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<三羽烏の襲撃2の3>寝子島高校が空に浮上しました
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●ループ:05・寝子島高校の入学式……対ニヒル班(1)●
【北校舎1F:廊下〜学食】
浮上中の北校舎に左右のろっこんで無事到着した、
志波 武道
と
春山 小枝
の2人が校舎内に入ると、先行していたメンバーが1階で彼らを待っていた。
「おや、よかった。1人でどうしようかと思っていた所でした」
「ゴメェン、遅れて! えっと……」
武道は、何故かぐっしょり濡れている華奢なその青年(?)に声を掛ける。額に貼り付いたウェーブ髪を彼が手早く掻き上げると、柔和な金色の瞳がその下から現れた。
「ほしびとの
スハイル・アルムーリフ
と申します。以後お見知り置きを」
ティクスのコピーろっこんの足場で、ここまで登ってきたスハイルだ。武道や小枝も手早く名乗り合い、今こちらの北校舎の中にいるのは、スハイルだけだということを知らされる。
「団長は……あ、ウチの盗賊団のボスですね。団長やその他の皆さんは、
空から直接この建物の屋上に向かわれました」
「ふむふむ情報サンクス! ところでスハイルさんは何でそんなにびしょ濡れなノ?」
「ああ、それはですね……」
スハイルの話によると、1階から2階へと上がる階段の途中から、校舎が水没しているのだそうだ。興味を持ったスハイルはその先まで潜ってみたのだけど、廊下も各教室も、建物内部の空間は全て水で充たされていた。その浸水が3階まで続いていることを確かめてから、息が続かなくなったスハイルはそこで戻ってきたとのこと。
その話を聞いた武道と小枝が、心当たりに顔を見合わせる。
「階段の途中に天地逆の水面があって、水がそこから落ちてこないのは
何とも不思議な現象でしたね。あれも、この寝子島特有の現象なのでしょうか?」
「うんにゃ、ソレは多分ニヒルのろっこんの仕業だと思う」
三羽烏の1羽、空気を水に変える能力を持つあのペンギンが、この北校舎のどこかにいるのだ。ニヒルとは水族館で交戦経験のある武道と小枝が、強敵の出現に表情を引き締める。武道が言う。
「校舎の上昇も一向に止まる気配がないし、高度が上がればその分
気温も下がるし空気も薄くなる。早く何とかしなきゃな……」
それから、まずは必要な物を調達しようと向かった食堂で、武道らはもう1人の仲間と出くわすことになる。たった今この場にループしてきたばかり、といった顔で立ち尽くしているその少年を発見して、武道は明るく声を掛けた。
「おろっ? サキリくんだー!」
その少年──
サキリ・デイジーカッター
が、ゆっくりこちらを振り向く。
「志波先輩……? あぁ。志波先輩だね。ここは寝子高の学食か」
何だか心ここにあらずと言うか、少し様子がおかしいようにも見えたけど、サキリはそれ以上何か取り乱すようなこともなく、冷静に武道やスハイルの話を聞いて、今この場での状況を把握する。
「分かった。そういうことなら、僕も皆に協力するよ。
……こんな異常な戦いはフツウにとって無い方が良いからね」
それからサキリは、後ろにいた小枝にも気が付く。小枝も同様に、自分がここに何をしに来たのか、その目的を説明した。講堂で山田にも話した、ハッチに憑依してこの北校舎を軟着陸させる、という例のアイデアだ。
「でも校舎の中が水没してて……このままだと、
屋上のハッチくんの所まで行けないの」
「分かった、つまりこういう流れだね」
サキリが簡潔に、これから各人がやるべきことをまとめてくれる。
「僕達はニヒルを倒して、まずこの北校舎の水没を解除する。
解除でき次第、春山が屋上まで上り、ハッチへの憑依を試みる。
うまく憑依できたらハッチのろっこんを逆用して、この校舎を地上に着陸させる」
