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狼子島人狼殺人事件
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● うろはうろんじのうろ
「こんちゃ! げんばけんしょーだぁ! 神妙にしろぃ!」
円を筆頭に、綾花とアカリが、南校舎の2-8を訪れる。
帰り支度をしていた秘子は、にちゃり、と唾液の音を立てて口角をあげる。
「んふふっ。綾辻さん、来島さん、桜庭さん、おそろいでどうしました? 事件は解決したのでは?」
言葉とは裏腹に、事件解決だなんて信じていない口ぶりだった。
三日月のように細められた瞳は、成り行きを面白がっているようにも見える。
「事件はまだ、終わってない、と思う」
アカリはそういうと、秘子に紙とペンを渡し、筆跡鑑定だと言って、瓜山先生が受け取ったのと同じ文面を書いてくれるよう頼んだ。
「はいどうぞ」
躊躇なく書き、秘子は紙をアカリに渡す。受け取って一瞥し、懐に紙をしまい込む。それからアカリは顔を上げて秘子を見つめた。
「んふふっ。来島さんみたいな、美少年に見つめられると胸がトキメキますね」
「むー……胡乱路先輩、茶化さないでください。犯人じゃないとは思う、んだけどなんか知ってそうなんだよなー……? それとも、」
――こっくりさんに誰が犯人か聞いてみたら、答えてくれんのかな?
ほんの思い付きで言った言葉に、円が激しく反応する。
「ぼくもこっくりさんやるぅ!」
すると秘子は、にちゃりと笑って二人に言った。
「残念ですけどこっくりさんはもうお帰りになってしまいました。一日に何度もお呼びたてするとお怒りになられるかもしれないので、やめておきましょう。それに、わたくしに聞いていただければ、答えられることもありますよ?」
「じゃあさ」と円は身を乗り出す。
「秘子ちゃん、うそつきおーかみの劇に出るって聞いたけど、ほんとに占い師役で満足したの? ほんとうは主役になりたかった?」
「質問の意図がわかりません。わたくしを疑っておいでですか?」
「ぶっちゃけその通り!」
円は、パイプにシャボン液を浸し、ぷーっと吹くと、自分なりにカッコイイポーズを決めた!
「『おれ』ってダイイングメッセージは、本当は
『うろ』
である!
すなわち、うろが名前に入っている人物……
『うろ』んじ秘子ちゃんが犯人!!
ふふっ、メガネとパイプをつけたボクのパゥワー、
真実はまるっとお見通しだ!
」
「……」
「……」
「……うろ?」
アカリと秘子と綾花は、綾花がスマホで撮影した現場の「おれ」を黒板に写し書いて、その字が「うろ」に見えるかどうか検証しはじめた。
「え、ちょっと待って。どうやったら『うろ』に見える?」
「『お』の左半分を隠したら『う』っぽいでしょうか」
「『ろ』は? 『わ』だったら棒を抜いて傾ければ見えなくもないですが、『れ』だと厳しくないですか?」
円は癇癪をおこしたようにジタバタする。
「ええーい、わちゃわちゃうるさーい。まるっとお見通しったらお見通しなのー!」
秘子は面白がって円に尋ねる。
「いったいわたくしはどのようにののこさんを手にかけたのか、ぜひ教えてくださいな」
秘子にそこまで懇願されては、まるっとお見通し探偵も悪い気はしない。眼鏡とパイプでブーストした頭脳によって導きだされた名推理を披露してやろうじゃあないかと、円はもったいぶって咳をする。
「うおっほん。秘子ちゃんはじつは主役を狙っていた。おねえ(フジコ)と喧嘩するように仕向け、その上で役作りのためだとアドバイスし、図書室で昔話を読む様に仕向けた。そこでたまたま手に入れた桐島先生のロコミケパンフでののこちゃんを殴って殺害。その後、素知らぬ顔で、主役の座に収まるつもりだった。――違う?」
「んふふっ。全然違います」
即答だった。
謎のまるっとお見通し探偵・桜庭円、撃沈。
疑いをかけた秘子にすら、よしよしと慰められる始末である。
すると、円の話もそこそこに、秘子の席と教室の戸、さらには北側の廊下の窓から見える風景を確かめていた綾花は、あることに気づいた。
「ここから、北校舎が見えますね。犯人が図書室に出入りするのを見なかったのでしょうか」
その質問に、秘子は笑みを深くした。
「犯人の出入りは見ていません。ですが、ほんとうはわたくし、野々さんが殺害される瞬間は見たんです。図書室の窓際で、人狼の着ぐるみを着た野々さんは、振り返りざまに一撃食らって倒れました」
「犯人の顔は?」
「残念ながらここからは」
「その時ほかに、変わったことはありませんでしたか?」
「そうですね……わたくし、鷲尾先生のことは素敵だと思っておりましたので、黙っていようかとも思ったのですが……桜庭さんが楽しませてくださったのでお礼に証言します。そのとき、1階の特別教室と保健室は空でした。少なくともフジコ先生と、鷲尾先生……あのふたりは嘘をついていますよ」
秘子はんふふっと笑い、口唇を舐める。
「さて、わたくしの話はこれでおしまいです。頑張ってください、探偵さん」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年04月05日
参加申し込みの期限
2017年04月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年04月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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