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クローゼットのような自宅。世界は退屈なのだと感じる様で
朝鳥 さゆる
は寄り付く事もあまりなかった部屋の中で一人過ごしていた。
熱に魘された病魔のような時を過ごすわけでもなく、深い眠りに誘われる様に錠剤を口にして一日を終える。
それだけだったはずなのだ。
ゆっくりと目を開ければさゆりの前には『非日常』が広がっている。
肌の裏側から妙な疼痛めいた薄気味悪い痛みを感じながら彼女は固い土の上から体を起こす。
軽快な音楽と、作り物めいた世界の中で彼女の耳朶を伝う様に聞こえたのは厭らしい声だった。
――人を殺した事ってある?
現実世界で人を殺したことなどなかった。
悪夢の中でなら何度も何度もその手で人を殺し、奇妙な感覚に苛まれながらも人の肉の感覚と臓器を抉ったそれを両方の掌に刻み込んできたはずだ。
――人を殺してけいけんちを得てね。
誰かが死ぬことを『経験値』と変換できるのならばさゆるの心は此処までも苛まれなかったはずだった。
身体を起こした儘、周囲を見回す彼女は薄気味悪い世界で感じる事ない現実を探す様に目をきょろりと動かした。
(殺したことはなくても、殺される瞬間なら、)
見たことが有る。
最愛のひと――実の兄が父親を殺すその刹那。赤黒く流れる一筋までもがべたりと張り付いていて。
生と死という立派な概念さえもさゆるの中には『曖昧』なものとして確立された。
生と死が混在するような非現実的な感覚が己を蝕む狂気なのであることは知っていた。只、痛みが現実だと知らしめるように自傷行為の様に誰かの温もりに溺れ、眠りの中に逃げ、『箍』が外れぬ様に抑えつけていた。
抑えつけて来た筈だったのだ。
落ちていたナイフがその手にしっくりと馴染んだことも。
生と死が混在する世界がモザイク模様となって『莫迦らしい程に退廃的に見えた』ことも。
全てが己を追い詰めていくかのようで。
聞こえた明るい音楽にエンカウントという羅列。
さゆるはゆっくりと立ち上がり振り仰ぐ。
突如としてその姿を現した『殺人鬼』。人を殺す事に躊躇えば、殺されることが分かっている高揚感がさゆるの胸を支配した。
言葉なく殺人鬼の口元に笑みが乗った。
刹那、飛び込む男への反撃に突き立てた刃は赤い血潮をさゆるの顔へと雨粒の様に被さった。
ぷつり、と。
箍が外れた様に彼女はその身を逸らし、殺人鬼の前へと躍り出る。
殺される前に殺さなくてはいけない。
ナイフを弾いた獲物が鈍い音たてさゆるの腕を軋ませる。痛みさえも高揚に変化し、その足に力が籠る。
「――こっちよ」
殺人鬼の眼前へ躍り出た彼女の頭へと叩きつけられんとした鋭い刃。受け止めきれず肩を裂いたそれに僅かに身を捻ったさゆるの手からナイフが零れる。
漏れた吐息は僅かに生の気配をさせた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
日下部あやめ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年04月07日
参加申し込みの期限
2017年04月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年04月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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