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<三羽烏の襲撃2の3>寝子島高校が空に浮上しました
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●ループ:05・九夜山の対クローネ戦……イリュージョンランド(2)●
【イリュージョンランド:入場ゲート付近】
その頃、寝子島イリュージョンランドの園内では、先行していた
獅子目 悠月
&
水上 桜
の2人と、テオを奪還した展望台組の生き残り、
飛吹 蓮太郎
、
恵御納 久隆
、
呉井 陽太
、
新江 天懸
の4人が、合流を果たしていた。
入場ゲート付近で待機していた、
獅子目 悠月
が彼らを出迎えて、
「良かった。皆、無事だったか」
そう言い掛けてから、一行の疲れた顔を見て口ごもる。4人とは少な過ぎないか。
(いや、詳しい事情を聞くのは後だ)
獅子目はすぐに歌を歌ってろっこんを発動させ、テオを中心にした4人を【Holly Knight】の障壁で守る。それから
水上 桜
が先頭に立って、彼らを園内に案内した。
「とりあえず、ミラーメイズに避難して。
獅子目先輩と下見はしておいたから、中の安全は保証するわ」
桜がテキパキそう言って走りながら、
新江 天懸
が抱えているテオを見て、首を傾げる。
「あれっ、あの変な猫が、もっと変なことになってる」
テオは今、新江の腕の中でガラスの猫になっているのだった。小走りで移動しながら新江が説明する。
「クローネに暴走させられねぇように、
俺のろっこんで一時的にガラスにして運んでる。
……実際展望台じゃ、かなり危ねーところだったけどな」
「ふ〜ん……ねえ、その猫が今ここで割れたら、どうなるんだろ」
「おいコラ、なにいきなり物騒なこと言ってんだ」
「その猫さえいなくなれば、私にも普通の日々が返ってくるのよね……」
「これってチャンス!?みたいな顔してんじゃねーよ!」
「ああっ!?(つるっ→すてーん→ドンガラガッチャ〜〜ン!)
ついうっかり転んでミラーメイズ入口の鏡を割っちゃったわ。
さ、という訳でみんな、ミラーメイズに着いたわよ」
「紛らわしいことしてんじゃねー!?」
【イリュージョンランド:ミラーメイズ】
桜の身体を張ったギャグにもかかわらず、一同の空気は重かった。
「身体を張ったギャグだったのに……」
「嘘つけ。目がマジだったぞお前。コエーよ」
ぶつくさ言ってる桜から、新江は念の為ガラステオを遠ざけながら、籠城用の砦作りを始める。ここは鏡の迷路の最奥部。新江は、ここまでの道中で適当に剥がしてきた内装をカマクラ状に重ね、それを1枚1枚ろっこんでガラスに変えていく。完成すれば、テオを匿って籠城できる、厚めのガラスドームが出来上がるだろう。
ただ、作業にしばらく時間は掛かりそうだ。その間は獅子目が障壁を張り続けて、テオと皆を守る。獅子目はろっこん発動中は常時歌っている必要があるため、会話には参加できなかったけれど、ともかく逃げてきた4人から、展望台での詳しい顛末をここで聞くことができた。
「……という訳でクローネのろっこんが暴走し、『ひと』の私以外は
あの広場にいた者全員が、強制的にろっこんを暴走させられてしまったのだ」
恵御納 久隆
がそう話しながら、クローネの暴走を阻止できなかったことを悔やむ。あらかじめ知ってさえいれば、片方を庇うふりをして阻止できたのでは、とも思ったが、仮に部下の立場でもそれは不自然すぎる行為だったろう、と思い直す。
「そして新江君のろっこん暴走に巻き込まれて、私達も全員ガラス化した」
サキリがクローネの片方を道連れにしてテレポートしたあの直後、久隆、蓮太郎、呉井の3人も地面のガラス化に追い付かれて、ガラスの彫像になっていたのだった。
そう。8人いた実体アリの展望台組は、このループでも、全滅する1歩手前まで行ったのだ。
「でも時間にして多分、その数秒後……」
と今度は
飛吹 蓮太郎
が、その続きを話す。
「何故か僕達のガラス化は解除されて、
気が付いたらテオくんも、昔の僕の似姿から元の猫の身体に戻ってた。
