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殺人鬼が『プレイヤー』という仮説をしっかりと確立したものにするためには全員の力が必要なのだとねむるは告げた。
まずは修と圭花の得た情報。
――台帳には彼の名前はなかった。
――殺人鬼には何らかのルーツが存在している。寧ろ、彼自身にも何か法則がある。
そこから導かれるのは彼が外部の存在だという事だ。
「彼がプレイヤーだというなら、キャラクターとして何らかのルーツを持っているのは何もおかしくはないわ」
キャラクターにだって何らかの設定が必要とされている。
たまたま殺人鬼が殺人鬼と言う設定で目の前にあるだけで彼が農民から始まったキャラクターなのだとすると何らおかしくはないのだと圭花は告げた。
「それに、俺たちが敵キャラクターとして、彼がプレイヤーなら……うん、彼が外部の人間であることは納得できる」
プログラムされている情報として自分たちが台帳乗っている可能性。
それに行き当たった修は念の為の役所から持ち込んでいた台帳をぱらりと開いた。
「村人の欄に……朝長さんはいないけど、他は――」
ぱちりと瞬くみちるに「色々、ちがうから」ともごもごと口の中で言った夜空は困った様に彼女の手を握りしめる。
「大丈夫、守るけんね」
「う、うん……」
もごもごと呟く彼を見遣ってから室内を出た叡知は殺人鬼の襲来を待っているかのようにそわりと体を揺らした。
「――で、謎はどうすんだ」
「殺人鬼の残機を減らす」
端的に告げたねむるにジュストとサキリは小さく頷く。
「彼がプレイヤーキャラクターなのだとしたら、残機は存在している。
仮に、島の中で復活ポイントを自由に設定できるのだとしたら、それを『エネミーが集合している場所』であるここに設定させればいい」
ここに来れば村に存在するドットの敵よりも尚、強いキャラクターと出会うことが出来るのだとねむるは言った。
「ここに来たいと思わせれば彼は必ず姿を見せるはずだよ」
その言葉に納得したかのように圭花は立ち上がる。
エンカウントと言う文字は自分から彼へのものではなくて、彼から自分へのもの。
プレイヤーと言う言葉もまた然り。
彼がプレイヤーで自分たちが敵エネミー。
この世界が本という体裁を整えているだけでゲームの中だという仮説を正しいと証明すればこの世界から抜けられる。
現れた殺人鬼に向かって飛び込む叡知はまずは1度目の死を、と殺人鬼を殴りつける。
振り仰いで拳を突き立てる殺人鬼を躱したサキリが翻弄するように地面を蹴った。
ねむるのろっこんも使用し、殺人鬼の死亡回数を稼いでいく。
武器が厄介だとなればジュストとサキリが囮を果している間に相対した修が『分解』をするべく体を滑り込ませた。
「これで、何度目?」
問い掛けるサキリの声に「3回」とジュストは淡々と返す。
「それじゃ、もう直ぐかも? 殺人鬼の『操作』、だんだんと適当になってきてる!」
プレイヤーが飽きたのかも、と返したジュストにねむるは大きく頷いた。
「人が操作してるんだろ?」
夜空を振り仰いだねむるは芯のしっかりした声音で告げる。
「彼は外で誰かが操作してるキャラクターだ」
「そして、この世界は『こんなゲームがあればいいな』という妄想が具現化したものか」
続く、修の声にすくりと立ち上がった夜空は大きく頷く。
「正解だね?」
殺人鬼が倒れると同時に眼前に現れた赤い頁。
それを目の当たりにしたと同時に愁は光に包まれる。
「この世界は誰かが『こうしたい』と願った妄想がそうなっただけなんだ。……すごいね、簡単にクリアしちゃった」
くすくすと笑った少年の声音を聞きながら、目を開ければそこにはいつもの変わらぬ日常が広がっていた。
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あとがき
担当マスター:
日下部あやめ
ファンレターはマスターページから!
お疲れさまでした。
様々な推理や行動があり、キャラクターさんそれぞれの個性が素敵でした。
バイオレンス&サスペンスはとても楽しくて、書いている側としても
皆さんの行動や推理に「あ、こういうアプローチもあるんだな!」と楽しませていただきました。
このたびはご参加ありがとうございました!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
日下部あやめ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年04月07日
参加申し込みの期限
2017年04月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年04月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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