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<月華>秘恋哀華 ―裏切られた姫―
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だが、『白虹が抱く藍音への感情』を資料から知るたびに、違和感を覚えるのだ。その理由は、なんとなく掴んでいる。
藍音が抱く白虹への感情が記されていないのだ。
(意図的に書かれなかったのかな……?)
考察をめぐらせながら、夏夜は別視点からも調べたい、と思い『異種族同士の婚姻・出産』に関わる資料も調べていた。
この世界では、異種族婚をする者は少ないながらもいるという(近代になって増えてきたとも書かれている)。だが、種族によって傾向は様々で青龍族はどちらかといえば同属での婚姻を望む傾向が強いようだ。
また、異種族同士でも子は生まれ、子供が男の子なら母親の、子供が女の子なら父親の種族に生まれる確立が高いらしい。
(……もしかしたら……)
夏夜の脳裏に、1つの仮説が浮かんだ。
その時、月が紫と夏夜に声をかける。なんでも給仕がお茶を用意してくれたらしい。夏夜は返事をしながら、その仮説を裏付ける資料を後で捜すことにした。
――神酒の国・宮前街
一方、
新田 亮
は神酒の国で聞き込み調査を行っていた。白虹はこの国出身の英雄だというのもあり、多くの人々が誇らしげに話している。
「そりゃあ、白虹様は多くの荒神……まぁ、怒りとか負の感情で自制が聞かなくなった精霊とか、力の弱い神様とかと戦って沈めまくった英雄だ。幼い頃から英雄譚として親とか手習所の先生が良く話しているよ」
と、あんまんを売りながらおじさんが話す。亮はその世界の硬貨を支払いながらそっと追加料金をプラスした。
「お茶と肉まんも買うからさ、もっと話を聞かせてくれないか?」
「いいとも。白虹様は多くの災厄に立ち向かい、この世界を守ってくださった。その後、えーっと、星幽塔とかいう所に奥方様の香澄(カスミ)様と行こうとしたんだが……、結局こっちに残る事になったな」
(香澄……?)
亮はふと出てきた人名に、内心で首をかしげる。彼の記憶が確かならば、白虹は、愛憐との間にただならぬ何かがあったようだが……。
「ちょっと待ってくれ。白虹の奥方って……? 俺が聞いた話だと、あい……とかいう名前の女性じゃなかったか?」
亮が困惑したように言えば、おじさんは「あぁ~」と納得したように何度も頷いて肉まんとお茶を手渡した。
「それは雲の国の女王、藍音様だね。彼女も白虹様を慕っていたみたいだけど白虹の奥方様は香澄様という、藍音様つきの近衛士だよ」
おじさんはそう言うと楽しげに言葉を続ける。
「白虹様と共に戦い続け、その果てに結ばれたのさ。伝承によれば、本当にお似合いの二人だったようだよ。有能な戦士だったから、藍音様もさぞ鼻が高かっただろうね」
おじさんは自分でもお茶を飲みながら次々に白虹の話をする。だが、亮はここで初めて聞いた白虹の結婚相手の事が引っかかり、僅かに顔をしかめた。
(白虹は、愛憐を裏切ったらしいが……それがコレ、なのか?)
他の仲間が集めた情報を精査する必要があるな、と肉まんを齧りながら亮は思った。そして、同時に……皆に祝福される白虹と香澄を遠くから悲しげに見送る藍音の姿が、何故か脳裏に浮かぶのだった。
「藍音様? 白虹様の主だよ。まぁ、当時雲の国が荒神への矢面に立っていたし、有能な戦士を部下に持てて幸せだっただろうね」
「藍音様は太っ腹だったよ。白虹様が結婚する際、2人に新居と土地だけじゃなくて使用人の手配とかも色々してくれたみたいだよ。2人の結婚を心から喜んでいたんじゃないかな?」
「藍音様が白虹様を……? それはないだろう。青龍族は同族での婚姻を好む傾向が強いんだ。確かに仲は良かったらしいけどさ」
神酒の国の人々は、藍音が白虹へ想いを寄せていた、とは考えられないと誰もが言っていた。彼らからしてみれば、そうおもえるのだろう。だが、そこに1人の青龍族が通りがかり、困惑したように口を開いた。もしかしたら、雲の国の人だったのかもしれない。
「いや、記録にも残っているんだ。藍音様は、白虹様を想っていらっしゃった。なのに香澄殿と婚姻を結んだだろう? だから藍音様は独身のままだったんだ。病死したって言われているけれど、その実、実らぬ恋に苦しんで自害した、という噂があるぐらいなんだ」
「え? 自害?」
亮が思わず聞き返すと、青龍族の若者が口を開こうとする。だが、そこに白虎族らしき年配の女性が割り込んできた。
「私の祖先が雲の国で女官をしていたけれど、藍音様は自害じゃなくて病死って日記に記していたわよ? まだ女ざかりの30になって居なかったらしいわ。美人薄命とはいうけれど切ないわね」
亮はその言葉に僅かに表情を険しくした。
――雲の国・神殿書庫
「えーっと、『じゅおう』は『呪の皇』、『闇の貴人』の『きじん』は『貴い人』なのだ?」
「そういうことになるね」
後木 真央
と
呉井 陽太
は資料を読みながら頷く。まともな物は陽太が調べてくれるだろうと踏んだ彼女は、微妙な知識での補完を考えていたようだが結局のところ2人で手分けして大筋の情報を集めていた。
「愛憐さんは元はこの国の女王だったらしいし、何かありそうなんだよね。彼女自身は『白虹さんが裏切った』と思っているみたいだし……」
「お膝元だし、なにかあってもおかしくないのだ。日記とか、残っているかもしれないのだ」
まだ普通に生きていた頃に記した物もあるのではないか、と踏んだ真央も両手を握り締めて強く頷く。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
冒険
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年11月03日
参加申し込みの期限
2017年11月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年11月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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