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「おかしいです。お腹が全然空きませんっ!」
翡翠が去ってしばらくして、突然、美咲紀が言い出した。誰もが翡翠の言葉を反芻している中、あまりに呑気な発言と思われたが、
「だって、ここに来てから五時間ぐらいは経ちますよね?」
と続けられ、全員がガラスの壁越しに目を見合わせた。
「確かにそうだ。正確な時間は分からないが……かなり経ってるはずだ」
目を覚ましたとき、修も亮も持ち物を確認した。結果、着ている服以外は、ハンカチ一枚残っていなかった。時計もスマホも、亮が持っていた催眠スプレーもである。身体検査をされたらしい。
「でも、全然、お腹が空かないんですよっ!」
巧が首を傾げた。
「でも、お腹空かない方が楽だし?」
「楽とかそういう問題ではありませんっ! いいですか、ご飯を食べるということは特に成長に大事なのです! 私たちもですが、光くんは今、十歳ぐらいです。きちんと食事をですね――」
「なるほど、やかましい人たちですね」
些か苛ついた口調で現れたのは、黒髪の少年だった。翡翠以上に冷たい目を美咲紀に向けている。
「まあまあ、そう言うなよ、
藍玉(らんぎょく)
。こいつらだって、そりゃパニックになるって」
後ろにいた濃い栗毛の少年が笑った。更に亜麻色の髪をした少年が続いて現れる。
「やっほー、お姉さん。僕は
瑪瑙(めのう)
。こっちは
藍玉
と
雲母(きらら)
。あんたたちを運んだのは僕たち」
美咲紀の前にしゃがみ込み、瑪瑙が無邪気な笑顔で言った。彼は少年たちの中では、やや年若く見える。
「そ、それはどうも、お手数おかけしました。重くなかったですかっ!?」
瑪瑙はまた笑った。
「面白い人だね、お姉さん。こんな状況でそんなこと言うなんて。翡翠が嫌がるはずだ」
「私だって嫌ですよ」
藍玉が苦虫を噛み鋳つぶしたような顔になった。
「昔の“琥珀”って、どんな人だったの?」
瑪瑙は莉鳥の方に顔を向けた。
「クールでちょっと子供っぽくて乱暴で、気紛れで冷酷で破壊者」
「……色々ね」
「そう、実に素晴らしい方でした……」
藍玉は目を閉じ、かつての琥珀を思い出しながら感動に身を震わせている。
「翡翠と藍玉は、心酔しきってるからねえ」
「あなたは?」
「僕? 僕も琥珀様が大好きだよ。でも、二人と違って琥珀様なら別にどんな琥珀様でもいい。だって、琥珀様なんだからね」
翡翠と藍玉の心酔ぶりも相当だが、瑪瑙も狂信ぶりもかなりのものだと莉鳥は思った。
「そうそう、お腹が減ったとか減らないとか言ってたけど」
瑪瑙は再び、美咲紀に顔を向けた。
「そ、そうですっ。減ってないけど、でも、食事は大事です! 光くんのためにも台所を――」
「“琥珀”様」
ぴしゃりと瑪瑙は言った。「そこは間違えないように。で、台所――がどんな物かは知らないけど、そういう物はない」
「えっ? ご飯はどうやって作るですかっ?」
「あー、なんか柘榴が言ってたなあ。あっちで美味いもん食ったー、って。それか。でも、お腹空かないだろ?」
「す、空きません……けどっ」
「普通にしてたら、お腹は空かないんだよ、ここは」
「え?」
「戦えばエネルギーは減る。でも、じっとしてればお腹も空かないし、喉も乾かない」
「そ、そんなことって……」
「戦ってエネルギーが減ったら、どうするんだ?」
修が横から口を挟む。瑪瑙は懐から、花を出した。見たことのない種類だが、花であることは確かだ。
「これをこうする」
指先で花を潰した瞬間、それは塵となって消えた。花好きの美咲紀は息を飲む。
「これでエネルギー補給完了」
「なあ。今それを持ってたってことは、俺たちにくれるつもりだったか、それとも自分で使うつもりだったか、どっちだ?」
亮が瑪瑙の指先から視線を外さずに尋ねた。
「今さっき、ちょっと戦ってきたからね」
つまりリリーの仲間をということか、と亮は思った。そういえばリリーと、一緒にいたはずの
優木 遥斗
は無事だろうか?
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グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年04月25日
参加申し込みの期限
2017年05月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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