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<月華>秘恋哀華 ―裏切られた姫―
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意外な事実に興味を持っていると、ミーツェは最後の一文にひやり、とした。白虹は、英雄として荒神と戦い続けた果てに、魔物と相打ちになっていたのである。そして、天帝から英霊へと召し上げられた、と。
それだけではなかった。ミーツェたちは資料からこのような事も知った。白虹の死と同じ頃に、雲の国の女王も死因は明らかになっていないが亡くなっているのである。それから暫くたって、時折『影の魔物』が出現するようになった。星幽塔への門が閉ざされたのも、その『呪皇』の力によるものだった、と。
(白虹さんと同時期に亡くなった雲の国の女王様……)
愛憐は、かつて雲の国の女王だった、と寝子島の人から聞いていたミーツェは、フォルカと共に他の資料もあたってみた。するとこんな資料も出てきた。ゴシップ誌のような物だったが、そこに書かれていた話が気になったのである。
白虹は、雲の国の女王からの告白を断り、近衛士の女性と結婚。
それがきっかけなのか、女王に不調が見られる。
だが一部の人間は女王と白虹の間に関係があったのではないかと推測しており……。
「よくある話だね」
フォルカが苦々しい顔になっていると、ミーツェは別の資料から白虹と雲の国の女王の間に関係はない事を見つけ出していた。だが、やはり女王が白虹に想いを寄せていたらしいことは書かれている。
「片思い、だったのですにゃ……」
「それは辛かったでしょうね」
アストライアが悲しげに相槌を打ったその時、かさり、と音をたてて何かが落ちてきた。不思議に思った彼は拾い上げ、そっと広げる。と、それは手紙だった。
「見せてくださいにゃ!」
ミーツェの言葉に頷き、アストライアが屈む。フォルカと共に覗き込むと……、手紙にはこう書かれていた。
藍音、君の告白には驚いた。
私は、君が友達として慕っていたと思い込んでいたのだから……。
気持ちは、とても嬉しい。でも、遅かった。今の僕には香澄がいる。藍音の気持ちにはこたえられない。
それに、藍音は女王だ。白虎族の私が恋慕の感情を持って接する事が許されない。
確かに、君を守ると誓った。
それは私の主君として。そして、友達として、の事だったんだ。
君はあの時、本当にか弱い女の子だった。でも、今は誰かを守るために立ち上がれる、強い女王になった。もう、私の支えがなくとも国を治めていける程に。君は、私が傍らに居なくても、大丈夫だよ。
想いには答えられないけれど、戦士として、友として、剣を捧げ続けると誓う。
遠く離れていても、それは変わらないからね。
友情を込めて 白虹
友への手紙。
だが、藍音はどんな気持ちでこの手紙を読んだのだろうか?
ミーツェはアストライアの許可を貰うと、その手紙の保護・保管を頼み内容を紙に書き写したのだった。
――冥晶宮
「やあ。元気そうだね」
サキリ・デイジーカッター
は、そこでの調査を請け負っている晴の国の姫、華夜に挨拶した。その後には
八神 修
と
優木 遥斗
もいる。華夜はにこり、と笑って3人に手を振った。
「貴方たちの役に立つかは解らないけど、ざっくりと白虹様や愛憐に関係するだろう資料は集めておいたわ。有効に使ってね」
華夜の言葉に、3人は目を輝かせる。
「華夜さん、よかったら武具の由来とか場所とか、量も知りたいんだ。そういう資料とかあるかい?」
修の問いかけに華夜は1つ頷く。彼女曰く戦いで使えるのではないか、と念の為に調査し使える物だけ集めてあるそうだ。既に輸送の手段や人員の手配も終わっているとの事で修はこの後に自分の目で見ておこう、と考えた。
遥斗もまた英雄の武具を見させてもらいたいと願い出、それにも許可が下りる。やはり剣や刀の類、防具類には興味があるのだ。それに、遥斗もこの世界用に武具を作ってみたい、という気持ちがあるようだ。
サキリは気になることがあり、修と遥斗に先に行っていて欲しいと願う。彼らの背中を見送ると、それとなくサキリは華夜へと問いかけた。
「気になっていたんだけど、あれから燈耶の様子はどうなったのかな?」
「お陰さまで、日常生活をおくる分には回復しています。精神的にも落ち着いて、生前のように笑ってくれるようになりました」
華夜が穏やかにそういうものの、その顔に浮かんだ影をサキリは見逃さなかった。彼の何か問いたそうな眼差しに気づいた華夜は、静かに頷く。
「けれども、戦闘はさせないほうがいいかもしれないわね。炎と飲み物しか口に出来ないみたいだし、炎を使おうとすると身体が僅かに透けるのよ」
「……まぁ、一度亡くなっている身だとは聞いているけれどね」
サキリはふと気になるもう1つの事を聞いてみることにした。
「白虹には、墓があるんだよね。でも、彼は祖霊として行動しているけれど……」
「あぁ、この世界では時々あるんです。強い思いを持っていたり、生前に強い力を持っていると肉体が滅んでも魂と心が実体化して行動できる人もいるのよ。それが『祖霊』……いわば、『触って会話も出来る幽霊』だと考えていただければいいわ」
その中でも天帝に英雄と認められ、神様から仮初の身体を作る力を授かった『英霊』というのは本当に一握りの戦士のみだというのだ。
(白虹は、その一握りの存在ってわけだね)
サキリはもやっ、としていたモノが解決し、あとでとりあえず墓参りしておこう、と想うのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
冒険
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年11月03日
参加申し込みの期限
2017年11月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年11月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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