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<三羽烏の襲撃2の3>寝子島高校が空に浮上しました
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●ループ:
05
・寝子島高校の入学式……講堂(2)●
【講堂:出入口付近〜1階席】
こうして
夢宮 瑠奈
、
雨崎 荒太郎
、
雨寺 凛
、
恵御納 夏朝
、
風雲児 轟
、
優木 遥斗
、
椿 美咲紀
、
八神 修
の8名は、入学式の開始早々、クマ先生に捕まってしまった。
「まったく、どうなっとるんだ今年の新入生は!
揃いも揃って、入学式を集団エスケープとはっ!」
「エスケープ……ち、違うよっ、吉田先生」
怒り狂うクマに向かって、
恵御納 夏朝
が必死に、
「僕達はクロ……その、悪い奴等からこの入学式と皆を守るために」
と訴えてみるけど、クマは「このバカタコが!」を連発するばかりで、てんで埒が明かない。そうこうするうちに、ステージの方では雨宮校長が壇上に上がり、校長の式辞を始めてしまった。
(うぅ、こんなことしてる場合じゃないのに。
早く皆を、寝子高を守らないと……!)
一網打尽に捕まってしまった仲間の姿を見て、
李 小麗
も会場の自席で慌てる。
「あれはきっと、校舎へ向かおうとしている人達なのだ?
しゃおりーも、脱出する人をお手伝いするのだ!」
そう言って、自分の席を飛び出そうとした小麗の隣りから、けらけらけら。唐突にそんな笑い声が聞こえてきて、小麗は驚き立ち止まった。
「おやま、そんな面倒なことをするより、いっそ。
この入学式を中断に追い込んだ方が早いんじゃないかい〜?」
後ろの席で胡座をかき、ギシギシと身を揺すって笑っていたのは、
骨削 瓢
だった。9組の小麗とは全然クラスも違う筈だけど、この男に席の指定などあって無いようなもの。
「式を……中止にする? そ、それは駄目なのだ!」
聞き咎める小麗に、骨削が心外だという様子で首を傾げる。
「おやぁ、どうしてだい? 例えばあっしのろっこんを使って、
ここで暴風を起こす。騒ぎになって式は『フツウに』中断、
教員が全員を外に避難させてくれるだろうよ。
校舎落下の被害も免れて一石二鳥、じゃないかい〜?」
「講堂の中で竜巻が起こるのは、全然フツウじゃないのだ!
みんなが外に出たら校舎が無いのもバレて、もっとパニックになるのだ。
それによく思い出すのだ、瓢。
この入学式の最中に、ののこもここに落ちて来るのだ」
小麗は元々の入学式で、どんな出来事があったのかを憶えてる。この校長の話の後は、祝電の披露と生徒会長の祝辞が続き、それから新入生の誓いがあった。その場にののこが現れて、自分の願い──
フツウの高校生活を満喫したいという願い
を宣言するのだ。
「オヤ、そうだったかい? よく憶えてないねぇ」
「もしもその前に式が中止になったら、
入学式が中止→ののこの宣言なし→過去が変わる
こうなって、何かよくないことが起きる気がするのだ!」
けれども骨削は、小麗の話になどちっとも聞く耳を持たなかった。
「知ったことじゃないねぇ。とにかくあっしはこんな所でむざむざ死ぬのはゴメンだし、
今までやこれからの混沌がなかったことにされるのも、望むところでは無いのだよ」
そう言って骨削は、独楽回しの仕草でろっこん【悋気の独楽】を発動させ、しゅるる……と片手の上に、竜巻の幼生を作り上げる。
「だっ! ダメだったらダメなのだ瓢!」
【講堂:ステージ】
小麗が思わず大声を上げた、その時だった。
「そこの新入生、静粛に! 校長先生のお話中だぞ」
見れば2階席で眼鏡の上級生が立ち上がり、厳しい目でこちらを睨んでいた。当時の生徒会長の
海原 茂
だ。しん……と静まり返った会場で、海原はコホンと咳払いをすると、「失礼しました校長。どうぞ話を続けて下さい」と再びステージに向かって促す。
「HAHAHAそれじゃ、お言葉に甘えて! トウ!」
「さってボーイ&ガール! 入学おめでとう!!」
いきなり壇上に飛び乗り校長のマイクを奪った、その見覚えのある人物に、会場にいた
志波 拓郎
は呆気にとられた。
「って……、兄貴……!?」
見覚えがあるも何も、自分の兄・
志波 武道
だ。この日彼は、新入生である拓郎の保護者としての立場で、この式に参列していたはず。武道自身が転校してくるのはこの後の話なので、この時点ではまだ彼は寝子高生ですらない。
見知らぬ青年の闖入にざわつき始める会場に向かって、武道は壇上からにこやかに手を振ると、シャツのボタンに手を掛ける。それを見た拓郎が、蒼白になって呻く。
「まさか……ヤメロ、馬鹿兄貴!」
「ヤメロと言われる前に、もう脱いでいる!