「成る程、分かりやすいですね」
スハイルも頷いて納得し、
「では私は皆さんのサポートをすることにしましょう」
とニヒルを撃破するための相談を武道やサキリと始める。小枝の方は校舎内の浸水が解除できるまで、邪魔にならないように、1階の適当な場所で隠れていることになった。
「皆に任せちゃうの、申し訳ないんだけど……
携帯通話しっぱなしにしておけば、様子はわかると思うから。
志波先輩、サキリくん、スハイルさん……どうかよろしくねっ」
【北校舎2F:購買室〜廊下】
「ヨカッタ……ゴーグル発見!」
それから数分後。単身、校舎の水没部分に突入した武道は、まず2階の購買で競泳用のゴーグルを手に入れた。ちなみに、衣服とスマホは1階で待機中のスハイルに預かってもらっている。下はもう例のブーメランパンツなので、これでいつもの水中仕様のブドーだ。
早速ゴーグルを装着し、武道はクリアになった視界で改めて、水中を見回す。水没した建物の中に入るのは、マリンパラダイスの対ニヒル戦でも経験済みではあったけど、学校という見慣れた日常空間が、すべて水に侵されてしまったその光景には、言葉にし難い痛みを感じた。
ゆらゆらと目の前を流れる、行事プリントの類を目で追いながら、
(……こっちの校舎は無人だったことが、せめてもの救いか)
それから武道はまず、窓を開けて息継ぎができるかどうかを試してみることにする。
「ニヒルの能力単体なら問題ない筈だけど、近くにヒルズもいるからな……」
念の為、中庭とは逆方向になる北側の窓を開けてみて──武道はほっと肩の緊張を抜く。水は例によって窓の外には流出しなかったが、その垂直の水面は発火することもなかったからだ。
「ヒルズの暴走能力の影響が、ここまで来てたらキビしかったけど。
これならとりあえず、息継ぎの心配はなさそだな」
武道は水面の向こうに顔を突き出し、外の空気を深呼吸する。肺腑に流入してくる空気が冷たいのは、この校舎がもう、かなりの高度まで上がってしまっているからだろう。頭上の空にはちらほら雲も見え始め、視線を地上に転じれば、すでに寝子島高校の講堂はミニチュアの都市模型のように小さく見えた。
「あとどれぐらいの高度まで浮上させたら、クローネとハッチがこの校舎を
地上に落とすつもりなのかは分からないけど……とにかく急がなきゃな」
そんなことは絶対にさせまいと、武道は決意を新たにして、ニヒルの捜索を急ぐ。
【北校舎3F:廊下〜音楽室】
2階にニヒルの姿は見当たらず、武道は続いて3階へと捜索の場を移して、あのデブペンギンを探す。けれども、ニヒルの姿は水中のどこにも見えず、武道の胸中で徐々に疑問が膨れ上がる。
(おかしいな……必ず近くには居る筈なのに?)
いちど1階まで戻って、サキリやスハイル達と相談するべきか迷う。事前の作戦では、サキリが待機する1階の階段付近までニヒルを追い込み、そこでカタを付ける予定だったのだ。
けれども、肝心の敵が見つからないのではどうしようもない。水族館では、マグロのお腹の中に潜んでいるとかいうアクロバティックなことをやっていたけど、またあんなふうに何処かに隠れているのだろうか。
「んっ……あれはナンダロ?」
そこでふと武道は、進行方向の廊下に、キラキラ光る物が沈んでいることに気が付いた。石拾いの要領で、武道は手を伸ばしそれを拾い上げてみる。
「破片だ……ガラスの、欠片?」
その破片は1つきりではなかった。よく見ると他にも沢山のカケラが床に散らばっている。ハッと雷に打たれたように、武道は廊下の窓の方を振り返った。
窓ガラスが1枚、割れていた。
(ペンギンは窓が開けられない……手が使えないから)
だから、外に出たいと思ったら割るしかない。武道の視界が、窓の外から急接近する黒い敵影を捉える。
「──校舎の外か!!」
『ウワハハハハ、俺様の前に道はなく、俺が進んだ後ろに道はできる!
これが孤高の「ペンギンロード」だ!』
ガッシャアアアアアアアンン!