訳が分からなかったけど、後はとにかくテオくんを連れて、
5人で必死に森の中を逃げてきた……というわけ」
そうやって彼らは、このイリュージョンランドまでたどり着いたのだった。獅子目や桜にも、ここに至るまでの事情が呑み込めた。黙っていた
呉井 陽太
が、そこでぽつりと言う。
「たぶん……サキリ君が、暴走してた方のクローネに何かしたんだねぃ。
でなきゃ今回もきっとオレたちは、あのまま全滅してたと思う」
「サキリ君は……」
何かを言い掛けてから、久隆が苦しげに首を振る。
「いや、今は彼の無事を信じよう」
呉井も蓮太郎も、黙ってそれに頷いた。同じ話を聞いていた桜が、そこで「あれっ?」と首を傾げて、新江と久隆と蓮太郎と呉井の4人を指折り数える。
「でも、逃げてきたのが5人なら、数が合わなくない?」
その指摘については呉井が答えた。ガラス化が解除されたもう1人のメンバー、
獅子島 市子
は別行動をすると言って、途中で彼らと別れたのだそうだ。自分のろっこんが暴走すると、このエリアにいる幽体状態の者たちを全員消滅させてしまいかねないので、1人で隠れて鳴りを潜めることにしたらしい。
また、気絶したヨハンと常闇月の2人については、一緒に連れて来ることができなかった。猫のテオはともかく、彼ら2人の身体まで同時に運んでいたら、とてもクローネから逃げることなど出来なかっただろうから。妥当な判断の筈だけど、それでも心苦しい思いはある……。
ただ、市子の暴走から逃れるため、一時九夜山から遠くに退避した幽体生徒たちが、そろそろ戻ってくる頃合いでもあった。彼ら9名も実体さえ取り戻せれば、心強い戦力になるのだけど、それは過去の入学式の時間軸で奮闘している者たちの結果次第だ。
「おっしゃ、ガラスドーム完成したぜ。
おいあんた、しばらく歌は休んでていいぞ」
一方、話の間に籠城場所を構築し終えた新江は、ぶっきら棒にそう言って獅子目を少し休ませてやると、ドームの中にテオを安置して、そのガラス化を解除する。まだしぶとく刺さっていた羽根も、蓮太郎が直接触れないように割り箸で摘んで、注意深く除去した。
「これで、大丈夫かな……」
「おっ、ネコの方も目ぇ覚ましたみてーだぞ」
そして、ここで気絶していたテオがようやく目を開けた。輪になって見守る6人の顔をぼんやりと順番に見回し、やがて諦めたように小さくため息をつく。
『そうか……来ちまったのか、お前ら』
「なにその言い方! 私は好きで来たんじゃないからね!」
ムキー!と暴れる桜を羽交い締めにしながら、新江が他のメンバーとテオに言う。
「よし、それじゃこれで俺の仕事は終わりだ。
ここもすぐにクローネに見つかるかもしれねえからな」
おい猫名前教えろ、とテオから名前を聞き出すと、新江は自分が囮になる旨を伝えて、ガラスドームから外に出て行こうとした。ただしこの行動は、獅子目が強く言って止めることになる。
「いや待て新江。正直、お前のろっこんの暴走がいちばん怖い。
俺が必ず障壁で守るから、ここでじっとしていてくれ」
市子のように完全に身を隠すと言うなら話は別だが、聞けば新江は、自分がテオを預かっているフリをして、まだクローネに物を投げて攻撃するつもりらしい。それではまず間違いなく、またろっこんを暴走させられてしまう結果になることは目に見えていた。
もちろん本人は、皆を暴走に巻き込まないように動くつもりだったけど、少し距離を取って離れた程度では意味がないことは、展望台での暴走ですでに体験している。新江も自分のプランに固執はせずに、ここは獅子目の言うことを聞いて、ドーム内に残ることにした。
そしてこのタイミングで、遠くに退避していた幽体生徒の一部が、ここミラーメイズにも戻ってきた。
桜庭 円
、
小山内 海
、そして
宮祀 智瑜
の3人だ。
「あっテオ! よかった! 目が覚めたんだ!」
と
桜庭 円
が、壁を透過してきた勢いのまま、テオにダイブする。もちろん幽体状態の円はテオに触れず、そのままスル〜と突き抜けてしまったので、
「もう、相変わらず触らせてくれないんだからテオは!
