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コミックヒーローズ ダークナイト・カミング
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■ダークナイトカミング
ズタズタに壊されたホール。
改造車から下りた男は、銃を手に顔を上げた。
ガラス片を踏んで現われる、黒衣のシルエット。
吹き抜けの二階から、『彼女』は相手を見下ろした。
「脱獄騒ぎを聞いたとき、あなたの顔が浮かんだわ……『メアンダー』」
引きつるように笑う、ピエロメイクの男。メアンダー。
「俺はお前の顔を忘れたことはないぜ、『ラグジュアリー』。相棒はどうしたんだい? 一緒に町を燃やして遊ぼうぜ」
ラグジュアリーという名前が気に入っていないのか、『彼女』は片眉を上げて見せた。
そして彼女……
城山 水樹
はかつての相棒、二代目プロディジーを思い出した。
「あなたに関係ないわ。今ここで再びつかまるんだから」
手すりを踏んで飛び上がる。
対してメアンダーは改造車に飛び乗ると、来た道をそのまま戻っていく。
逃がすかとばかりに走り出す水樹を阻むように、サブマシンガンで武装したピエロメイクの男たちが突入してきた。
「邪魔よ」
自らの魂を抜きだし剣の形に整え、握り込む。相手の銃撃をかわしながらかけより、右へ左へと切りつけていった。
一切の外傷が無いにもかかわらず、心を失ったかのようにばたばたと倒れていくピエロメイクの男たち。
外へ飛び出すと、相手のテールランプは既に遠ざかっていた。
何か乗り物を。周囲を見回す彼女の前に、一台のサイドカーが止まった。
真っ黒なスーツに身を包んだ仮面の少女。
桃川 圭花
こと二代目プロディジーである。
「なんでここが……」
「説明はあと、乗って!」
プロディジーに促されるまま、水樹はサイドカーに飛び乗った。
いくつもの自動車をジグザグに追い抜いていくサイドカー。
前方の改造車がルーフウィンドウを開き、こちらにむけてロケット弾を放ってくる。
プロディジーは一言『ふせてて』とだけいうと、片手のパンチでロケット弾を迎撃。爆発が周囲の空気を一瞬だけ奪っていくが、プロディジーは傷一つ負っていなかった。
先代から分け与えられた血と魂は、それぞれ別の力となって彼女たちに受け継がれている。
「ああもう、分かってるわよ。黙ってて!」
誰も何も言っていないのに、プロディジーはうっとうしそうに耳元をはたいた。
一方その頃。
神薙 焔
の操作する輸送ヘリが刑務所上空に到着していた。
シートに腰掛けていた
新田 亮
が、居心地悪そうに頬をかいた。
「本当によかったのか? こんなものまで持ち出して」
「全部あたしの私物なんだから、気にしなくていいのよ。それに……『地獄大佐』が絡んでるならあたしも無関係じゃないしね」
「プロフェッサー・ハカモリとの連絡もついた。この界隈には死体を魔術で操る『グレイブシーフ』という組織が存在するらしい。不死身の力とは、恐らくそのことだろう」
説明する
八神 修
と、それに頷く
椿 美咲紀
。
「けど、よそを拒み続けていたボスたちが急に結託するとは思えないのです。彼らを繋いだ線があるはず」
「『メアンダー』だ。まちがいない」
風雲児 轟
が、拳を強く握って呟いた。
「彼は人の弱さを悪に転向する天才のような男だ」
悪人でありながら、悪そのもの。
「悪とは、『弱い者いじめ』だ。誰もが抱える弱さを、より弱い人に向ける。本当は誰もが悪の心を持っているんだ。だが……!」
轟はヘルメットを被り直し、そしてギラリとバイザーを輝かせた。
「それを打ち砕く強い力もまた、誰の心にもある! 今ここに、それが集まっている!」
五人は頷き、ヘリの扉を開けた。
「彼らの野望を打ち砕く。いくぞ!」
ヘリから飛び出す五人。
インスタント降下装置で減速しつつ次々に刑務所の屋上へ着地すると、ゾンビと悪鬼が群れをなして飛び出してきた。
「待ち伏せか!」
銃を放って牽制するテクノマスター。
プリンセスフローラもロッドを振り回してゾンビを撃退していく。
と、そこへ。
「俺を差し置いてゾンビ退治か!?」
はるか上空から飛来した謎の影が、屋上へと着地した。
いや、不時着した。
それはもう聞こえちゃいけない音と共に血をまきちらし、その重量でもって周囲のゾンビたちをまとめてはじき飛ばしていく。
……が、すぐさま何事も無かったかのように起き上がり、彼……
屍 骸
は首をごきりと鳴らした。
「ハカセから聞いたぜ。腐れやべぇことになってるらしいな」
「デッド・ガイ!」
「ゾンビだけでもイカれてるってのに、地獄の悪鬼だ? 頭がどうにかなりそうだぜ」
「あたしからすれば、そっちの肉体構造のほうがどうかしてるけどね」
一足遅れて着地したガトリングガールが、背中から展開したマルチマイクロミサイルランチャーで周囲のゾンビや悪鬼をばかすか吹き飛ばしていく。
「けど……魔術には科学で、陰謀には勇気で立ち向かうのがあたし流よ。あんたは?」
「大体同じだ」
「勇気か。それなら俺も……負けていられないな!」
かつてのスーツを身に纏った亮……いやオークマンは、漲る拳で悪鬼を粉砕し、ゾンビを掴んでぐるぐると片手で振り回していく。
一方でザ・ストレイトもまた大きく飛び上がり。