ブドー史初お披露目、これが神速脱ぎだぜいっ☆」
「「きゃあああああああああああ!?」」
女子の黄色い悲鳴や教師陣の怒号、そして一部の生徒からは大ウケの喝采を拾い、ブーメランパンツ姿でドーモドーモとそれに応える武道。ほっほっほと何故かこちらも拍手している校長の前で、さらに武道はマイク片手に、裏校歌を熱唱しだす。
「こら、そこで何をしている!? ステージから降りなさい!」
当然、桐島先生を始めとする男性教師が飛び込んできて、ステージ上で武道を追い回し始めた。その彼らから懸命に逃げ回りながら、それでも武道はマイク片手に歌うのを止めない。
(さぁ、今この瞬間全員俺を見ろ……!)
【講堂:出入口付近〜ステージ付近】
「なっ、何だあの馬鹿騒ぎはーっ!」
ステージ上で繰り広げられている追いかけっこは、当然出口付近にいたクマ先生からもよく見えた。その横で夏朝ら、クマに捕まっている者たちが目だけで頷き合う。
(志波先輩が、注意を引き付けてくれてるんだ……!)
じり……とクマに気取られぬよう、後退りする8人。その時、会場の列の間をもう1人、身をかがめてこちらにやって来る生徒が見えた。志波弟の拓郎だ。クマがそれに気付いて呼び止める。
「んっ? お前は何だ?」
「すみません、あれ兄で……」
と見つかった拓郎が、ステージの方を振り向き、あらかじめ用意していた言い訳をする。
「見てたら、凄く気分が悪くてはきそうで……
ちょっと、外の空気吸ってもいいですか……」
実際、演技じゃなくて、武道の奇行に本気で気分が悪そうだ。いや拓郎ももちろん、兄が自分たちを逃がそうとして敢えて脱いでいるのだ、ということは分かってるんだけど。
「ナニ? あの不審者がお前の兄弟だと?」
ところがだ。クマはかえってそのワードを、聞き咎めてしまった。
「どういうことだ? ちょっと話を聞かせてもらおう」
(あ、しまった。関係者だと言わない方が、良かった……?)
逃げられないようにガッチリ肩を掴まれ、8人と一緒にされてしまう拓郎。
またしても脱出失敗か……と思われたその時、次の事件が起こった。受付をパスして、講堂の入口からひそかに潜入していた1人の女性が、ここが頃合いと見て、突然大声を上げたのだ。
「始めまして、寝子高の皆ー!
入学ほやほや遅刻しちゃった謎の新入生……」
「『暁石(あけいし)ロミ』でーす☆」
講堂中の人が振り向く大声で、元気良くそう挨拶した「謎の新入生」の顔を見て、捕まり組の1人、夏朝が仰天して腰を抜かす。
「おっ、お母さん!?」
偽名を名乗っているけど、肉親だもの、見間違えようがない。あれは夏朝の母親、
恵御納 理沙
だ!
「な、謎の新入生だと……?」
突っ込む要素がありまくりの理沙に向かって、とりあえずクマがつっこむ。
「新入生なら、制服はどうしたァ!」
「制服は……忘れましたー☆
でもほら、新入生の赤いリボンは持ってるわ」
と胸に付けていたリボンを、嬉しそうに彼女が見せびらかす。理沙は見た目が年の割に幼く、高校生と言っても通用してしまう外見なので、受付の学生がうっかり渡してしまったみたい。
理沙は動きやすいように髪をそのリボンで括ってポニーテールに結びながら、ステージでまだ裏校歌を熱唱中の、武道の方を興味キラキラで眺める。
「あらっ? カラオケ大会かしら? とっても遅刻しちゃったので
式がどこまで進んだかわからないけど……何だか面白そうなことしてるわね?」
じゃあ私も!と理沙はすれ違いざま、こっそり娘にウインクすると、
「入学式をつつと……恙なく?進めたいなら
……私を、捕まえて御覧なさーい☆」
と元気よく歌いながら、講堂の中を縦横無尽に走り始めた!
