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● フジコちゃんはフジコちゃんでした
春彦が1階特別教室のフジコ先生の元を訪れると、ちょうどアカリが、筆跡鑑定のために瓜山先生宛の手紙と同じ文面を書いて貰っているところだった。来てみたはいいが、何を調べたらいいかわからない春彦は、なんとなく教室をあちこち見て回る。劇の衣装だろうか、色とりどりの服が、壁にずらりと掛けられている。血のついたものでもないかと見ていると、梢と流がやってきた。
梢は教壇の斜め前の席に腰かけ、頬杖をついてフジコに聞いた。
「フジコ先生。桐島先生もときどき悪寒を感じていたと言っていましたよね。鷲尾先生を見ていたのは桐島先生でしたが、桐島先生を見ていたのは誰だったんでしょうね」
「何が言いたいの、屋敷野ちゃん」
フジコ先生は胡乱げに梢を見つめる。梢はその視線を受け流した。
「私は、桐島先生の『大人の時間』に感じた悪寒の主が怪しいかなーと思うんですよね。単刀直入に訊きますが、桐島先生を見ていたのは、フジコ先生ではありませんか?」
「じつは胡乱路先輩から、犯行の瞬間、南校舎から見えた特別教室にフジコ先生はいなかった、という新たな証言がありました」とアカリも伝える。
「どこに行っていたのか……正直に言わないと、疑われると、思い、ます」
勇気あるアカリと梢の目を交互に見つめ、フジコはフッと笑みを漏らす。
「そうよ。桐島先生を見ていたのはアタシ。だっていい男は目の保養じゃない? ビデオを見ながら切ない顔をしてるのも可愛かったし」
「これでつじつまは合う」と流が言った。
「おそらく真犯人は先生が持ってきたロコミケのパンフをこっそり拝借してそれを凶器にして桐島先生に疑いの目を向けようとした!
そう、犯人はフジコ先生! あなたですね! 多分!
」
「な、なんだってー!」
聞くとはなしに話を聞いていた春彦が、驚愕の声を上げる。
ところがフジコ先生はあっさりそれを否定した。
「違うわ」
「証拠でも?」
梢が食い下がる。
「だってあたし、本当は野々ちゃんが特別教室を出て行ったあと、こっそり3階に上がって、視聴覚室の扉の隙間から桐島先生を観察してたんだもの。野々ちゃんを殺す暇なんかなかったわよ。疑うなら、弘明寺さんに扉を視てもらってよ」
能美子を視聴覚室に呼んで、扉に対して<役立たずの逆さ時計>を発動してもらうと、たしかにそこに、フジコ先生のよこしまな感情の痕跡が認められた。また、例のロコミケパンフからはフジコ先生の思念が見つからなかったことも、能美子は明らかにした。
「私がろっこんで知った思念だけを証拠にホシを挙げるわけにいかないのが辛いところね。でも、いずれすべてが繋がるはず……私の手持ちのカードはそれまで取っておくつもり。とにかくフジコ先生はシロよ」
能美子はすでに犯人の目星がついている様子だ。
「ありがと。ついでに、桐島先生は犯人じゃないわ」とフジコ先生は言った。
「だってあたしがずっと観察してたんだもの。あたしも桐島先生も図書室には行ってない。それにあたしが可愛い桐島先生を陥れたりするわけないんだから」
「富士や……じゃなくてフジコ先生! なんでそれ先に言わないんスかー」
春彦の脱力も尤もだったが、フジコ先生は、だあってぇ、とくねくね腰をくねらせる。
「あたしがノゾキをしてたみたいで感じわるいじゃな~い?」
「みたいじゃなくて、もろにノゾキっす!」
この学校、まともな先生はいないのだろうか! 頭を抱える春彦。
流はぽりぽりと頭を掻いた。
「やっぱ無理あったかー、じゃあ次の推理よろっす!」
それを受けて、梢はフジコ先生に尋ねた。
「フジコ先生、図書室付近で誰か見かけたり、悲鳴をきいたりしませんでしたか?」
「それがねぇ……図書室の方からがたって物音がしたもんだからあたしも焦っちゃって。まずいと思って廊下を忍び足で駆け下りたのよね」
「忍者ですかあんたは」
「で、1Fの踊り場に潜んで様子を窺ってたんだけど、そのあと蒼白な顔をした瓜山先生が3Fから下りて来たものだから、鉢合わせしたくないと思って特別教室に戻ったってわけ」
「ののこさんが可愛くて妬んでいたとも聞いてますが?」
「あたしが? まだ小娘でしかない野々ちゃんを妬むわけないじゃなーい。デマよ、デマ!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年04月05日
参加申し込みの期限
2017年04月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年04月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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