きりんさん』は描かれていたが、実物はこんなにも何かを思わせる目をしているのか……と思った時にはスケッチブックを開いていた。
鉛筆をさらさらと走らせてきりんの顔を描き出してみる。
ポイントは目だ。黒くてつぶらで、しかしどこか優しくて悲しそうな目をしている。正面からみると思ったよりも不細工で、しかしそれがどこか愛らしかった。
急に正面からと言ったのは、きりんと視線を合わせられる台があるからだ。
スケッチを終え、あらためて園を見回してみる。
「しかし……動物を飼育していると言う割にはワイルドな施設だ。ほとんど森じゃあないか」
高い建物もほとんど無く、それこそファンタジーの世界さながらの山脈がくっきりと広がっている。
空をドラゴンが飛んでいないのが不思議なくらいの光景だった。
「おもしろくなってきた。次へ行こう」
森の小道は、文字通りの小道である。
特に舗装されていない土を切り開いたような道がながーく伸び、ちょっぴり視界の開けた場所に木のベンチがぽつんと置かれている。
しかしそこからの景色がまた壮大で、急な斜面になった森の風景を俯瞰することができるのだ。
「これはいい。休憩するのにぴったりだ」
歩き回るのはそんなに得意じゃないダルディである。
再びスケッチブックを開いて、たまに見える野生動物や風景を描いてみた。
休憩を終えたダルディは『こどもどうぶつえん』に来てみた。
二十歳そこそこの見た目をした彼がここへ来るのは妙な感じだが、野ウサギを抱っこできる施設と聞けば来ないわけにいかなかった。相手もそれを分かっているようで、親切にウサギさんを手渡してくれる。
「おお、あったかい……」
ひたすら口をもぐもぐしているウサギさんを間近で眺めながら、手触りや毛皮の感じを確かめていく。
ふとまわりを見ると、同じようにウサギさんを抱っこしてほっこりしている子供たちであふれていた。
「やっぱり、一番いいのはこれかな」
ダルディはスケッチブックを開いて、はしゃぐ子供たちを描き始めた。
<< もどる
1
2
3
4
5
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
それゆけアニマルパーク!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
青空綿飴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年04月14日
参加申し込みの期限
2017年04月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年04月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!