別の窓を割って砲弾の如く突っ込んできた、デブペンギンの直撃を喰らって武道が吹っ飛ぶ。ガフッと空気を吐き出す寸前で堪え、クイックターンですぐさま廊下の掲示板を蹴って、ニヒルの追撃を辛くも避けた。
「こンの……重い攻撃だ、な!」
水中でともかく体勢を立て直し、切れ切れに呻く武道に向かって、ペンギンが片眉を上げる。
『ほぉ? この荒野を彷徨うロンリーウルフ……
ニヒル様の攻撃を喰らって、まだ息の根があるとは。
社会という名のシステムに飼い慣らされたビー・ユー・ティー・エー……
BUTAの1匹にしては、なかなか根性があるじゃねェか』
相変わらずハードボイルド気取りのペンギンだ。言ってることはスッカラカンだけど、ただし攻撃にはちゃんと中身がある。ろっこんで空中にウォーターロードを敷設し、ジェットコースターよろしく特攻してくるあの攻撃は、以前と変わらず強力だった。
『だがてめーも所詮は、群れるしかNOのない恥知らずのBUTA!
この世界で94回もてめーらBUTAどもに嬲り殺しにされた恨み、
このニヒル、憶えちゃいねーが、忘れもしねェぞ!』
「94回……って、えっ??」
身に覚えのない濡れ衣をいきなり着せられ、対峙していた武道は困惑する。二言三言話して、武道はすぐにニヒルが、クローネに騙されてこの場に差し向けられたことを悟った。彼らを殺していたのは、その当のクローネなのに。
(そうだ、スマホにその時付けてた記録がある。あれをニヒルに見せれば……)
すぐに武道は頭を振る。だめだ。スマホはスハイルに預けてきてしまった。そうやって武道が逡巡している間に、ニヒルは一方的に恨み言を並べ終わると、またすぐに攻撃を再開した。
『骨の髄までとくと味わえ! 「ペンギンロード」かーらーの、「ペンギンサンドバッグ」!』
ガシャーーン! ニヒルは窓を割って再び空へと飛び出し、すぐにホーミングの軌跡を描いて校舎内の武道に再アタックを掛ける。1度だけでは終わらない、武道が何度躱そうともまた別方向からアタックしてくる、ペンギンロードの全方位攻撃だ。
「つ痛っ……ガラスが!?」
そして窓が壊される毎に、ガラスの破片が水中に蓄積されていき、ペンギンが通過するたびにキラキラとその破片が巻き上げられて、容赦なく武道の全身を切り刻む。
『ウワハハハハ、痛かろう? 苦しかろう? だが甘えるなアッ!
痛いのは、この俺様とて同じだーーーッ!(くわっ)』
「エーーーーーーーーー!?」
水中に撒かれたガラスは、平等にペンギンの身体も傷付けていた。それでもニヒルは痩せ我慢で、
『男は黙ってハードボイルド! 先に音を上げた方が負けだぞッ!』
(マズイ……とにかく、窓の多いこの廊下から離れなきゃ!)
外の空間をも立体的に使える相手を、1人という少人数で1階まで追い込むのはとても無理だった。武道はサキリとの作戦を捨て、身を翻して、音楽室の中へと逃げ込む。
(ここなら広い──間合いが稼げる、ルートも読める!)
逃げた武道を追って、一直線にこちらに突っ込んでくるペンギン、そのニヒルをろっこん【スイ・マー】のカウンターで撃墜しようと、手刀を尖らせて待ち構える武道。
『ウワハハハ、覚悟を決めたようだな小僧ッ。
よかろう! この俺様の「ペンギンコースター」、
止められるものなら止めてみろおおおおおォッ!』
激突、ペンギンのニヒルVS
志波 武道
コークスクリューの軌跡でさらに加速し、こちらに向かってくる敵を正面に見据えながら、
(怯むな……真正面から突撃してくるなら、必ず当たる!
完全に麻痺させられなくても、どこか掠れば戦力を削れる!)
次の瞬間、ニヒルと武道が水中で激突した。
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3人まで
シナリオジャンル
学校生活
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
47人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月11日
参加申し込みの期限
2017年06月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月18日 11時00分
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