「レジェンド級のヒーロー魂ってやつをみせてやるぜ! ストレイト・シューティングスタアアアアアアアッ!」
流星のごとく放たれたキックで、まるで爆発したようにゾンビたちが吹き飛んでいく。
そうしてばたばたと倒れていくゾンビや悪鬼。
だが真の敵は彼らではない。
屋上の床をぶち抜いて現われた巨大な鬼。
不死身の悪鬼と化した地獄大佐である。
「うわー、またデカくなっちゃって」
肩をすくめる焔だが、地獄大佐にはもう聞こえていなかった。
『ぐらがあ』とわめいて周囲のあれやこれやをたたきつぶすばかりで、もはや自我らしい自我も残っていないようだ。
「無敵の力が手に入っても、これじゃあな」
「しかし放置すれば人々を脅かすだろう」
「倒すしか無い、な!」
繰り出される地獄大佐の強烈なパンチ……を、テクノマスターがバリアーを展開して受け止めた。
「とっておきの新品よ、っと!」
焔はリモコンで無人戦闘機を呼び寄せると、地獄大佐めがけて何発ものミサイルを叩き込んだ。
常人なら何回か死んでるような衝撃だが、地獄大佐はくらったそばから治癒を繰り返していく。
「あれが不死身の力ってわけか」
「けど、弱点はある。俺と同じ場所を攻撃できるか」
デッド・ガイは地獄大佐の腕に飛び乗り、そのまま肩へと駆け上がっていく。
振り払おうとする地獄大佐の動きを、プリンセスフローラが巨大な植物のツルで締め付けた。
「今です!」
「さんきゅー」
デッド・ガイの跳び蹴りが、地獄大佐の額。それも眉間にピンポイントで叩き込まれた。
強烈な痛みを感じているかのように呻く地獄大佐。
「ザ・ストレイト。久しぶりにやるか!」
「アレだな、よし」
ザ・ストレイトとオークマンは同時に飛び上がり、拳を引き絞った。
「ストレイト」
「オーク」
「「ダブスルマッシャー!」」
最大強化された二人の拳が、地獄大佐の頭をぶち抜いていく。
崩れ落ちる地獄大佐。
ザ・ストレイトは……。
「二つの組織が生み出した怪物。だがそれが真の狙いか? いや……もう一人いる!」
倒れた改造車から炎があがる。
圭花と水樹はサイドカーをとめ、その光景を眺めていた。
「これで終わり、なの?」
「いいや……まだ終わりじゃあない」
呟きに応えるようにのっそりと車から身を乗り出すメアンダー。
彼は自らの肉体を変異させると、巨大な怪物へと変化した。
「どうだいベイビーたち。イカしたボディだろう?」
叩き込まれる拳がアスファルトを粉砕する。
咄嗟に飛び退いた先にさらなる拳。
直撃を覚悟した二人――を、横からかっさらっていく者があった。
その名もスパイダーシェリフ。
鎌八 まもる
である。
「可愛い子がなんちゃらな時は、なんかしろってね!」
今度もうまい言い回しが思いつかなかったようだ。二人を掴んだまま着地……するとみせかけて。
「ハイヨー、アンバー!」
どこからともなく現われた馬に飛び乗って走り出した。
それを追いかけて走り出すメアンダー。
追撃のパンチが彼らを襲うその直前。陸橋の手すりから一人の男が輝きと共に飛んだ。
花椿 涼太郎
、またの名をロージープリンス!
「やあベイビーたち、映画のオファーをしたいんだ。後で話せるかい?」
「今それどころじゃ。っていうか前前!」
「えっ……」
ロージープリンスをおそうメアンダーのパンチ。
陸橋ごと拉げさせるそのパワーに、ロージープリンスは顔から地面に落下した。
そして……。
「ぼ、ぼくの……僕の美しい顔を……傷付けたねえええええ!?」
顔を押さえて振り返り、巨大な鎌をどこからともなく取り出した。
「それは、地獄の――」
「裁きをうけろおおおおおおお!」
怒り狂ったロージープリンスの鎌が幾度となく繰り出され、メアンダーを八つ裂きにしていく。
倒れたメアンダーはやがて元のサイズへと戻り、呻きながら這いずり……圭花と水樹によって手錠をかけられた。
頭上へやってくるヘリ。
顔を出したザ・ストレイトやヒーローたちを見上げ、二人はまぶしそうに目を細める。
……さて。
ヒーロー譚はこれで終わりじゃあない。
彼らは明日も悪と戦い、正義の力を奮い立たせるだろう。
出会いと別れを繰り返し、成長していくだろう。
だがそのお話は、また今度だ。
すべて語り尽くすには、紙幅が足りなさすぎるから。
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あとがき
担当マスター:
青空綿飴
ファンレターはマスターページから!
みなさんお疲れ様でした
日頃から世間に隠れて超能力を使っていたキャラクターたちの、表だって能力を使って人助けをする姿というのはなかなかいいものですね。
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10人
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10人
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シナリオガイド公開日
2017年03月21日
参加申し込みの期限
2017年03月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年03月28日 11時00分
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