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■さびれた日常がこんなにも
三月中旬。世はホワイトデーに浮かれていた。
朝鳥 さゆる
には、幸福であることを強要されているようで、家のまわりにはいたくなかった。
できるだけ雑多な、できるだけ猥雑な、できるだけ粗雑な場所にいたかった。
都心からやや外れて、下卑た男たちの通う通りに立てば、さゆるの望みは一時間もたたずに叶うのだ。場合によっては一言も言葉を発することなく、指のサインひとつで希望が叶うときもある。
さゆるにとって、彼らは都合のよい時間を販売する自動販売機だ。相手も同じように思っていることだろう。
お互いさして金がかからなくてよい、くらいの感情である。
そんな夜と朝を何度か繰り返して、無駄にカラフルな裏通りを出た。
一緒に出た相手と交わす言葉など無い。自動販売機に挨拶をしないのと理由は同じだ。
平日の朝。
くたびれたスーツのサラリーマンがほとんど同じ方向へと流れていく。
まるでそう動くことが決められている機会のようで、さゆるには彼らが人のように映らなかった。
いや、人など最初から目に映していないのかもしれない。
人の形をした自動販売機。
人の形をした自動改札機。
人の形をした自動巡回機である。
彼らに混ざって自分もどこかに流れていこうかとは思ったが、しかし気分は乗らなかった。
逆方向へ行こう。サラリーマンたちが向かわぬ先だ。
屋台が一件、公園の裏手にとまっていた。
煮立った寸胴鍋と、新聞紙を広げる店主。
そんな光景を見て、さゆるは久方ぶりの空腹を感じた。
驚いたような、気はする。
なぜなら自分の足が自然と屋台の前に立ち止まり、黙って片眉だけあげる店主に応えるように椅子に腰掛けたからだ。
屋台のラーメンにメニューなどないようで、店主は黙ってラーメンを作って台へ置いた。
醤油味のチャーシュー麺。ごく普通の、どこにでもありすぎてかえってどこにもないような。
割り箸をとって、ひとくちすする。
熱が喉を通って自らに溶け込んでいくような。
自分という生き物に熱が灯ったような。
当たり前すぎて、かえって忘れているような。
ふと顔を上げた。
店主という人間が、新聞を広げている。
さゆるは黙って、二口目に箸をつけた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
青空綿飴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年04月08日
参加申し込みの期限
2017年04月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年04月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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