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寝子島高校
【ホワイトデー】学生達のWhite Day!
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色々と盛り上がる寝子高の放課後。そんな中、ちっぱい胸を痛めながら校舎を縦横無尽に走り回る女の子がいた。
「ユウくん達が男女関係なくキャンディを渡しまくっている?! これって前回のののこちゃんと同じパターンじゃないですかーっ!!」
ポニーテールを風に揺らし、ウエーンと泣きながら
鬼河内 萌
は廊下を全力疾走。彼女の板のような可哀想な胸には、色々な感情が混ざり合っていた。
バレンタインにユウに
本命カレーチョコを渡した
萌。そのお返しは欲しい。勿論欲しい。が、しかし。
(あんな『その他大勢キャンディ』は嫌ぁ!!)
もしユウにバッタリ会って、「お返しだ」と無造作に袋のキャンディを渡されたら……悲しすぎる事この上ない。
だから、萌は決めたのだ。絶対に自分からユウにお返しを貰いには行かないと。それどころか。
(むしろユウくんから逃げる!)
十把一絡げにされるくらいなら会わない方がマシだ。
バレンタインに続き、萌の『ユウくんからホワイトデー逃げ切っちゃうぞ作戦』が発動された。
ここで寝子高をダンジョンマップ風に見てみよう。
・ユウと
南波 太陽
が北校舎2Fに現れた! 萌は慌てて職員室に飛び込んだ→
桐島 義弘
に遭遇。先生から痛恨(数学)の一撃!
・ユウ達は通り過ぎていった。フラフラの萌は家庭科室に入った→カレーを食べ、体力回復(なぜカレーがある)
・萌は保健室に現れた! →計測の結果、胸が小さいままでショックを受けた
・萌は体育館に現れた! →舞台のはしっこで、不敵な笑みを浮かべている
校舎をくまなく移動するユウと、ピコピコとドット仕様で逃げ回る萌。しかし萌はハタと気付いた。
(いけない、ののこちゃんにお返しをしないと)
バレンタインでの『ののこちゃんの友チョコ配布作戦』で、萌はののこからチョコを貰っていたのだ。ドット姿の萌は、食堂へと方向転換した。
「ののこちゃ~ん!」
たくさんの生徒で賑わうお菓子パーティ。萌はその真ん中にいるののこに大きく手を振った。
「おー、萌ちゃん! お菓子一緒に食べよー」
にししと笑いながらののこが山盛りのお菓子を萌に差し出す。萌は遠慮無くクッキーを1つつまんだ。
「ん……ありがと。でもボクからもお返しがあるんだ。カレー味(甘口)のキャンディだよ」
そう言うと萌はののこにキャンディが入った可愛らしい袋を差し出した。
「カレー味! すっごーい!」
キャッキャとののこがはしゃぐ。萌はののこにこのキャンディの美味しさを説明していたが、食堂が一層騒がしくなったのに気付き、ハッと顔を上げた。
その視線の先にはユウと太陽の姿。キャンディ配り隊は食堂まで辿り着いたのだ。
「ゴメンののこちゃん、ボクもう行くね!」
パッと踵を返し、萌は食堂の出口に走り出す。顔を伏せ、ユウに分からないように。しかしその脇をすり抜けようとした時、頭上から声がした。
「あー、鬼河内いたーっ!」
「えーっ?!?」
思わず顔を上げればユウがギンッと萌を睨んでいる。萌は反射的に脱兎の如く逃げ出した。
「ちょっ、待てよ! ……南波先輩、少しはずしますっ」
ユウの声が気配が背後でする。萌は本気で走り出した。
「待てって!」
「いやーっ!」
廊下で繰り広げられる逃走劇。運動は得意な萌だが、いかんせん小柄でユウとは体格差がありすぎる。少しずつその距離を詰められ、とうとう萌は校舎の隅で捕まってしまった。
「おま……きょ……俺から……逃げまくってた……だろ」
萌の腕を掴まえながらゼーゼーとユウが言った。
「知って……たの……? ……ユウ……くん」
こちらも息を乱しながら萌が答える。ようやく呼吸を整えたユウが体を起こした。
「目の端にちらちらとお前のポニーテールが入りゃ、嫌でも気付くだろ普通。何で逃げてんだよ」
「何でって……」
そんな事言える訳がない。頬を赤くして黙ってしまった萌に肩を竦めると、ユウは上着のポケットから包みを取りだした。
「ん。バレンタインのお返し。キャンディだ」
「ボクに?! これ、みんなに配ってたやつじゃない?」
「こんなの配ってたら俺破産するっての」
にししっと笑いながらユウが萌に手渡す。それは確かに可愛らしく包装されていて、その他大勢の物ではなさそうだった。
「……うへへ~☆」
受け取った萌は嬉しさの余り腰が砕けそうになる。それを慌てて引っ張りあげながらユウが言った。
「お前のチョコはスゲー味がしたぞ」
「萌特製カレーチョコだよ?! あ、カレーと言えば……」
そうだと萌はポケットから飴を1つ取りだした。
「これはね、カレー甘口味のキャンディだよ。ののこちゃんにもあげたんだ」
「またお前は変な物を……」
「これも絶対美味しいから! 食べてみてよユウくん!」
お目々キラキラで勧められ、ユウは訝しがりながらも飴を口に放り込む。そして……カッとその目を見開いた。
「美味しいでしょユウくん?」
覗き込む萌に、ユウは鬼の形相で答えた。
「か………辛ぇーーーーーっ!!!!」
「えーーーっ?!?」
萌はびっくりしてポケットに残っていた飴を見て叫んだ。
「これ、ののこちゃんに渡したのじゃない!」
「ひゃ、ひゃんはほーっ」
もうユウは口も唇も熱くてまともに喋れなかった。それはそうだろう。萌が渡したのは、辛さも刺激も100倍のカレー地獄味キャンディ。もしユウがお返しを忘れていたら無理矢理喰わせてやろうと持ってきた物だったのだ。
「ご、ごめんユウくんーっ」
「ひょひゃえほへひはんほふはひがあっへ~」(※お前俺になんの恨みがあって~)
トラブルメーカーの2人に相応しく、ちょっと甘くとても辛いホワイトデーになったのであった。
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担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
恋愛
定員
1000人
参加キャラクター数
44人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年03月05日
参加申し込みの期限
2017年03月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年03月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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