「おろっ? あれは……」
教師陣に羽交い締めにされ、ステージから引きずり降ろされそうになっていた武道は、講堂の後方で起こった騒ぎに顔を上げた。見れば1人の女の子(?)が、ポニーテールを揺らしてリズミカルなステップを踏みながら、会場中を走り回っているのだ。
「こっ、コラどこへ行く! 待たんかー!」
どすどすとその彼女を追い掛けているのは、吉田先生。そのクマの必死の追跡を、ポニーテールの少女は、バク転したり足の間をすり抜けたり、時には跳箱のようにぽ〜んとその頭を跳び越えたりして、次々と躱しまくっている。
「このっ、チョコマカと逃げ回りおってー!」
「もしかして、あなたが吉田先生? なら、捕まる訳にはいかないわ。
だって……聞いた話だと……
小さいのとはいえ、
ゾウさんも担げちゃう
んでしょ? 怖いわ〜☆」
「クマ先生……完全に手玉に取られてるな」
呆気に取られてそう呟いている武道に手を振り、理沙がステージの方にも走ってくる。
「あなた、未来の生徒会長さんね? 娘が未来でお世話になってます(ふかぶか)」
「これはドーモドーモ、ごていねいに」
「これ、手作りクッキーの差し入れよ。きっと元気が出るわ〜」
「んがぐぐ、ウンマーイ!」
理沙が放って寄越したクッキーを、空中でひょいパクした途端、武道の全身に力が漲る。理沙の無自覚ろっこん、【ささやかな手料理を】による疲労回復効果だ。「こ、こいつ……まだこんな力を!」と驚く教師陣をガムシャラに振りほどき、再び武道もマイクを握って
裏校歌を熱唱
だ。
♪ ここは寝子島 マジで良い島 セーイ?
寝子島高校 我は親孝行イェー!
全てのものに感謝 特にかーちゃんマジ感謝! YO!
【講堂:1階席】
「これはこれは、あっし好みのカオスな騒ぎになってきたよぃ〜」
そして武道と理沙、2人の乱入にニヤニヤと成り行きを見守っていた
骨削 瓢
も、
「じゃ、あっしもひとつ、この騒ぎに乗っかるとするかねぇ〜」
と再び【悋気の独楽】を発動させて、手の上にミニ竜巻を作り上げる。「あっ、瓢!」と隣りで驚きの声を上げる
李 小麗
には構わず、天井めがけて螺旋の渦を放とうとした、その瞬間──
「たっ、竜巻はやり過ぎなのだダメなのだーー!」
ばくっっ。小麗がぷっくりほっぺで骨削の手に齧り付き、そのミニ竜巻を口に入れてしまった。
「しゃ、小麗嬢が!? あっしの竜巻を食べたーー!?」
口いっぱいに竜巻の幼生を頬張り、「!☆#?」としばらく目を白黒させる小麗。やがてその両耳から、ぼふっと排気を完了し終えると、呆気に取られている骨削に向かって言う。
「しゃおりーは入学式もののこも守るのだ、
ののこの宣言の邪魔はメッなのだ!」
その一方、奮闘していた武道と理沙の方は、やがて他の教師まで総動員されてしまい、ついに2人ともステージ上でお縄になってしまった。
「お母さん……!」
その母の様子をハラハラと見ていた夏朝の肩を、ぽんと拓郎が叩く。この騒ぎの間に出口へとすでに走っている、仲間たちの後ろ姿を指差して、「自分たちも……行こう」。
ウン、と頷いて一緒に走り出そうとした夏朝の視線が、ふと或るものに止まった。講堂のフロアに、何だか見覚えのある物が落ちていたからだ。
「えっ、これって……ねこシール!?」
すぐに夏朝は思い出す。さっき理沙がすれ違いざま、自分にウインクをしていたことを。あのウインクは、ここにシールを落としたという合図だったのだ。困っているかもしれない娘のために、ねこシールの予備を持ってきてくれたのである。
夏朝はそのシールの束をぎゅっと大事に胸に抱きしめて、
「お母さん、マジ感謝……じゃなかった、本当にありがとう!」
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鈴木二文字
前回シナリオ
<三羽烏の襲撃2の2>ループ世界に囚われ、無限ループ中です
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
47人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月11日
参加申し込みの期限
2017年06月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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