いじわる! この愛想なし!」
ちなみに円たち3人は、周囲の合わせ鏡にもその姿が映っていなかったりする。実体がない彼女たちには、光も反射しないからだろうか。テオが呆れて円に、
『いや何言ってんだお前……そういう状況じゃねぇだろ。
自分の心配をしろ、透けてる自分の方の心配を』
「それはこっちの台詞だよ、テオのばかー!」
と返す刀で今度は、円がテオに怒り出した。えぇ……って顔のテオに、続いて
小山内 海
もスケッチブックを開いて、メッセージを書いて見せる。
『テオが 私たちを心配して
気遣ってくれたのは うれしいけど
私たちだって テオを心配してるんだよ』
円もそうだそうだ!とテオに指を突き付けて、
「テオ、どうして独りで解決しようとなんかしたのさ」
ループ世界への再突入時に、ののこを助けに行くとか言いながら、テオが結局この九夜山に来ていたことを、円は言っているようだ。
「話してくれたら絶対、誰かが手伝ったのに!」
言われたテオが、それは……と口ごもる。円が重ねて、
「テオが怪我したら皆嫌でしょ?
信じてくれてるならボクらを頼ってよ」
む……と黙り込んでしまうテオ。どうやら、彼には彼なりの事情や筋道だった考えが何かあったようだが、それを聞く機会は失われた。獅子目が「しっ」と口に指を立て、皆に沈黙を促したからだ。
すると、遠くの方から苛ついた、そして皆がよく知る声が聞こえてくるではないか。
『キーー! 何よもう! ただのダミーじゃない!』
「あれは……!」
宮祀 智瑜
が弾かれたように迷路に飛び出して偵察しに行き、すぐに壁から戻ってきた。
「クローネがもう、このミラーメイズの中に来ていますよ。
カラスの姿で、誰かの携帯をつついて壊してました」
「それは俺か、水上の携帯だ」
「さっき貸してあげたやつ? 勘弁してよ!」
悲鳴を上げる桜に続いて、獅子目が冷静に説明する。
「迷路内に2カ所、ダミー携帯を置いて歌の録音を流しておいた。
歌を歌って発動させる俺のろっこんは、何も対策しないと
声で居場所がバレてしまうからな……」
しかしクローネが同じアトラクション内にいることが判明したため、もう猶予は無い。もう1つの携帯がまだ時間稼ぎになることを信じ、獅子目はなるべく小さな声で囁くように歌うことで、ろっこんを発動させる。新江のガラスドームとその中の獅子目の障壁、これで2重の防御だ。
そうやって鏡の迷宮の最奥部で、テオを中心にじっと息を潜めるメンバーたち。居場所がバレずにどうにかクローネをやり過ごせるなら、それに越したことはないのだが……。
ところが、あろうことか突然、誰かの携帯が鳴り出した。
「私のでも、獅子目先輩のでもないわよ?」
と主張する桜。その上の空中で、幽体の円が仰天する。
「ボクのだ!?」
そう言えばさっき、海の携帯も自分で操作でき、音楽さえ流せていた。同じように電話が掛かってくることもあるらしい。円は即座に携帯を取り出し、その着信を切る。
ところがまた間髪入れずに、手の中で着信音が鳴り出した。
「誰!? 何!?」
たまらず円が電話に出ると、向こうで「ああ、部長か?」と声がする。同じボクシング部の部員、
新田 亮
からだった。向こうも幽体、幽体同士なら電話も通じるのか。新田が話す。
「頼むから、電話を切らないでくれ。大事な用件なんだ。
テオを奪還できたんだろ、ならテオの身体に羽根が残ってないか調べてくれ」
円の目の前で、蓮太郎たちが頭の上に必死にマルを作っている。
「羽根ならもう抜いたって!
もう切るよ、今取り込み中だから!」
「いや待てまだだ。頼むから、ちゃんと調べてくれ。
テオの身体に、発信機等の不審物が残ってないかどうか……」
円が悲鳴を上げる。
「発信機なんて、あるワケないよそんなものっ!」
『あっらら〜。今確かにこっちの方向で、電話の音がしたわよねぇ〜?』
その数秒後、スルスルとその黒い翼で迷宮をパスして。
カラスの姿になったクローネLが、合わせ鏡の奥からその姿を現した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鈴木二文字
前回シナリオ
<三羽烏の襲撃2の2>ループ世界に囚われ、無限ループ中です
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
47人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月11日
参加申し込みの期限
2017年06月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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