this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
キョンシーにご用心
<< もどる
1
2
3
4
5
…
16
つぎへ >>
【夢に向かって、一歩ずつ】
二人そろってのバイト帰り。
新井 米太郎
と
霧切 翠子
は、桜花寮に向かって仲良く夜道を歩いていた。
「あの……、バイトに付き合わせちゃってごめんなさい、先輩」
ことあるごとにあちこちのガラスを割りつづけて、米太郎は現在、借金の返済に追われている。
「ううん。早く全額返済できるといいわね。大丈夫、私も全力で応援するから!」
翠子が、励ましの言葉と笑顔を米太郎に向ける。
もちろん、本日のバイト代も、割ってしまったガラス代として消えていく。
それでもこうして肩をならべて歩く相手がいるなら、前向きな笑顔だって浮かべられるというものだ。
翠子の気持ちがうれしくて、米太郎もはにかみながらうなずいた。
「さ、最近は、ガラス全然割ってないんですよ。本当! 本当ですよ!」
「うん! この調子で返していこうね!」
なごやかな気持ちで歩く二人の前方に、不審な動きを見せる影がある。
「あれ……? あの人、どうしたんだろう。キョンシーみたいな動きかたして……」
その人物に、先に気がついたのは翠子のほうだった。
「え? ……って、なにかな、あの跳ねてるのは。こっちに来るような……」
翠子に袖を引かれて、米太郎も眉をひそめた。
「テレビとかだと、キョンシーに噛まれた人は同じようにキョンシーになって、次々人を襲っていくのよね」
二人が足を止めて見つめる先で、通行人の学生らしき人物が、怪しい人影にぶつかった。
「あっ」
思わず声が漏れる。
「増えた!? な、なんかヤバそう……かもっ」
キョンシーに似た動きを見せる人物が、二人に増えた。
シーサイドタウン駅に向かうキョンシーたちは、次々と犠牲者を増やしていく。
「これって本当にキョンシーなんじゃない? しかも、触れるだけで増えていくみたいだし、とってもやっかいだよ……」
しかもこの先、駅方面には人も多い。
「……先輩。下がって」
翠子を巻き込みたくなくて腕をつかむ米太郎を、彼女はそっと押しとどめた。
「待って、こーくん。このまま駅に突っ込んでいったら大変なことになっちゃう」
翠子の胸に、どうにかしなくてはいけないという強い気持ちがわいた。
翠子は、自身のろっこん『バジリカ』を発動させると、米太郎と手をつないだまま、キョンシーの群れに駆け寄った。
『バジリカ』が発動している間は、翠子の周囲5メートル以内に、非日常現象が入り込むことはできない。
翠子が近づくことで、もしかしたらキョンシーたちははね飛ばされてしまうかもしれないと考えたが、どうやら人をキョンシーたらしめている呪いの部分だけが打ち消されてしまうようで、人々は次々と正気に返ることができた。
「……あれ、駅はどっちだっけ」
「少し頭がぼうっとする。疲れてるのかな」
そんな声が上がり、落ち着きを取り戻した人々は、しっかりとした足取りで歩み去った。
ほっと息をつく翠子の手を、米太郎がぎゅっと握る。
彼が翠子の身を案じてくれている、そんな気持ちが手のひらごしに伝わってくる。
「キョンシーがかたまっている間に対処できてよかった。もう他にはいないのかな?」
「……いない、と、いいですけど」
「向こうの方から来たわよね。様子を見に行こうよ」
翠子が、桜台方面を指さす。
「はい、でも、離れないでくださいね」
寝子島を守りたい気持ちはどちらも同じだ。
二人はそのまま、桜台目指して歩き始めた。
【見ちゃった人たち】
キョンシーの姿は、桜花寮の部屋の窓からよく見えた。
「……キョンシーごっこ?」
窓の外をながめて、
八雲 陵平
は首をかしげた。
ホラーやオカルトには興味のある陵平も、まさか近くに本物が実在しているなどとは考えるはずもない。
「近くで肝試しでもやっているのでしょうか」
それなら、自分もこっそりのぞいて、ホラー気分を味わってみてもいいかもしれない。
そう考えた陵平は、軽い足取りで外に出た。
玄関を出てしばらく歩いたところで、同じようにキョンシーを目撃していた
鎌瀬 棗
に会った。
ポニーテールが活発な印象を与える、同じ寮の先輩だ。
「こんばんは。お散歩ですか?」
「ちがうよ! うち今、すっごいの見ちゃったの~っ」
目を丸くしてぶんぶんと両腕を振る。
「もしかして、キョンシーですか」
「そう! なんなんだろうね? 流行りの遊び?」
「どうなんでしょう。僕は少し気になって様子を見に来たんですが。……どのみちもう暗いですから、先輩は気をつけて帰ってくださいね」
「えっ、や、うん。おっけー。お互いにねっ」
照れて後ずさった棗は、すぐに手を振り、駆け出した。
「じゃっ、またね~!」
そのまま桜花寮の手前まで戻ってきた棗だが、辺りを見回して、足を止めた。
「ん~……、どうしよっかなぁ」
棗を気遣っていた陵平のほうが、よほど華奢な見た目をしていたことに、今更ながら気づいたのだ。
「いい年した大人が夜間にキョンシーごっこって、明らかに怪しいし、心配だよね?」
くるりと向きを変えて、棗は元来た道を戻っていった。
「やっぱり、うちもちょっとだけ様子を見てこよーっと」
<< もどる
1
2
3
4
5
…
16
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
キョンシーにご用心
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
ホラー
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月23日
参加申し込みの期限
2013年05月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!