this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
深紅の頁
<< もどる
1
2
3
4
5
…
9
つぎへ >>
誰かが死んだ。
有り得ない程にあっさりと。
誰かが死んだ。
ゲームのように乱雑に体を融かして。
誰かが死んだ――殺したのだ。
地面を蹴り、ドットの世界を走り抜ける
添星 叡知
にとってこの世界はゲームそのものであった。
世界に存在する住民たちは『莫迦らしいほどに作り物』染みている。
目の前で血が溢れようとも、腕が捥げようとも叡知には経験値に見えていた。
(荒事が嫌いなら隠れていろ――)
冷たく言い放った『先刻』の事を思い出しながらも彼は世界から抜け出す為に経験値を探していた。
村を描いたドットは精巧な造りをしている。流行りの3Dゲームには及ばないがドットで描いているにしては余りにも造詣がしっかりとしていた。
村人たちは絶えず繰り返す。殺さないと、殺さないと。
物騒な言葉を耳にしながら叡知はゆっくりと眼前の村人と向き直った。
「やあ、此処は村だよ。経験値を稼ぐには殺さないと」
彼は武器を手にしていた。音立てるチェーンソー。油が挿されてないのかその駆動音は聞いていて気持ちの良いものではない。
只、人を殺す為に所有しているのであろう刃は血で汚れ錆びついている。
「やあ、経験値を稼ぐには殺さないといけないんだ」
「ああ」
大きく頷いて叡知は何処からか聞こえた奇妙なサイレンに彼が『エネミー』と呼ばれる相手なのだと悟った。
無抵抗の村人ではなく、武器を所有した村人。
「付き合おう」
簡単に殺されるわけにはいかない――ゲームなのだ。クリアの為には躊躇いなく殺し続ける他になかった。
拾い上げた日本刀。腕に感じる重みは僅かなものですぐに刃を構えた彼は「来いよ」と誘う。
戦闘ミュージックが村人と叡知を包み込めば、村人は突進するようにチェーンソーを掻き鳴らした。
「なんだ、使い方も知らんのか」
武器を躱し、体を捻った叡知は靭やかに村人の前へと躍り出る。
突進する以外にその行動を見せぬ村人は楽し気にケタケタと笑い首を傾げた。
「やあ、経験値を稼ぐには殺さないといけないんだ」
「もう聞いた。一つ教えてやるが、それは突いて使うものじゃない。引いて切るもんだ」
次は、彼の番だった。
踏みしめた土は何故だか柔らかい。感覚を感じながら先ずは刃を深く突き刺す。
両腕に感じた感覚。生々しいほどの質感に『ずぷり』と飲み込まれた刃の行方を静かに眼で追いかけゆっくりと引いた。
「やあ」
プログラミングされた言葉がノイズを混じらせ途切れる。叡知の黒い瞳には赤い海が確かに映った。
飛び散る赤が、その体に降り掛かる。
飛沫を受けて舌打ちを一つ漏らした彼は「だから獲物は嫌なんだよ」と小さく一つボヤいた。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
9
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
深紅の頁
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
日下部あやめ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年04月07日
参加申し込みの期限
2017年04月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年04月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!